短編集って響きっていいですよね…
てことで書いてみた。
side.若
元貴は耳かきが好きだ。特にメンバーにしてもらうのがいいらしい。本人曰く、
大森「2人ってめっちゃ耳かき上手なんだよ。あと安心するし」とのこと。
耳かきをすること自体は別にいいんだけど、問題なのは声だ。その、こう、なんていうか、すっごいえっちい。
正直、変な気を起こしそうになる。こんなこと思ってんの、俺だけ…?
今日は涼ちゃんのおうちでお泊まりをしている。寝る前になって元貴が、涼ちゃんに耳かきをねだった。
大森「涼ちゃん~耳かきしてえ~」
藤澤「そっか、前からだいぶたってるもんねえ」
大森「最近、耳カサカサ言うんだもん~」
藤澤「ん~いいよお~ほら、こっちおいで~」
大森「んへえ~やったあ」
涼ちゃんがふにゃふにゃの笑顔で、元貴の頭を膝の上に乗せる。やばい。
3人しかいない今の状況で、あの声を聞いたら、さすがにやばい。
俺、どうにかなっちゃうって…!!いろいろ考えてたら、涼ちゃんが耳かきをはじめた。
藤澤「元貴~はじめるから、動いちゃだめだからね~」
大森「はーいお願いしまーす…」
元貴がゆっくり目を閉じる。最初はいいんだ。最初は。
藤澤「元貴くまひどいねえ…いつも忙しいもんねえ」
大森「うん~でもめっちゃきもちい…」
藤澤「寝たかったら寝てもいいよ」
最初はいつもふわふわのかわいい空間なんだよ。でも少ししたら涼ちゃんが話すのをやめて、集中し始める。
そうするとだんだん…
大森「ん…そこぉ…めっちゃきもち…」
藤澤「元貴ここいつも痒そうだよねえ」
大森「んあ…もうちょっと上ぇ…」
藤澤「ここ?」
大森「あ、んん…そこぉ、ん…んはぁ…」
いやこんなんあえいでるのと一緒だろ!!もう無理。寝よう。うん。そうしよう。それで全部忘れよう。よし。
若井「ごめん先寝る。おやすみ」
藤澤「おやすみ~」
大森「まだ、おやすみのちゅー、してない…」
藤澤「ほんとじゃん。はい、若井」
若井「んっ」
大森「俺も!」
若井「はい、ん、はっ」
大森「ん、おやすみ!」
藤澤「おやすみ~」
若井「おやすみ」
その夜は結局全然眠れなかった。それもこれも全部、可愛すぎる二人が悪い。
短編もむずい…いろいろ考えちゃう若井さんが好きです。
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