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knshk
多分同棲してます
※激甘注意
カーテンの隙間から日が差し込む。今は何時だろうか。スマホを確認する気にもなれず、寝返りを打つ。
隣では、シャークんがまだすやすやと寝息を立てながら眠っていた。ぴょこんと跳ねた髪の毛を手で撫でる。ふわふわしていて心地良い。
「んん……きんとき…?」
「あ、おはよう」
「起こしちゃった?」
「ぃや…だいじょーぶ」
寝起きもしくは昨日の夜のせいか、彼の声はちょっぴり枯れている。ちょっとやりすぎたかな、なんて思いもしたけど可愛いから仕方がない。絶対に。
「体痛くない?」
「ちょっといたい…かも」
「そっか」
「まだ寝てていいよ」
「わかったぁ……」
また眠りに落ちようとする彼の為に、ふとんをかけ直してやる。ベッドサイドのペットボトルが、気づけば空になっていた。新しいのを持ってこようと起き上がる。
ベッドを出ようとすると、服の裾をつままれた。振り向くと、顔を赤くしたシャークんと目があった。
「まだ、となりにいて……」
「…ふふっ、いいよ」
ペットボトルを置いて、またベッドに潜り込む。かわいい彼女に寄り添うように寝そべった。
「何、今日は甘えたさんなの?」
「なんか、さみしくって」
「大丈夫、ずっとそばにいるから」
背中に腕を回して抱きしめる。小さな彼の体は、すっぽりと胸の中に収まってしまった。
顔を見れば、耳まで赤くなってしまっている。なんとも可愛い。
「……き」
小さな声で、なにか呟いている。小さすぎて聞き取れない。
「ん?なんか言った?」
「…だ、だいすきって、いった……///」
何だこの生物は。可愛い。破壊力がありすぎる。正直今すぐ食べてしまいたい位だけど、流石に我慢する。
「ねぇ、そんなこと言われたら今から襲いたくなっちゃうんだけど」
「なっ……さすがにあさはやめろって…!」
さらに顔を赤くしたシャークんは、とうとう布団に潜り込んでしまった。
「ちょっと、出てきてよ」
「先に始めたのはシャークんでしょ?」
呼びかけても出てこないし、引き剥がそうとしても引き剥がせない。困ったな。これじゃあ可愛がれないじゃないか。
「きんときが…きんときがあんなこというのがわるい……」
布団の中から、くぐもった声が聞こえてくる。
「ごめんって、流石に今はしませんよ」
もぞもぞと布団が動き、彼が顔を覗かせた。
「ほんとに?」
「ほんとだよ」
シャーくんがゆっくりと布団から出てくる。そして、そのまま俺に抱きついた。
抱きしめてくる腕に、少しだけ力が込められる。恥ずかしがり屋な彼なりの愛情表現がたまらなく愛おしい。
「ねぇシャークん」
「ん?」
「だいすき」
「……しってる」
「おれ、もういっかいねたい」
「いいよ」
「おやすみ」
「ん、おやすみ」
彼は目を閉じると、すぐに寝息を立て始めた。目の下の隈もひどいし、もう少し寝かせてあげよう。起こしたくはないからもう一度一緒に寝ることにした。
可愛い寝顔を見ると我慢できず、顔を近づけておでこにそっとキスを落とした。
偶にはこんな朝も悪くは無いかもしれない。彼の事を見つめているうちに、自分も眠りに落ちてしまった。