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狼…?イフリート…?だとしたらご主人はいずこへ…? というか捨てられた軍基地にイフリート……有無でコールドスリープでもしてたのかしら…。 最初の部屋も総統のお部屋っぽかったし……何があったんだ…。 続きが気になるなぁ…。
...え?めっちゃ好き、、あぁぁぁぁ!好きっっ! この狼、、もしかしてだけど、イフリート?かな...て、考えると2人は記憶がなくなってる、? 考察すんのめっちゃ楽しいです。 楽しみにしてますっ!無理せず頑張ってくださいっ!!
前回の選択により、ダクトルートへ進みます。▼
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ut side
ut「 ダクトならあんま見つからん気がするしええんちゃう? 」
tn「 …確かにせやな、開けれるか試してみるか 」
ut「 へーい 」
そう会話を交わしながらダクトに入れるか試してみる
運良く鍵等は掛かっておらず、とんちが引っ張ったらダクトに入る入口が完成した
tn「 はぁ〜……硬すぎやろこれ?!?! 」
ut「 え、そんなに硬かったん? 」
tn「 硬い 」
ut「 えぇ……ならとんちゴリラやん… 」
tn「 あ”??なんか言ったか??? 」
ut「 …ナンモイッテナイデス…ハハ…… 」
トントンがまじもんのゴリラだということとダクト内を見ると埃っぽいが通れる道があったことだけは判明した
これだったらこの部屋から脱出出来そうやな!
ut「 ほな先入らせてもらうでー 」
tn「 あ、おいおまッ?! 」
ダクトを通るということは潜入時しかやったことないしあまり得意ではないが…
上手くダクト内へ侵入することが出来た、流石鬱先生イケメン(?)
ut「 ふん、僕は誰の手も借りずに入ること出来るんですぅー 」
tn「 いやそれは予想しとったけど 」
ut「 エ??? 」
ut「 …てか、とんちはよ入ってこんの? 」
tn「 あ、いや… 」
ut「 あ、もしかして入れないとか?やっぱデカいもんなぁ〜羨ましいわw 」
ut「 入りづらいと思うけどはよ入ってきてほしいなぁ〜…埃っぽくて鼻ムズムズし始めてきたんよ 」
tn「 …あ”ーはいはい、分かりました入ります 」
ut「 wwwwwww 」
そしてとんちもダクト内へ入ることが出来た
何か彼処の部屋から荷物を持っていってたが……まぁええやろ、
てかせっっっっっっっっっま?!??!!
ut「 いや狭すぎん??!?!?!?あととんち割り込もうとせんといてや!!! 」
tn「 いやお前変な場所着くやん 」
ut「 いやんなことないしぃ?!?!?! 」
tn「 てかはよ進まんともし敵とか居ったら気付かれんで 」
ut「 うぐ……なら後ろへ下がってくれませんかトントンさーん??? 」
tn「 え?これでもいけるやろ 」
ut「 いやいけないんですけどおおおおおおおおおお?!?!??!? 」
わからない方へ説明しよう!
こんなに狭いダクト内なのにトントンとか言うこの豚野郎が僕が遅いからって割り込もうとしてきたんですよ?!?!??!?
しかも僕がうつ伏せになって匍匐前進しながらいこうと思ってたんにこのやろおおおおおおおお!!!!!
はぇーコイツまじで童帝やわ、ほんまにモテへんのもこれか笑
……いやコイツ顔も性格もええ方だわこれモテるわ()、前言撤回(?)
てかうつ伏せ状態で跨ごうとしてくるんやけどこの豚ゴリラ野郎!!!
お前順番ってもんがあるやろうが!!!(?)
ut「 あの……まじでどけてくれん??? 」
tn「 いや行けるやろこれでも 」
ut「 お前身体デカいんやて!!!進めへんねんて!!! 」
tn「 あ、そういう?すまんすまん… 」
そう僕に言いながら彼は後ろへ下がってくれた
ほんま……頭いいし真面目ではあるんやけどコイツ…たまに脳筋になるんはやめてほしいわ…
おもろいけど、おもろいんやけども!!!!
