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⚠︎︎夢小説注意⚠︎︎
・成り代わりではありません
・夢(小説の)主(人公)が出てきます
夢主=○○
お相手=御影玲王
ー 学園一の王子様に付き合う夢を見た日
どうやらあの夢は
正夢だったそうです。
屋上での出来事があった数日後、
ピピピピッといつもの電子音のアラームが鳴る
今日は意外と耳障りに聞こえなかった
そろそろ聴覚がおかしくなったのかもしれない。
重い瞼を開けて時計を見る
今の時刻は7時20分。
よし、間に合うな。二度寝しよう。
布団の中で逆になってしまった布団を足で治してまた眠りに着こうと目を閉じる
゙ ピーンポーン ゙ いつもは鳴らない玄関チャイムが鳴る
とうとう幻聴まで聴こえるようになったのかな。
気にせず眠りにつこうと寝返りを打つ。
ピンポーン…
ピンポーン…
ピンポンピンポンピンポンピンポン
5秒間隔で鳴らされたチャイムも連打されだす
あまりにもうるさいと流石に近所迷惑になる
○○「はいはい!!今行きますよ!!」
朝からこんな事で起こされて、
今日は厄日なのかもしれない。
眠い目を擦りながらぺたぺたと、玄関へ続く木目状のフローリングを 歩く。
インターホンと言うものは無いので
諦めてドアスコープから外を見る
あら不思議!丁寧に手入れされた艶のある薄紫の髪に千鳥格子のブレザーを着た 人がいらっしゃるじゃないですか〜〜〜〜
玲「おっ、○○!おは」
ドアスコープを見るのを辞めさっさと寝よう。幻覚だと自分自身に信じ込ませ寝室へ戻ろうとドアに背を向け足を踏み出そうとした
ガチャ 、ドアの開く音が背後から聞こえる
玲「○○〜??」
ドアの隙間から忍び寄る手に思わず ギャー!!!!と声をあげた
いつの間にか身支度を済ませ、学校に行く為
リムジンに乗せられザクロジュースがついであるグラスを持たされた。
玲「この御影リムジンに乗れるだなんて、
滅多にない事だからありがたく思えよ〜?」
正直移動が楽になるのは有難い。
けど、家まで来たのは流石に怖い。
○○「なんであんなストーカーみたいな事したんですか?」
私の返事に驚いたのか玲王の口から
ブフッ、 と飲んでいたシャンメリーを豪快に噴き出された
玲「ストーカーて…随分直球に言うのな!」
ケホケホと咳込みながら続けて話す
玲「仮にも、○○は俺のカノジョだしな、
カノジョ1人で学校に行かせる訳には行かねーの!」
玲「それに、アリバイ作りはしないとだろ?」
○○「確かに、そうですね… 」
○○「でも家に押しかけるのはやり過ぎじゃないんですか?」
玲「それは悪かったって!でもそうしねーと○○学校行かないだろーなって。 」
私の考えが全て見透かされてるみたいで
少し引いた。
ー ふと目の前の窓を見ると白宝高校の生徒が
登校していた。
キラキラと輝いてるように見える千鳥格子のブレザー、自分のと比較して見てみてもあちらの方が輝いて見えた。
リムジンが停車し、いつの間にか学校に着いていたことに気づく
自分のスクールバッグを背負い足を踏み出そうとすると、 玲王が 私をエスコートするように手を取る。
○○「いいですって、そこまでやらなくて」
そんなことを言う私にもお構い無しに
お得意の笑顔を周りに振りまきながら二人で並んで歩く。
言っても聞かない根っからのお坊ちゃまな玲王に諦めて従うことにした。
リムジンから降りた私達に周りはザワついていた。
「誰よあの女……」
「玲王くんの隣歩くとか…常識ないんじゃない?」
「私達の玲王くんに触らないで欲しいわ……」
周りからの反応は予想していたものばかりで
思わず苦笑いをしてしまう
玲王がこんな地味で陰気臭い私をカノジョに
指名したのも何となく理解した。
○○「人気、高いですね。」
玲「まあ、俺だしな〜…つーか、ケ・イ・ゴ!
やめろし!俺ら仮にも付き合ってんだからな?」
○○「じゃあ…玲王さんはこのまま私が敬語使い続けたらどうなるんですか?」
玲「お前の情報ばら撒くかもな〜」
脅してるとは思えないほど清々しい笑顔で言い放つ。
敬語はやめよう。
ー校舎へ入り、 玲王と教室がある2階まで一緒に並んで歩いた
いつもなら廊下だろうと階段だろうと男女問わず声をかけられる玲王も今日は声をかけてくる人は私を除いていなかった。
あれほど人気の高い学園の王子様が
こんな地味な生徒と歩いてたらそりゃ不審に思うよな…
○○「私、教室こっちだから…」
そう言って私の手を握る玲王の手を振りほどく。
そろそろ周りの視線もキツイため一刻 も逃げ出したい。
玲「んじゃ… また屋上でな!」
去り際に少し悲しそうな顔をして 手を振られる。
遠くから少しだけ見つめる玲王の足元は
窓から漏れ出す光に溢れまるで 光の道を通っている かのように輝いてる。
NEXT···▸200♡