コメント
5件
うぅ~、ロボロさんよかったですね!マブダチ組まじで好きなので良かったです!
初コメ失礼します! え...これが初投稿なんですか…… めっちゃ引き込まれました! こういう話、めちゃ好きです! "2人だけの秘密"っていいですよね... 分量が凄く多くて、尊敬します!読み応えがあって凄いなって思いました!!応援してます!!
ーattentionー
💛 & 🩷️
※センシティブタグ付いてますが、センシティブではないです
この作品は2.5次元です
ご本人様とは全く関係ありません
語彙力皆無です
誤字脱字あるかもしれません
ごめんなさい💦カタ( ;´꒳`;)カタ
BL疑惑の所もあるかも知れませんが
腐向けではないです
𑁨(˙ᗜ˙ 𑁨) それでは本文レッツラゴー!!
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涙石病
それは最近は聞かれなくなったある病気の名前
その名の通り、涙石病に罹ると涙が
宝石になる病気だ
宝石の種類は様々、人や気持ちによって多種多様に変わる
ずっと昔に流行った病気で
患者はセリにかけられたり、組織に連れていかれた
連れて行かれた患者は暴力を受け、涙を流した
その涙を売って組織は儲けた
暴力によって死ぬ患者もいた
涙を流さなくなった患者は殺されたり、
奴隷として扱われた
涙石病になった者の中には
連れて行かれる前に自殺をする者もいた
そんなこんなで涙石病の患者は減少していき、今では1人もいないとされていた
だから、まさか自分が罹るなんて
夢にも思わなかった
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ロボロside
今日も当たり前のようにシャワーを
浴びて、自分の部屋に戻る
rb「んあ〜眠いンゴねぇ..ふぁぁ…」
rb「!?!いっだぁ”!」
欠伸をしようとすると、
突然目に激痛が走った
しばらくして痛みが収まり、
目を擦りながらベッドに目を向ける
すると、そこにはピンク色をした
2cm程の宝石が落ちていた
rb「なに…これ…」
驚きながら調べるために図書室へ向かう
in the 図書室☆
sha「あれ、ロボロやん」
rb「あ、シャ、シャオロン…」
sha「え、どしたん、こんな時間に」
rb「ちょっと…調べごとにな、
シャオロンこそどしたん」
sha「いや〜書類分かんなくてさ、
エミさん探しに来てんけど
居らんくて」
rb「へぇー」
sha「てか、なんか顔色悪いけど大丈夫か?」
rb「そ、そうか?」
ヤバいって!なんでこんな時間に
こいつが居るん!!
しかもちょっとバレそうだし!
てかバレてるし!!
sha「体調崩す前に医務室行った
方がえんちゃう?俺送ってくで」
rb「大丈夫やて!シャオロンこそ
寝不足なるで、今日はもう寝た
方がええんちゃうか…」
ヤバい、医務室なんか行ったらみんなにバレてまうやん…!
焦ってなんとかシャオロンを
帰らせようとしてると、また
目に激痛が走る
rb「い”っ!?」
また…なんなん…!?
しかもなんで今なん!
あぁ、どうしよう…シャオロンに
引かれてまう…
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シャオロンside
rb「い”っ!?」
突然ロボロが声をあげて目を覆った
びっくりしてロボロの足元に目を
当てる
すると、そこには2cm程の綺麗な
青色の宝石が落ちていた
sha「え、これ…」
しばらくしてロボロが目を開ける
ロボロは俯くように宝石を見てから
俺を悲しそうな目で見つめてきた
rb「…あの、話…聞いてくれる…?」
それからロボロは時々青色の宝石を流しながら、全てを話してくれた
今日、部屋で目から宝石が
出てきたこと
部屋で流した宝石と、さっき流した
宝石の色が違ったこと
そして最後に、
誰にも言わないでと、引かないで、と嗄れて今にも消えてしまいそうな声で言った
sha「…引くわけないやん!
