『パラオ』達はさておき、日本に帰った『大日本帝国』は港に着いた途端にすぐさま家へ向かった。
家に着いた時、玄関には帰りを待っていた『大日本帝国』の嫁…そして一人の男がいた。
「何故ここにお前がいるのだ。」
その男『日帝海軍』は『大日本帝国』の嫁とともに、彼の帰りを待っていたのだ。
「再会の言葉がそれかよ〜。まぁ軍の中でパラオ行きの船がまもなく帰ってくると聞いて奥さんに知らせようとしていたのさ。」
『日帝海軍』は昔から『大日本帝国』と関わりがあり、とある事件で瀕死になりかけていたところを『大日本帝国』に助けられていたのである。
「それなら別にいいが私の嫁にそう軽々しく近づかないでもらいたい。」
「まぁまぁ、わたくしは別に大丈夫ですよ。それよりご飯の支度が出来ていますので、食べてからお話をなさってはいかがでしょうか?」
『大日本帝国』の妻であるこの女性は、大人びた性格の持ち主である。田舎から帝都に出た時に『大日本帝国』と初めて出会い、結婚した。
彼らが食事を終えた後、『大日本帝国』達は賑やかに話をした。パラオでの出来事、海軍にいる暴れん坊の話、窓から見えた綺麗な花の話…
『大日本帝国』にも、このような優しい日常があったのだ。
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