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『確かに…!セバスチャンの言う通りかも!』
『あ、でもセバスチャンは全然飽きないから早く死んじゃダメだよ?いいね?』
「あぁ…」
そんなに目を輝かせるな…
オレはお前が憎いし、嫌いだ
さっさと死ねばいいのにとも思ってる…
でも最近変なんだ…
お前を見てたら…
どうしても…どうしても…
可愛く見えるんだ…
信じたくないけど…
オレ自身にも分からない…
なんでお前がそんなに可愛く見えるのか…
『セバスチャン♡』
その声を聞く度にドキドキするんだ…
でもオレはこんな気持ち捨て去りたい。
こんな自分に嫌気がさす
いつからオレはこんなふうになっちまったんだ…
ランダル視点
わたしはセバスチャンを心の底から愛してる
もちろんペットとして。
でもセバスチャンは、私が今まで飼ってきたペットの中でも一番飽きないペットなんだ。
可愛いし、何しろずーっと外に出たがってる。
何やっても無駄なのにね!
そんなセバスチャンを見るのが好きなんだ〜
ふふっ、そういえば最近セバスチャンがね?
夜な夜なトイレ行ってなにかしてるんだ〜
もしかしてセバスチャン便秘なのかな?
可哀想に〜
ま、わたしもなんだけど。
セバスチャン視点
あぁ…もう我慢できない…。
最近オレは夜な夜なトイレで自慰行為をしている。
オカズはもちろんあのガキだ。
なんで一緒に風呂入ろうとしてくるんだ…!
襲ってないだけ感謝しろよ…!
クソ…!
そう思いながら手を動かすオレはこの世で1番最低な野郎だと思う。
もう30歳なのに。
あんなガキごときを好きになるなんて。
嫌いなはずだった。憎いはずだった。
でもそんな気持ちより
好きだって思う気持ちの方が強かった。
こんな自分があいつより嫌いだ。
自分の欲に溺れて。そのくせ失敗したら自分は悪くないと言い張る自分が。そんな人間になってしまった自分が大嫌いで…醜くて…
そんなオレを愛してくれるあいつが好きだ。
でもこの気持ちをあいつに伝えたら、
きっとオレは今のオレじゃなくなる。
オレはまだそこまでの勇気が出なかった。
今のオレのままでいたい。って思った。
だからこんな気持ち捨てたい。
忘れたい。
早く自由になりたい。