俺たちマブダチだろ?これは
俺らだけの秘密な?」
rb「…うん!」
ロボロは嬉しそうに微笑んだ
sha「そういえばこれ、涙石病とか
いう昔流行った病気に似てるなぁ」
rb「そうなん?」
sha「俺も詳しくは知らんねんけど、
確か涙石病の患者はすごく価値が
高くて見つかったら無理矢理連れてかれて涙を流させられるんや」
sha「そんで、なんやかんやで患者は減っていって、今では1人も居ないとされてるんよ」
rb「そ、そうなん…?」
sha「大丈夫、ロボロは絶対
連れてかせん!」
rb「…おん!」
sha「マブダチやからな!とりま、
涙石病について調べてみっかー!」
rb「せやね!」
しばらく調べていると、それっぽい
本が見つかった
sha「あ、これちゃう?」
本によると、その人の気持ちに
よって宝石の色が変わるらしい
ピンク・・・楽しい時、安心した時等
青・・・悲しい時、辛い時、憂鬱な時等
sha「なるほど…」
ロボロは、あの時…辛かったんやな…
気づいてあげれば良かった…
rb「なんか分かったんー?」
sha「いやー?なんもー?」
rb「そっかー」
このことはロボロに言わないで
おこう
その後、頑張って探し続けたが
結局あの本しか見つからなかった
rb「なんも見つからんかったなぁ」
sha「…せやなぁ」
sha「なんかまた進捗あったら
報告するわ、今日は休み?」
rb「おん!」
──────────────────────
ロボロside
次の日、ベッドから起き上がると
また青色の涙石が落ちていた
rb「…またか…」
コンコンコン
rb「ん?誰〜?」
sha「シャオロンやで」
rb「入ってええよ」
sha「ロボr…」
シャオロンは枕元にある青色の涙石を見て俯いた
rb「…どしたん?」
sha「いや…なんも?
まだ流石に治ってへんよな…」
rb「せやね…朝どうしよ」
sha「でも、来おへんと心配されるし、食べなあかんのちゃう?」
rb「うん…」
食堂へと続く廊下を無言で歩く
シャオロンと歩いていて
こんなにも無言なのは初めてだった
ガチャ
大きな扉を開けるとみんなが
いつものように朝食を食べていた
kn「おぉ、シャオロンとロボロやん遅かったな」
sha「ちょっと寝坊しちゃって」
kn「そうか」
kn「!?ちょ、ゾムぅ!!
いきなりなにすr」
zm「やっぱシッマは毎回ええ反応
すんねんからおもろくて」
kn「やめろぉぉぉぉ!!」
sha「…さ、食べよか」
rb「うん」
食べている時もずっと無言
シャオロンも無言だった
いつもより早く食べ終わり、席を
立つ
tn「ロボロそれは流石に少なすぎるやろ」
ut「たしかし、どしたん」
rb「いや、あの、別に…」
zm「おいおい俺の出番か〜?」
ここで食害されたらほんまに
吐いてまう!どないしよ!
rb「え、いや」
sha「あー、昨日の夜俺がパイあげたからやわ」
rb「ぇ…」
俺はそんなもん貰ってない
sha「ロボロ、あれ美味しかったやろ」
rb「え、あ、おん」
tn「なんやお前のせいか」
zm「えー、ならまた今度な!」
sha「じゃあ俺も今日早めに訓練あるから、」
ut「うぃー、頑張ってな〜」
sha「あーい」
シャオロンに手を引かれながら食堂を出る
しばらく歩いたところでシャオロンに聞く
rb「あの、、パイって」
sha「嘘やで」
rb「なんで…」
sha「やってぇ、ロボロ今絶賛体調不良中やし…無理したらあかんやん」
rb「案外優しいところあるやん」
sha「一言余計や」
rb「でも…あの…ありがとな」
sha「おん!」
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シャオロンside
こんな調子で1週間がたった
ロボロの症状は悪くなるばかりで、解決策はなにも見つかっていない
sha「ロボロが涙石病になってもう1週間かー…早いな」
rb「…せやね」
最近の涙石の色は青色ばかり
ずっと辛い思いをしているのはロボロなのに
ロボロのことを思うと自然と涙が出てくる
自然現象だから仕方ないけれど、そんな自分が憎くて嫌いだった
rb「シャオロン…?」
sha「ん?あ、ごめん考え事してた」
rb「…そう」
rb「あのさ…この病気ってほんまに治るんかな…」
sha「え…?」
rb「もし治らんかったら…俺一生…」
