「叶えたい約束」
穏やかな幸せで満たされていると、 晴(はる)さんの優しい声が聞こえた。
「土曜日、なにかしたいこととか、行きたいとこはある?」
聞かれてすぐ、ある場所が思い浮かんだ。
「はい!晴さんが雑誌に印をつけていたショコラティエに……あのカフェに行きたいです」
伝えると、晴さんは軽く目を見開いた後、嬉しそうに微笑んでくれた。
「ありがとう、じゃあそうしようか。楽しみだね」
「はい!」
再び笑い合うと、晴さんは笑みを残したまま腕時計に目を落とし、名残惜しそうにこちらを向いた。
「送るよ。ここまで来てくれて嬉しかったけど、そろそろ帰らないとご両親にも心配かけるから。……行こうか」
先に立ち上がった晴さんは、私の手を引いてゆっくり立ち上がらせてくれた。
引いてもらった手を握り、私も笑って立ち上がる。
握り合う反対側の手には、それぞれ贈りあったチョコレートがあっ**************************
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