「木兎さんうるさいです…」
「……」
「ほら月島起きて。朝ごはん」
「おはようございます!赤葦さん!」
「おはざーす!!!」
「日向、リエーフおはよう」
「相変わらずうるせぇな彼奴は…ふわぁ…」
「黒尾さんはもっとシャキッとしてください」
「あいあい…」
一見平凡そうに見える彼らだが。彼らは誰にも言えない秘密がある
「お前ら遅いぞ!全部食っちまうとこだったじゃねぇか!」
「なんでお前はすぐ食おうとするんだよ!」
黒尾が木兎の頭を綺麗に叩く。おもわず木兎も「あた」と声が出てしまった。
「全く…」
呆れたように赤葦が呟く。
「赤葦さん!今日は誰の隣なんですか?」
「え、俺?あー…木兎さんの隣かな」
「えー…今日は一緒に食べれると思ったのに…」
しょんぼりしてしまった日向に少し戸惑う赤葦。そこに木兎が駆け寄り
「!なら一緒に食うか?」
「!!いいんですか!?」
「勿論いいぜ!日向となら大歓迎だ!」
「やったー!!!!!」
日向と木兎は「「イェーイ!!」」と言いながらハイタッチをした。
「相変わらずうるせぇな…」
「黒尾さん!隣いいですか?」
「お,いいよ〜」
「…」
「…ツッキー~」
「嫌です」
「ひでぇ〜」
「…そこあけてください」
「?いいよー」
「……」
空いた所にあたかも当たり前のように入る月島。そこに泣きそうになる黒尾
「ツッキー……!!!!」
「ツッキーって呼ばないでくださいッ!!!」
「またやってるー」
「黒尾さん病気の進行度はどうですか?」
「あ゛ー…良いとはいえねぇな。赤葦は?」
「おれは順調に回復してます。後遺症はありますが…」
「!良かったじゃねぇか!」
「てか1年のヤツら殆ど回復してんだってよ」
「そうなんですね。良かったです。」
「体力バカ2人に冷静なツッキー…なんか納得だわー」
「…あの黒尾さんはどうなんですか」
「?何が」
「良いとはいえないんですよね。どんな状況なんですか?」
「……気づくもんかねぇ…」
「月島も気づくと思いますよ」
「そっか。」
「……ワンチャン死ぬかもってとこまで来てる」
「!」
「このまま進行加速するか悪化するかしたらワンチャン死ぬ。…てか死ぬ確率80って…もう逃げ場ねぇじゃん…」
「やだなぁ…ッ研磨とバレーしてぇなぁッ…」
「俺が何したんだよッ…ッ皆が待ってんのによォ…」
声を殺して泣き始める黒尾に赤葦は何も言えなかった。
「皆が羨ましいとかさッ…妬んじゃダメだってわかってんのによぉ…ッ」
「しょうがないんじゃねーノ?」
「!?」
突然現れた木兎。続けて話始める。
「俺も最初そうだったもん。なんで俺なんだよーとかあいつがなればよかったのにーとか」
「お前もそういうのあるんだ…」
「あるし!!」
「ヴゥン…とにかく!そう思うのは仕方ないと思う!試合とかもよくあるでしょ!」
「今の1点俺が行けたのにーとか!彼奴がカバー入れば1点取れたのにー!とか!」
「でもな!大事なのは次のいってんだからな!黒尾!」
びしッ!っと黒尾を指さす
「まだやってねぇのに諦めんなよ!守りの音駒!しぶといブロックは得意だろ?」
木兎はニンマリ,悪巧みを考えたかのように笑う。
「!」
「…なーんかお前に守りの音駒とか言われんの腹立つわー」
「!?な、何を!?「でもよー」
「確かに,しぶといブロックと相手をしなやかに叩きのめすのは…音駒そのものですから」
「あいにく,俺は血液なもんで,彼奴に,脳に酸素を送る役目がまだ残っているもんで…そう簡単にくたばる訳には行かないわけよ」
「…」
「んじゃ、俺は行くわー」
「?どこにですか?」
「んー?秘密♡」
「……」
「赤葦冷たい目を先輩に向けるのは辞めなさい。」
的な奇病パロ描きたいね。書きたいね
次はどうしようかね𝐧𝐞𝐱𝐭…🧸𓈒 𓏸戸美学園中心
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