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暑くなってまいりましたね。皆様お気をつけくだっせえ
side.もとぅ
涼ちゃんが、ソファでイヤホンをつけてスマホを見ている。安心したような、寂しいような顔で。何かあったのかな。
アンチとかそっち系じゃなさそうだけど、やっぱり気になったのでそおっと近づく。気づいてないっぽい、よし。
背もたれの後ろから思いっきり抱きついてやった。
藤澤「ふぎゃあっ!」
大森「ふはっ変な声~」
藤澤「元貴かあ~びっくりしたじゃん~どしたのお?」
大森「何見てるのか気になったから。何見てたの?」
藤澤「ああ~。ん~、これ見てた。」
涼ちゃんが見せてきたのは、俺のソロ活動の動画。МVを見てたっぽいけど、他の動画も全部保存してあった。
なんか照れ臭いけど、それなら余計にあの顔をしてた理由が知りたい。思いきって聞いてみたら、
藤澤「ん~?かっこいいなあって」
大森「うそ。それだけじゃないでしょ。やっぱ嫌だった…?」
ミセスという守るべきものがあるのに、一人で新しく踏み出そうとした俺を2人は許してくれた。でも、やっぱり嫌だったんじゃないかって、思ってしまうことがある。涼ちゃんの隣に座って、手を握る。
藤澤「嫌なわけないよ~1人で踏み出した元貴を、すっごく尊敬してるし、憧れるよ」
大森「それはありがと。でも、なんか思ってることある顔だった。絶対。」
藤澤「うーん…別に大したことじゃないんだけど…」
大森「だめ。ちゃんと言って。」
もともと、2人が嫌だと思ったら、やめようと思っていた。本来の畑が守れないのなら、ソロはするべきじゃない。
藤澤「1人で頑張ってる元貴にさ、もっとついていきたいんだよね。これはね、ずっと考えてことなんだけど、今の僕じゃやっぱだめだなって。」
大森「なんでそんなこと思うの…涼ちゃんはさあ…」
藤澤「ごめんね。でも置いて行かれるのは嫌だから、引き留めちゃってるんだよね。一緒に飛べないからって、ずっと足引っ張ってるのはわかってるの。ごめん。」
大森「俺は、涼ちゃんだから一緒にいるの。だから一人は寂しいの。二人にいてほしいの。」
藤澤「え…?僕が、引き留めてるのに…?」
大森「引き留めてるって何よ。ここはおうちなの。だから、羽ばたいても絶対戻ってくるの。」
藤澤「絶対…?」
大森「当たり前じゃん。涼ちゃんと、若井がいるから、帰ってこれるんだよ」
涼ちゃんは自分に自信がなくて、たくさんの人に自信をくれる。
もうちょっと、自分用にとっておいてもいいと思うんだけどな。でも、それが涼ちゃんなんだし、俺らがいっぱい自信をあげて、愛を伝えるしかない。
ソロは、続けていくけど、一番大切なココだけは守り抜きたい。
藤澤「そっか…変なこと考えちゃってごmむぐっ」
大森「ごめんじゃないのが聞きたいなあ…」
藤澤「んへ…元貴ありがとう。大好き!」
大森「こちらこそいつもありがとう。俺もだいすきい~」
この愛情が、あなたの素晴らしさが、伝わりますように。
ちょっとシュッとしたお話が書きたかった。でもやっぱ糖分だな。