テラーノベル
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画面に表示された名前を見た瞬間、心臓が大きく鳴った。
『お誕生日おめでとう!今終わった!』
その一文だけで分かった。
絶対、この人や。
気持ちを落ち着かせながら、眠っているヤマを揺らす。
「女の子から、おめでとう来てるよ。返信せんでええの?」
寝ぼけたまま目を開けたヤマは、画面を見もせずに答えた。
「あー、大学の友達やわ。明日返す。」
その瞬間、違和感が走った。
大学に女友達おらんって、言ってなかった?
また眠りについたヤマの横で、私は朝まで眠れなかった。
時計の針が五時を回る。
私は静かに言った。
「携帯、開いて。」
寝ぼけたヤマは何も疑わず、スマホを開く。
そのまま、一番上にあった女の名前を押した。
画面いっぱいに並ぶメッセージ。
一緒にご飯へ行った日。
先輩との飲み会で合流した日。
風邪を引いたヤマの家へ、食べ物や飲み物を届けた日。
全部。
全部、そこにあった。
吐き気がした。
やっぱり。
そうやったんや。
そう思った。
「説明して。」
それだけを口にした。
東 桃子
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コメント
1件
えぇ〜!!?😱💔 この「携帯、開いて。」のシーン、マジで心臓ギュッてなった…! 今まで積み重なった違和感が一気に可視化される瞬間、主人公の冷静な「説明して。」に逆に怒りと悲しみがこもっててエモすぎる…。 ヤマの「大学の友達やわ」って嘘、もうこの時点で怪しいと思ってたけど、まさかここまで証拠が並ぶとは…。続き気になりすぎる!!😭🔥