テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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最強女呪術師は最強呪術師達に愛される。

第14話 - 第11話

2022年05月15日

#夢小説

#呪術廻戦

#不定期投稿

#女夢主

#創作

#捏造

雨刻

第11話

設定の注意書きを読んだ方のみお先にお進み下さい。

？？？視点

雅)じゃあ、はじめ！

悟)ｼｭｯ

傑)ｵｴｯ

悟が脚を踏み出すと同時に傑は一級呪霊を三体吐き出す。

悟)ｯﾁ邪魔くせぇな。

傑)褒め言葉として受け取っておくよ。

その上に三級呪霊を数十体悟の前に出す。

術式順転”蒼”

ｷﾞｭﾙﾙﾙﾊﾟｼｭ

三級呪霊が一斉に吸い込まれるようにして祓われた。

傑)私の呪霊(ストック)が減ってしまったよ、悲しいね。

悟)んな笑顔で言ってんなよ。気色悪ぃ。

悟)ﾀﾞﾝｯ

傑)ｼｭｯﾌﾞﾝｯ

悟が傑の後ろに回り込み呪力を纏った脚で蹴り下ろすも、避けられ傑の拳が1発鳩尾に入る。雅に鍛えられた体術だからか、はたまた元のセンスか、悟にも劣らない程の仕上がりだ。

傑)開始10秒で終わらせるんじゃなかったのか。

悟)遊んでやってんだよ。

その後すぐ体制を立て直し、傑の足を払う。傑も一級呪霊をクッションにし身体にくる衝撃を最小限に抑える。が、

悟)隙ありまくり。

傑の頭を掴み、仕返しだと言わんばかりに顔面に膝蹴りをくらわす。

傑)ｺﾞﾎｯ…。品がないね。

悟の背後に一級呪霊を置いていた傑は巻き付け。と命じ、悟の脚を固定する。顔面に1発入れようとするも悟がしゃがみその拳は地面に。

傑)ﾎﾞｺｯ

…地面が抉れたのは気にしないでおこう。悟はすぐに脚に巻き付いた一級呪霊を祓い、傑に一撃入れようと試みる。そんな攻防戦が続けてられている。

一方雅は

雅)ひまだなぁ。それにしても傑兄に悟。ここが私の武道場って分かってんのかな？

悟)ﾊﾞｷｯ

壁を壊す

傑)ﾄﾞｫﾝ

床を掘る

雅)遠慮が無いねぇ。てか決着これ着くの？

15分後

雅)まだ終わんないのかなぁ。

雅は気分屋なのかもしれない。雅がそろそろこいつらに1発入れて沈めてやろうかと思っていたその時だった。

どちらかの攻撃で壁の木が吹っ飛んで雅の頭に直撃したのは。

普段なら警戒を怠らない雅であったが、傑と悟という何よりも強い味方、自分の家の敷地内。

警戒を緩めていたせいでその木の板はいつもなら張っているはずの雅の周りにある重力の壁を通り抜けてしまったのだ。

悟・傑)あ

雅)ｯーーーーー！

悟)み、雅！

傑)ごめん！雅！大丈夫かい？！

雅)ーーーーーー。ﾎﾞｿ

傑)ごめん、なんて？

雅)何してくれてんの？馬鹿兄貴達よぉ。

悟・傑)?!?!?!

悟・傑正座。

雅)あのさぁ。私もここ壊してもいいよ。って言ったけど限度があんでしょ。みてみりんよ。自分らの後ろ。ボロッボロになってんよ？それは別にいいけど、私に実害が出てくんなら別だわなぁ。何で私の後頭部から血が出てきたの？反転術式ですぐに治せるとはいえ、私のは完璧じゃないから痛みは消えないの。分かる？今も治したけどズキズキ痛むわ。てか、そもそもの話傑兄が悟を試そうなんてしなければ良かったよね？言ったよね。私。許嫁だし、なんもされてないって。なのに傑兄は信用出来ないとか何とか。えぇ？悟は巻き込まれもいいとこだよ。それで挑発的な態度とったのは頂けないけどね？

悟)ｳｯ。

傑)ごめん。雅が心配で、

雅)心配掛けたのはごめん。謝る。でも私は子供じゃない(…って今は子供だったな)訳じゃないけど、物事の善し悪しは分かってるつもり。だから大丈夫。

傑)…うん。私が過保護だった。ごめんよ。

雅)分かってくれたらいいよ。じゃあ、

悟・傑)？

雅)悟は3日間お嬢様言葉か、3日間甘いもの禁止。傑は3日間エセ大阪弁か、3日間そば禁止。選ばせてあげる。

傑はそばが好物。悟は甘いものが好物。

悟・傑)はぁぁ？？！！

雅)当たり前。何かしたら罰があるのは。ね？

悟)いや、ね？じゃなくて！

傑)流石にそれは…