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ラタミに慰められるらっだぁ.........最高の空間.......??????? 癖でみどりくんの頭なでそうになるのやっぱみどりくんのこと好きやん👍👍👍👍👍👍
「…んで?お前はこれからどうするんや?まさかまた向こうに戻って引きこもるんか」
「わかんないけど、絶対にこっちで生活したりはしないから」
不機嫌な俺ときょーさん、なぜか笑ってるコンタミ、泣きそうなみどり、仲裁しているレウ。何この構図。地獄かよ。
「てか、俺が話したかったのはぺいんとのことだけだから。お前らの人間に対する価値観が変わってれば良いなって期待したけど、なんも変わってねぇな。残念だよ」
「そう簡単に変われないよ…人間が俺らより頭が悪くて力が弱いのは事実なんだから」
「…ラダオクンは人間だったけど、もう俺ら側ダシ…それに、人間ナンテ意地汚くてプライドダケ無駄に高いだけダカラ、好きになれない」
「そうじゃない奴だっている」
「ごくごく稀にな」
4対1は無理だ。ただでさえ俺はディベート強くないのに…てかコンタミ監禁するわけじゃないって言ったくせに結界張り やがった!!!このくそイカ!!!
あー無理、帰りたい、俺のラタミに全部お世話されたい気分。ここまで弱ればあいつらだって甘やかしてくれるだろう。げんぴょんとかいればな、破壊魔法得意だからこんな結界ぶち壊してくれるのに。
「俺らはお前のことをここに縛り付けておくことだってできるんやぞ、それをしないことがどれだけ優しいか」
「優しいとか自分で言うな」
「優しいやろ。優しすぎて砂糖吐きそうやわ」
「何言ってんの?」
「うるせぇカス」
…意味不明なこと言ったのお前のくせに。
ガッシャーン!!
「「うわぁぁあああ!?!?!?!?!?」」
ガラスの割れる音?…いや、結界の割れる音か。びっくりして俺とレウの叫び声が重なった。そっと気配を辿ってみると、知った気配がする。…いや、待って、何でお前がここにいる!?
「らっだぁの叫び声こっちから聞こえた!」
「さすが鼓膜破壊神1号レベルがちげぇ」
「2号早く行け!」
「誰が2号じゃ!!!」
…うん、ぐちつぼとげんぴょんはわかる。まだ。しかしうるせぇな、助けに来たんならサッと入ってサッと助けて帰ろうよ。何迷ってんだこんな狭い家で。どこだよここ!だの何か遠のいてない!?だの。
ぐちつぼもげんぴょんも知っている4人は呆れた顔をしてあの3人が入ってくるのを待っている。
「あっ、見つけたここだ!」
「チィーッス!ぐちつぼでぃーす!」
「げんぴょんでーす!」
「ぺいんとでーす!!」
ブレーメンの音楽隊かな?ぐちつぼの背にげんぴょんが乗って、げんぴょんの背にぺいんとが乗って…とりあえずぺいんとだけ優しく下ろし、怪我の確認をしながら声をかける。
「自己紹介いいわ。てかぺいんとなんでいんの、あと何馴染んでんの」
「めっちゃ良い人だったわぁ!げんぴょんさんとぐちつぼさん!」
「そうねぇ。で、何でいるの?」
「げんぴょんさんに拉致られた!」
「おいげんぴょん」
さすがバニー、逃げ足が速い。振り向いた頃にはもうその姿はなかった。今度お仕置きしてやるからなくそ兎。俺の使魔だった過去は消えねぇぞ。
「じゃ、らっだぁ借りてくんで!お疲れっした!」
「おい待てぐちつぼ。誰が許可した」
「俺っす、あんたに俺に命令する権限ないでしょ〜?」
「…………」
「サーセン」
お前ホントにきょーさんに弱いな!!強気な態度取ったなら無言の圧に負けんなよ!!俺を差し出すな馬鹿野郎!!!
「……あの!俺、ぺいんとって言います!えっと、らっだぁにはめっちゃお世話になってて…らっだぁがいないと困るっていうか…」
「それ俺らに関係ある?君が困ろうがどうでもいいんだけど」
「…あ…いや、やっぱ今のなしで。らっだぁは俺の友達だから、らっだぁが嫌がることしないで!…ください」
声ちっちゃ。いつもはあんなに声でかいのに。くふ、と笑いを漏らすとぺいんとが怒ったようにこっちを見る。羞恥か怒りか、茹でダコのようだ。
「……まぁそゆことすわ、俺らはらっだぁの奪還に来たんで」
「ラダオクンのことオレラより知ってるように話さないで、気分悪い」
「いやいやみどりくん、俺はらっだぁの元使魔すよ?あんたより全然知ってるんだけど?身長体重好きな女のタイプまで!!」
「ぐちつぼ、お前はもう黙れ。…はぁ…みどりくん俺さっき言ったと思うんだけど。仲の良さとかそういうのでマウント取ろうとしないで、怒るよ」
「…ゴメン」
「……ん」
昔のくせでみどりの頭を撫でそうになってしまった。危ない危ない、今は甘やかす所じゃない。……というか、ぺいんとが来ちゃったらもう駄目だな、ドンパチできない。この子は安全に家に帰さないと。
「……あのさ、お前らに魔法制限かけていいなら俺ん家に入れてもいいんだけど。とりあえずぺいんとを帰したい」
「! 何で俺そんな守ってもらわなくっても……」
「駄目。お前にはしにがみくんもトラゾーもノアさんもいるでしょ。お前に何かあるとそいつらも傷つけることになるんだよ」
「…イイヨ、制限カケテ。解除したりもシナイカラ」
「お、俺も!大丈夫!」
「俺も良いよ、きょーさんは?」
「別に、そんくらいええけど」
相変わらず不貞腐れた顔。でもまぁ、ぺいんと達が来てくれたおかげでこいつらとひどくならずに済んだかも。あのまま続けてたら多分とんでもないことになっていた……気がする。
「じゃあかけるよ。あ、ぐちつぼはぺいんと送ってって…」
「やだ!!!俺もらっだぁん家行く!!! 」
「うるさうるさ…え〜でももう遅いし…」
「……オレが防御魔法かけるヨ、オレの魔法なら大抵ノコトは大丈夫ダシ。時間も、ここは人間界とは時の流れが違うカラ大丈夫ダト思う 」
それでいい…?と覗き込んでくる。確かに魔法の腕ならみどりがピカイチだ。それこそドラゴンが襲ってきたりしない限り大丈夫だろう。問題はこいつが偽って他の魔法をかけたりしないか…なんだけど、さすがにしないか。今さっき怒ったばっかだし、みどりは意外と素直な性格だ。一瞬信用したってバチは当たらないだろう。
「…良いよ、みどりお願い。げんぴょんは俺ん家ダッシュしてラタミにこいつら来ること伝えて」
「あ、俺が戻ったの気づいてた?了解〜行ってくるわ」
「うん。家で待ってろよ、お仕置はその後な 」
「……逃げてぇ〜〜〜」