最後の方は消え入りそうな声で、
青い涙石を流しながら
sha「…そ、そんなことないで!絶対治るから!いや、何がなんでも俺が絶対治すから!」
rb「…うん…」
雑面の裏で見えるピンク色の瞳は、
もう光を宿していない
──────────────────────
ロボロside
rb「あのさ…この病気ってほんまに治るんかな…」
この病気に罹ってから1週間がたった
症状は悪化するばかりで最近は涙石も青色ばかり
不安だった
sha「え…?」
rb「もし治らんかったら…俺一生…」
もし、治らなかったら
もし、一生このままだったら
事実、シャオロンは前よりも怪我やガバが多くなっていた
書類も前より出せなくなっていた
内ゲバもあまりしなくなった
訓練も愚か、食欲もなくなっていた
sha「…そ、そんなことないで!絶対治るから!いや、何がなんでも俺が絶対治すから!」
それでもまだこんな事を言うシャオロンは、いつか俺を見放すのだろうか
その日の夜、俺は覚悟を決めた
こんな体になってしまって、
仲間にも迷惑ばかりかけて
こんな俺は、もう…要らない
俺が死ねば、仲間にも迷惑を
かけないで済む
シャオロンも清々するだろう
俺も気持ちが楽になる
あ、死んだら気持ちなんて
残らないか
じゃあ尚更死んだ方がいい
明日の夜、俺の人生は終わるんだ
次の日の朝、起きてシャオロンと食堂へ
向かう
その時のシャオロンはいつにも
増して元気がない
それと同時に俺の死欲も
増していった
あぁ、今日がみんなと過ごせる
最後の日だっていうのに
もうちょっと元気に笑ってくれても
ええやん
みんなにとっていつもと変わらない
今日は、
驚くほどあっという間に終わった
夜、雑面を外して屋上へ向かう
階段を登っている時も、屋上に
立った時も、怖いという感情は
湧かなかった
バイバイ、みんな
バイバイ、シャオロン─────
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シャオロンside
今、ロボロの部屋に向かっている
ロボロの目には光がなかった
涙石病になってすぐは病気に
慣れようと過ごしてたのに
今のロボロは全てを諦めたように
覇気がなかった
そんなロボロを他のメンバーは
もちろん心配していて
でも、声をかけても返ってくるのは
『大丈夫、』の一言
もしかしたらこのまま死んでしまう
かもしれない
そう思って話をしに向かっていた
ロボロの部屋の前にたって、
思い切ってドアをノックする
でも、いくらノックしても
返事はない
sha「…入るで?」
寝ているのだろうか
そう思い、ドアを静かに開ける
中には誰も居らず、ロボロがいつも
付けている雑面と青色の宝石だけが机の上に残されていた
その時、瞬時に良くない考えが
脳裏をよぎる
俺は不安になって急いで屋上へ
向かった
どうしよう、どうしよう
もしも、もう遅かったら
もしも、
ロボロが死んでしまっていたら
俺は…どうすればええんや…
俺は一刻も早く屋上に行こうと
全力で階段を駆け上がる
いつもは怒るはずのトントンも
流石に俺の様子に驚いて呆気に
とられていた
勢い良く屋上のドアを開け放つ
そこにはどこを見ているのか、
俺が見てしまってはならない
どこか遠くを見ているロボロがいた
ロボロは屋上の柵に足をかける
青色の涙石を少し流して、
その時にはもう、
俺の足は動いていた
ギリギリのところで
ロボロの手を取り、引き上げる
ロボロは一瞬、
驚いたような哀しむような目をして
また、青色の涙石を流す
rb「シャ、オ…ン…」
rb「な…んで」
rb「…ど…し…て…助け…たの……」
ところどころ嗄れて聞こえずらい
声はしっかりと俺の元へ届いた
sha「なんでって言われても…
仲間やもん、マブダチやもん」
rb「俺ッ、なんか…み…なに迷惑
かけ…てばっかでッ、」
rb「…要らな…い」
sha「なに言ってんねん。みんな
ロボロのこと大切に思っとるし、
ロボロがいないとみんな寂しい
思いするで?」
sha「お前がいなくなったら
俺は…みんなは…この軍はどうすればええん」
出来るだけ優しく、
話しかけるように言う
rb「…ッ」
sha「辛かったんよな、
怖かったんよな…」
ロボロは小さく頷く
sha「大丈夫、」
もう、絶対そんな思いさせへんから
絶対そんな顔させへんから!
