テラーノベル
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fw視点
あのあと、めっちゃ走ってから途中で止まっていたタクシーに乗せてもらい、仕事場まで急いだ
ついたときにはものすごく騒がしくて、警察が、外にたくさんいた
俺は野次馬の中を掻き分けるように進んで、扉に手を掛ける
警察から止まりなさい!とか言われてたけど、無視して俺はなかに入った
中はしず静かだった、従業員は地面に倒れたり、客は椅子の上で気絶していた
「…きたぞ」
俺がそういうと、一人、立っていた女が振り返った
[あ!湊!ほんとに来てくれたんだね!]
「これは、何?姫」
この人も客だ
あきなが遅くまで帰ってこなかった日に、昼間、俺が無理やりデート的なことをしていた女だ
[せっかく来たのに湊がいないんだもん、ちょっと暴れてさ]
「できれば、他の人には手出ししないでほしいんだけど」
[じゃあ、これ、飲んでよ]
そういって姫が渡してきたのは怪しい飲み物
「…これ飲んだらどうなる?」
[別になんもないよ~?飲んでくれたら何もこの人たちに手は出さないって約束するし]
「…」
絶対なんか入ってるやん
だいたい何が入ってるかは予想はできた
ホストやってたらよくあること…
俺はそれをいっきに口に流し込んだ
[…あッははwまさかほんとに飲むなんて…wさて、それには何が入ってるでしょーかー?]
「…媚薬、とか?」
[ふーん…わかってて飲んだんだぁ]
最悪、普通に全部のんじったよ
[それはね、即効性はないんだけど、じわじわと体にまわってくんだよね…あ、効果はめっちゃやばいらしいけど ]
[あと20分くらいかなぁ?そしたら湊の理性は保てなくなって私を襲うの!最高じゃない?]
「…警察が入ってきたら?」
[あいつらには入ってきたらここの全員殺してやるって言ってるから平気よ]
「…ふーん」
[だからぁ、それまで私と、たくさんおしゃべりしようね?]
20分後…
「ッは…//」
暑くなってる気がする…
俺のその様子に気づいたのか、彼女はこちらに歩み寄ってきた
[可愛そうな湊…でも安心してよ、私はどんな湊でも受け止めるからさ♡]
いやだ、こんなやつに、手出しなんてしたくない…
[我慢なんてしなくてもいいのに…]
俺は歯を食い縛りながら必死に耐える
警察が来るまで、ずっと待ってやる…
そう思っていたのに
[はぁ…つまんないの]
彼女はそういって、俺の前にしゃがみ、ベルトに手を掛けた
「ッ!まっ…」
<警察だ!動くな!>
勢いよく扉が開き、俺と姫の視線はそちらへ行く
[あ、警察かよ…ねー湊?私たちの愛、見せつけよ?]
「…」
俺は、どうするのが正解?
警察がいるなら、ここで俺が抵抗しても平気だ
でも、彼女の近くにはナイフと、オーナーが転がっている
どっちが早いか…
「…」
俺は姫の手首を掴み、後ろに倒した
[えッ…//みな…///]
力が入ってるかは分からない
俺はそのまま彼女をうつ伏せにして、後ろで手を固定した
「…ッ//警察さん!はやく!」
[はぁ!?あんた!]
彼女が抵抗しようとしてきたが、それを警察が抑え込んでくれた
最終的には手錠も掛けられ、パトカーに乗せられていった、はずだ
意識がもうろうとしていて、あまり覚えてはいないが
そろそろ我慢できそうにない、全身に回ってきてるのが分かる
俺がその場に倒れそうになったとき、誰かが俺の体を支えた
『…っと、ふわっち?大丈夫?』
「あき…な…ありがと…っ//」
ほんと、みっともないところをみせてしまう
<大丈夫ですか!?>
一人の警官が俺の様子に気づいて、駆け寄ってきた
「平気、です…」
<…きつそうであればもう帰っても大丈夫ですよ、また、時間がある日に事情聴取は行うので、送っていきますよ>
『どうする?』
「じゃあ、そうさせてもらいます…すんません…」
俺はあきなに支えて貰いながら車に乗せてもらった
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