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どうも皆さん、主です〜

わざわざ出てきちゃいましたー

皆さんいつも沢山のハートありがとうございます!

まぁ、それだけなんですけどね〜

やっぱ感謝って大事じゃん?って感じで〜

引き続き頑張って行きます〜








コツ、コツと暗い部屋に数人の足音が響く。


地上の和風な造りとは打って変わって洋風な、まるで中世の城にありそうな階段だ。


ら 「 こんらばひょがあったなんれ… 」


ぺ 「 らっだぁまだ治ってないの?w 」


ら 「 …しゃあないれしょ!  」


バカにしやがって、覚えとけよ…



階段を降り切ると大きく開けた空間に出た。

洋風で洒落ていて、アンティークな家具などが置いてある。


趣味の悪いような派手さでもなく何処か落ち着く。


そして、その広い空間の一角にある扉を開け、廊下を進む。


コ 「 ……ここだよ 」


扉を開けると、白いベッドに沢山の点滴のチューブを付けられたみどりが横たわっていた。


ら 「 みどり…? 」


普段俺を見つけるとすぐ駆け寄ってくるみどりだが、今日はずっと反対側を見たままでこちらを向かなかった。


ら 「 やっぱ怒ってる、よね… 」


み 「 ……… 」


ら 「 俺、暴走して皆に迷惑かけて…ごめん…っ 」


言葉をなぞるだけなのに自然とまた涙が溢れそうになる。


泣くな、弱虫。


許して貰えるわけなんて元々無いんだ。


皆俺が泣くからしょうがなくそう言ってるだけで、別に……


駄目だ、マイナス思考が止まらない。


ら 「 ごめんっ、なさい……っ 」


み 「 …ラダオクンハワルクナイ 」


ら 「 でも…っ 」


み 「 デモジャナイ 」


み 「 ミンナユルシテルシ、オレもオコッテナイ」


少しの安堵も、どうせ、という不安に変わってしまう。


み 「 ソレヨリ、ゴメン 」


ら 「 え? 」


み 「 オレがヨワイカラ、ラダオをトメレナカッタ 」


ら 「 違う、みどりは弱くないし俺が―― 」


み 「 オレがヨワイカラッツ!……グチツボをマモレナカッタ……ッツ 」


何か凄く悔しそうにそう普段は見せもしない剣幕で勢いよく言い放つ。


ぐちつぼを守れなかった…?