ロボロが久しぶりに
ピンク色の涙石、いや、涙を流す
sha「…ロボロ…!涙…!」
rb「…!」
ロボロはハッとしたように涙を拭う
──────────────────────
ロボロside
飛び降りようとした時、シャオロン
に止められた
始めはこんな迷惑な俺が死ぬことを
どうして止めたのか、
良く分からなかった
でもシャオロンの話を聞いている
うちにどれだけ俺が馬鹿なことを
しようとしていたのかに気づいた
シャオロンの武器用だけど確かな
温かみに思わず涙を流す
sha「…ロボロ…!涙…!」
言われて気づいた
俺が当たり前の用に流したものは
涙以外の何物でもなかった
そんな当たり前の事実に感動して
また涙を流す
その時、屋上のドアが勢い良く
開けられた
そこには幹部のみんなと統領、
書記長が焦ったような顔をして
立っていた
zm「ロボロ…!ど、どしたん!
なんで泣いてるん…!?」
ht「なにがあったの!?」
みんなが心配したように
俺の顔を覗いてくる
そんなみんなの温かさにまた涙を
流す
ut「ロボロ…!
なんか辛いことあったんか!?」
os「なんでないてるの!?ロボロが泣いてると悲しいよ…」
オスマンは語尾の『めぅ〜』さえ
忘れていた
kn「ロボロォ!!お前に元気出してもらわな俺らも暗い雰囲気やねん!」
こいつは相変わらずやな、
うん、うるさい。まぁ嬉しいけど
shp「先輩うるさいっす。
ロボロさん、なにかあったなら
言ってください!
先輩が迷惑でしたらすぐに
息の根止めますから!」
ロボロは小さく首を振る
kn「ショッピィ!!
お前マジで!やめろぉぉ!!」
rb「…んふw」
こんな日常が微笑ましく
つい、自然に笑いがこぼれる
こんな自然に笑えたのは
久しぶりかもしれない
kn「おい!ロボロいま笑ったか?
笑ったな!?」
shp「殺しにくいっすよ、
先輩止まっててください」
tn「コネシマ、お前は黙ってろ
ロボロもう泣かんでや、
お前が暗かった間、みんなも元気
なかったんやぞ」
kn「トントォン…」
tn「だからお前はうるさいねん…」
em「ロボロさん、また一緒に
本読みましょうよ、
紹介したい本が沢山あるんですよ」
ci「ロボロ、いつもウザイとか
言ってるけどあれは尊敬してるって意味やからな!?」
gr「ロボロ、お前は俺がこの軍、
このメンバーに必要だと思ったから勧誘したんだ。この軍にはお前を
要らないなんて思うやつはいない。もしいたら殺すだけだ」
tn「おいこら統領」
gr「みんなロボロのことを大切に
思ってるんだぞ」
シャオロンはみんなに便乗して
笑いかける
もう涙は流さない
俺が笑うとみんなも
安心したように胸を撫で下ろした
━━━━━━━━━後日談━━━━━━━━━
シャオロンside
後日、いつものような
活発で元気な雰囲気に戻っていた
(約:うるさい)
のんびり食堂へと歩いていると
ロボロが肩を叩いてきた
rb「一緒に行こうや」
sha「…おん!」
zm「…なんかあの2人前より仲良う
なってない?」
ut「せやな…変な薬でも飲んだか?」
仲良く歩く2人の背中はまるで
親友のようだった、否、親友だった
この不思議な奇病のことは
ロボロとシャオロンだけの秘密───
この先、誰にも知られることは
無いだろう
─────────────────────
スクロールお疲れ様でした
表紙はロボロさん描いたつもりなんですけど…下手でしたね。はい。すんません
あ、あと僕これ初投稿なんです
これから頑張りますので皆様よろしくお願いいたします!