⚠️びーえる⚠️
彼らのデート
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カフェ前
腕時計に目を向かせる。集合から30分。帰っていいか?夜も遅いし寒い。
「 御免なさい〜!! 」
小走りで此方迄走ってくる高坂。
「 30分… 」
「 電車なんかずれちゃって、 」
「 貴重な休みが… 」
「 否々、何回もこの日が続いて欲しい
ってくらい楽しませますから! 」
「 そうか 」
どうしてそこ迄必死になれる?
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カフェ
「 何食べますか? 」
「 お腹すいてないし… 」
メニューを次々と読む。甘い匂いが鼻を掠る。
…どうしよう、
…蜂蜜ワッフルはとても美味しそうだ。量も多くなさそうだしこれにしよう。
「 之にする。 」
「 じゃあ俺は〜、トロピカルウルトラマンゴーパフェにしよ! 」
「 …長、 」
「 美味しそうですよ!一口上げますね! 」
「 別に必要無い。 」
それから、他愛の無い会話をしながら届くのを待つ。
「 あ、来た!ありがとございます。 」
「 食べましょ、ぐんちょー 」
手を合わせて頂きます。と言って一口。
「 美味しいですね! 」
「 嗚呼 」
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次はイルミネーションを見るらしい。イルミネーションは、まぁ…楽しみ。
「 綺麗…… 」
無意識に声が漏れる。高坂は此方をちらっと見ては、
「 …、…綺麗ですね 」
少し間があったように感じたけど、
「 高坂も好き?イルミネーション見るのは、 」
「 、好きですよ 」
何、ソワソワしてるの。
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…………
「 おい 」
「 はい? 」
「 可笑しいだろ 」
「 何がです? 」
「 休憩で此処迄来る必要ないだろう。
外のベンチでも良いだろ。 」
「 ……休憩なんて建前ですよ。 」
「 もう辞めてくれ 」
「 はい? 」
「 私は御前の事が好きじゃない。 」
「 何故私にそこ迄執着する? 」
「 ………ぐんちょーだってさ、 」
「 何時迄も昔の女に執着するの辞めなよ。 」
「 は? 」
「 だってあの人は… 」
「 やめろ! 」
「 …! 」
「 違う、違う……」
頭を抱える。靄がかかる。分からない分からない!だってあの人は……
「 ぐんちょ、 」
「 何、 」
( ちゅ , )
「 は…… 」
「 落ち着いて 」
舌が入ってくる、感覚。辞めろ。こんなの知らないんだ。怖い。
「 …私の事が好きなら、何故嫌がる事しかしない。 」
「 好きの伝え方をこれしか知りませんから 」
この日のこの顔だけは忘れられない。
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攻めちゃん目線
この人は何時迄あの人に縋るんだろうね。
あの人はもう軍長の事なんてなんとも思ってない、昔の人。
馬鹿。何時までも恋焦がれてる少年。まぁ、それも…可愛いのかもね。
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