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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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𝑷𝒓𝒐𝒓𝒐𝒈𝒖𝒆

今は夜の3時。

殆どの子供達が眠りにつき、夢を見ているだろう。

静かな夜の森に、男の悲痛な声と足音が響く。

『お、お許しをっどうか、どうかっ…!』

必死に命乞いをする男の声はみっともない程震えている。

男の額には汗が、瞳には涙が浮かんでいた。

そんな男に一人の小柄な青年が近づいて行く。

泣いている男とは対照的に、青年の表情からはなんの感情も読み取れない。

まるでよく出来た人形のようだ。

月明かりに照らされて、橙色の髪がキラキラと輝いている。

『中原幹部、お許しを…!!』

男は命乞いを続けるが、残酷にもその後拷問され、死ぬ運命にある。


男はある大きな組織の裏切り者だった。

どうせバレないだろうと調子に乗り、他の組織へと情報を売っていたのが上司にバレてしまったらしい。

その上司は仕事も気遣いもよくでき、部下からの信頼が厚かった。

仲間想いの優しい上司。

だが、裏切り者には容赦がない。

なんの躊躇もなく拷問室へ連れて行き、ある程度の情報を吐かせたら殺す。

仲間想いの優しい上司と言うのが嘘のようだ。

否、彼は本当に優しいのだ。

寧ろ優しすぎる程だ。

昔は殺しを躊躇したし、裏切り者を殺すときも、其の顔は悲しそうに歪められていた。

では何故、この様になったのか。

其れは、彼の残酷な過去が関係している。


これから彼の悲しい過去を教えてあげよう。


ん?そんな事できるのか、って?

嗚呼、出来るさ。

だって俺は、彼奴の事を1番長く、1番近くで見てきたのだから。



✄————————————–


終了です!!

リハビリなのでかなり下手ですみません!!


そしていきなりですがクイズです!

このお話の語り手は誰でしょうか?

勘のいい人なら最後の文章で気付いたかも…


次のお話にプロフィール載せるのでその時に答え合わせです

楽しみにしていてください!

では、ご視聴ありがとうございました。

さようなら!


優しい彼に救済を

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コメント

5

ユーザー

太宰さん…?文章書くの上手すぎる!!

ユーザー

毎回文章の構成が神ってらっしゃる(?)

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