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初めて出会ってから手紙で連絡しあっていた『日帝』と『パラオ』は数ヶ月後、パラオで再会することになった。しかも、今回は『日帝』の友達である『日帝海軍』もいる。『パラオ』はとても楽しみだった。
『日帝』達がパラオにくる日の朝、遠くから大きな船が見えた。どうやら日本のパイロット達の軍事演習のついでにパラオに来たらしい。『日帝』達を見つけ、『パラオ』は大きく手を振った。あちらも気づいたようで、『日帝』は小さく手を振った。
『日帝』達が船から降りた時、『パラオ』は彼らに駆け寄り『日帝』にギュッと抱きついた。
「『日帝』さん久しぶり!また会えて嬉しい!」
「私も嬉しい、また会ってくれてありがとう。」
彼らは再開を喜んだ。手紙でしか会話していなかった彼らにとって友の顔をまた見れることが嬉しいのだ。
しかし一つの叫び声が船から聞こえたことで状況が変わった。この場に緊張が走る。
『日帝海軍』が様子を見てくると言い船に戻ったが、案外すぐに戻ってきた。どうやら暴力事件だったらしい。
「…またアイツだよ。昔から感情の赴くままに行動しやがる奴でさ、困ったもんだよ。」
『日帝海軍』は呆れている様子だった。例の軍人は何度も事件を起こしているらしい。『パラオ』はその軍人がだんだんと気になり始めていた。
「落ち着いたら会ってみるか?日本海軍のデストロイヤーに。」
『パラオ』はデストロイヤーというかっこいい言葉の響きに惹かれ、『日帝海軍』の提案に頷いた。『日帝』は心配であったが、『日帝海軍』が『パラオ』を守ると約束して例の軍人を見れるようになった。
『パラオ』はまた新たな仲間と出会いを楽しみにしていたのだ。