カッコつけたい方のたんぺんしゅ

⚠️attention⚠️

・ナチイタ王からの独伊

・生まれ変わり

・イタリア、イタ王病み

・死ネタ(イタリア)

以上の要素が含まれます。キャラクターとしてお読みくださいませ。

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俺の大切な人が壊れた。元々この役職上辛いことも嫌なこともやりたくないことも沢山やらされてきたから、それに辟易として精神が不安定になっているのは知っていた。俺には隠していたようだが、全然隠しきれていなかった。

でも、それでも俺といる時だけは優しく、明るく笑ってくれた。

彼奴は俺の太陽だった。幸せだった。

それなのに、俺は自分の幸せを自分でぶち壊した。

きっかけは戦争。俺が起こした、俺が始めた、俺の責任で起こってしまった戦争。

人間は嫌いだ、自分の罪や責任をすぐ誰かに責任転嫁する。自分の責任ひとつ負えないやつが政治をするな。国を背負うな。俺に全部押し付けるな。俺は最後まで止めに入ったのに。

これまで積上げてきた全てが壊れてしまって、それから彼は壊れた。いや、俺が壊したのか。

戦争が始まるや否や、彼は自身の弱さに打ちのめされてしまった。狂ったように泣いて、可笑しいくらい叫んで、それでも戦わなければならないのだからなんとも残酷な話だ。

そして彼が壊れたから俺も次第に壊れていった。彼が降伏し、こちらに宣戦布告をする。あぁ、もうその時には「ごめん」なんて言葉も出てこなかったんだ。

太陽が居なくなったから俺の心は酷く暗く、荒んでいた。もう今世はダメなんだと、悟っていた。

だから彼奴と約束をしたんだ。

来世は幸せになって、一生を共に添い遂げようって。

約束したんだよ

なあ？

なんで、

なんでまた隠したんだ？

俺言ったじゃん、幸せになろうって。

なんでまた、腕に傷作って、薬を馬鹿みたいに飲んで……

生まれ変わっても幸せになれなかったのか？

おれ、頼りなかった？

なあ、答えろよ

🇮🇹「………………」

この際こたえてくれなくてもいい

なんでもいいから

🇩🇪「……息、してくれよ……」