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「友達を宣言してから」
帰宅した鹿紫雲は、風呂、飯……色々終わらせてベッドに体を預けた。戦闘で疲れ果てているはずなのになぜか寝付けない。心なしか胸が痛む。いつもなら五分あればぐっすり寝ているのに。──
グダグダしていると深夜になり、いつの間にか寝れていた。
朝、目を擦りながら教室に入ると。
「はよー。眠ぃ…」
「睡眠不足か。」
「うーん…なんか寝れなくてよ。」
宿儺は不思議そうに首を傾げながら、授業中も横目で眠そうな鹿紫雲を見つめていた。何かあったのだろうか。
昼休み。周りは食堂に行く声、友達と一緒にご飯を食べに行く声などが響き渡る。鹿紫雲は眠気に負けて寝ていて、全く起きる気配がない。宿儺はのんびり窓の外を見ている、腹は空いていない。ふと気になって視線を戻すと、机に顔を突っ放して寝ている鹿紫雲が居た。
「……」
視線が釘付けになる中、起こしに行こうと立ち上がった。ぎこちなく背中を揺さぶって起こそうとする。
「…おい、起きろ。昼だぞ。」
「………」
「おい。」
「…ん……?あとごふん、…」
「起きろ。」
全く起きる気配がない様子に少しイラつく。机の前に回り、鹿紫雲の頭を少し強い力で叩いた。友達だからこれくらい大丈夫だろう。
「…あだ、…っ…!…ん…今何時、…?」
「…やっと起きたか。昼だ。」
「昼…?嘘だろ、腹減ったー…」
起きた様子に、少し宿儺の表情が柔らかくなった。隣の席に座り、腹を空かせた鹿紫雲に、いらないおにぎりをあげながら昼休みを満喫した。
そうしてまた、親しくなっていく。
コメント
1件
うわあ第2話も尊すぎる…!!!😭💕 宿儺が鹿紫雲を起こそうとしてるシーン、ぎこちないのにちゃんと面倒見てるところがまじで心臓に悪い…! 「友達だからこれくらい大丈夫」って自分に言い訳しながら頭叩くの、恋愛の始まりじゃん?!って叫びたくなりました。 おにぎり渡すとことか、一緒に昼休み過ごすとことか、日常の空気が甘くてたまらん…次も絶対読むっ🌸