ら 「 何があったの…? 」


み 「 ラダオクンがミッカカンネコンデルアイダ… 」






みどり視点


コ 「 これで2日目か… 」


ぺ 「 ぐちつぼが麻酔強くし過ぎるから… 」


ぐ 「 しゃあないだろ!…まぁ反省はしてるけど… 」


らだおくんの暴走を止めてから2日、皆常にらだおくんの事を心配していて、1日中口を開けばらだおくんの話ばかりだ。


ぺいんとなんか、ずっとらだおくんのベッドの横で様子を見ている。


大半が2日前の出来事で怪我を負っているがぐちつぼやコンちゃんなどの後衛は食らっていない。


そして、オレもだ。


皆、ちゃんと戦って怪我してるのに、オレは何もしてないから怪我すらしていない。


もっとオレに力があれば、誰も怪我せずに済んだかもしれないのに……


コ 「 この間の件の調査も行かなきゃなんだけど、誰か行ける…?俺3人の看病もあるから… 」


この間の件、というのは、前に誰かが操られていた件の事だ。


…操られていた人の名前は覚えてない。


コンちゃんしか薬系は分からないのでコンちゃんは行けない。


と、なると、怪我していないオレとぐちつぼが行くことになるだろう。


み 「 オレイク 」


ぐ 「 俺も行ってきますね〜 」


荒廃した街を歩く。この国は数百年前に滅びてしまっていて、まともな街なんてない。


2人で特に何か言う訳でもなく、歩いていると大きな建物の前に着いた。


ぐ 「 でけぇショッピングモールだな… 」


み 「 ショッピングモールッテナニ? 」


ぐ 「 あー…国が滅びる前にあった沢山の店があった建物だよ 」


み 「 フーン… 」


前に洗脳らしきことをされてた人が最後に意識があったのがここら辺だったらしく、周辺の怪しい建物を調べる為ここに来たらしい。


建物の中は酷い荒れ用で、何かが刺さった様な跡や、何かの爪の跡の様な物、そしていつのものか分からない染み付いた赤黒い液体の跡があった。


暫く歩いていると、スッと音がした。


ぐ 「 上ッッツ!! 」


上から照明が落ちてきていて、慌てて能力を使いながら避ける。


そして間髪なく頭にビニール袋を被った変人が天井に空いている穴から降ってくる。


腰の銃を引き抜き発砲するが、空中にもかかわらず避けられた。


ぐ 「 何者だ! 」


「 さぁ?誰でしょうね! 」


そう言ってソイツはぐちつぼに殴り掛かる。

そしてぐちつぼはそれをすかさず避けて、能力で反撃する。


スッ


み 「 ウシロ! 」


ぐ 「 っ! 」


ぐちつぼは背後から放たれた矢を植物でガードした。


み 「 モウヒトリイル…ケド… 」


気配が全くしない。足音すらしない。


何処だ…!?


スッ


み 「 ッッツ! 」


考える間もなく矢が飛んでくる。先程とは飛んできている位置が違うので毎回移動しているのだろう。


見たところ矢には能力が使われていないようなので、能力を使い続ければオレは大丈夫だが、ぐちつぼは違う。


オレの能力は生き物と能力の使われたモノ、自分が意識したモノ以外を透過するという物だから能力の使われていない矢は効かない。

ぐちつぼと一瞬目配せをする。


ぐちつぼが袋の人を引き受け、オレが弓使いを引き受ける。


オレは直接殴りかかられると普通にくらうので、袋の人とは相性が悪い。


だが、それはぐちつぼも同じで、本来彼は前と同じなら後衛だ。近接戦はきついはずだ。

早く終わらせないと…


と言っても、弓使いの姿が見えない。


スッ


今度はオレを狙っている。


矢は効かないので、そのまま飛んできた方向に走る。すると、黒い猫耳のフードを被った人が弓を持って走っていた。


バンッッ


み 「 チッ…… 」


発砲したが避けられた。


そのまま追いかけ、先程居た1階から3階程まで上がった。体力がないのできつい。


み 「 エグッ… 」


先程とは違い何本も素早く撃ってくる。


しかもその一つ一つがしつっかり狙われたものであり、オレじゃなかったらやばかっただろう。


「 ッッツ…!? 」


相手はオレが矢を透過したのを見て驚いているように見えた。


まぁ矢貫通してたらビビるかもナ…


時々ぐちつぼの方へ流れる矢を撃ち落としながら隙あらば相手を撃つ、を繰り返していると気づけば銃弾が無くなっていた。


それに相手も気づいたらしく、弓を背中に収め、こちらに近付いてくる。


接近戦はまずいので逃げるが、体力不足や能力の使い過ぎですぐに追いつかれてしまった。


み 「 ングッツ……ガ、ハッ……… 」


首根っこを掴まれ3階から1階に一気に叩き付けられ、首を絞められる。


ぐ 「 みどり! 」


ぐちつぼが鋭く尖った枝を飛ばし、それを避けるために首を絞めていた相手が下がる。


「 油断禁物! 」


ぐ 「 ヤベ――― 」


凄まじい音と衝撃がする方を見るとぐちつぼが袋の人に蹴り飛ばされて壁に埋もれている。


そして、袋の人は追い打ちをかけにそれを追いかけている。


み 「 トメナイト……ッ 」


止めに行かなきゃなのに、先程の衝撃で身体が動かない。それに、能力もこれ以上は無理だ。


動け…!


力を振り絞り、立ち上がる。そして、瓦礫の破片を投げつける。


み 「 コッチ、ダ…! 」


ぐ 「 ナイス…! 」


相手が気を取られている内にぐちつぼは姿勢を建て直し、袋の人に攻撃を仕掛ける。


スッ


しまった、弓使いを見失っていた……


何処からだ?分からない、もう能力を使うしか……


み 「 ガハッッツ… 」


能力の過剰使用によるオーバーヒートで吐血する。 


み 「 ッツ! 」 


咄嗟に護身用のナイフを抜き、相手の攻撃を防ぐ。


先程まで弓を使っていた黒い猫耳フードの人がオレのよりも幾つか刃渡りの長いナイフで斬りかかってくる。


能力を使うも、攻撃の合間に蹴りや殴りを入れてくる為、それを避けたり防いだりするので精一杯だ。


このままじゃまずい……


そう思っていたその時。


ぐ 「 みどりくん、ごめん…っ! 」


嫌な予感がした。


ぐ 「 お前だけでも…… 」


み 「 ダメ!ヤメテ! 」


ぐ 「 …テレポートッ―――― 」



眩さに目を閉じ、再び開くとそこはアジトの前だった。


み 「 ソンナ…グチツボ…ッ 」


そこで俺の意識は途絶えた。

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