内心そう思いながらダクト内を進み続ける、勿論匍匐前進で
色んな場所に繋がっているダクトであるため、物音を立ててしまうと誰しも気付いてしまうはず
なのにいくら物音を立てても人がいない、というかそもそも生き物さえ居ない気がする
そりゃあ軍隊が使う基地だとしても流石に……ね、あまり使われていない様子やから動物たちの住処になってても可笑しくはないんやけどな…
tn「 流石に動物が侵入するとかはないやろ 」
ut「 えぇー…?まぁ確かにそんな事例はない記憶なんやけど… 」
tn「 あ、ここから降りれるんちゃうん? 」
ut「 ほんまやん、しかも廊下や!ラッキー♪ 」
tn「 はぁ…、油断だけはすんなよー 」
ut「 分かってる分かってる♪ 」
そう彼に注意されながらダクトから出ようとする
が、足を踏み外してそのまま落っこちてしまう、まじでかっこ悪くて恥ずかしい
生憎怪我は見当たらないが、尻が痛い……ほんまに竹刀でケツバットされた時みたいにむっちゃ痛い(?)
?「 うぅ 」
ut「 んぁ? 」
ut「 ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ?!???!?!?!?!?!??!? 」
tn「 おま、うるさいわまじで!!! 」
ut「 いや、た、たすけてやまじで!!! 」
tn「 何があってんって… 」
ut「 お……、お… 」
tn「 お? 」
ut「 狼が居るんやって!!!!!!!!!!嫌やまだタヒにたくないせめて女の腹の上でタヒにたい!!! 」
tn「 屑や 」
ut「 あーーーーータヒぬ前にクッソ可愛い俺のいう事なんでも聞いてくれる浮気に寛容な奥さんを持って隠れ家的パン屋やりたかったァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!! 」
tn「 カス 」
ut「 そんな事言わんでや!!!てか助けてやまじでタヒにたないんやけどぉぉぉぉ!!!!!! 」
tn「 いや、襲ってへんでその狼 」
ut「 はぁ?!んなわけないやんそんなお人好しみたいな狼居るはずない……って… 」
ダクトから降りた瞬間、待ち伏せていたようにその場で座っていた狼は此方を見つめるだけで襲ってこようとはしなかった
あまりにも躾けられているような、主を待ち続けている犬みたいだった
ut「 …ほんまや 」
tn「 慌てすぎやねんてお前、てかこの狼かわよ、もっふもふやんけ 」
ut「 お前はもうちょい危機感もてや… 」
tn「 いや、この狼敵対せんしもっふもふやん、触らんほうが可笑しいやんけ!!! 」
ut「 もうお前とろけとるやんけ早すぎるんやて!!! 」
tn「 動物かわええやん、あーもうずっとこの子さわりたい、いやされる……♪ 」
ut「 あかんわもうコイツ 」
もっふもふやんとずーーーーーーっと呟きながら赤色の彼は狼を触り続けている
僕とかには冷たいのに動物には甘いこのおっさんまじでなんなん
いや動物に甘い部分は人のこと言えへんわ、僕もうさぎさんもふもふしてまう
ってこれはよ逃げなやばくね???一網打尽じゃね???
ut「 てか此処からはよ離れなヤバない?! 」
tn「 いや大丈夫やと思うで 」
ut「 エ??? 」
tn「 人の気配全然せーへんし、多分おらんと思うわ 」
確かにこんなに騒いでたら流石に今頃人集まるよな、それに気配感じるのもあんま得意ではないんやけど確かにせーへん
多分……本当に”捨てられた軍基地”なのだろう
戦争とかで此処も侵略されていって離れなければならなかったのだろう
それなら最初の部屋が少し散らかっていたのも納得がいく
ut「 …もふるん後でにして先散策せなあかんやろ、トントン 」
tn「 ……ほんまや、どこ行こ 」
ut「 適当にそこの部屋……って言えばええんか分からんけどそこ入るか? 」
tn「 そうするか 」
そう会話を交わしながらトントンは狼を撫でていた手を離し、一緒に近くにあった部屋へ入っていく
撫でられていた手が離れた時、狼が少し寂しげな表情を浮かべていたのは気の所為だと思っておこう
そんな狼はまだ撫でられたいのか、僕らの後ろをついて行く…ついて行ってもなんも意味無いんやけどな
緑色のスカーフを首元に巻いた狼と僕とトントンが入った部屋は、
ツンと鼻に突き刺してくるような薬の匂いがする医務室だった。