没作品です…!
すみません最近ちょっと書く気が起きなくて…!!
前作で言っていた曲パロもリクエストももう少し後になるかもしれないです申し訳ない!!
こちらは他のところで貰っていたリクエストです
【声を我慢する🧪と出して欲しい📡】
せっかくリクエスト頂いたのに没になってしまって申し訳ない🙇♀️🙇♀️💦
⚠️r18要素有、カプ要素も有ります
「ぐちーつ」
夜風に当たりながら特になんの用事もなく歩いていると、彼の声がすぐ近くで聞こえた。
振り返る間もなくきゅ、と後ろから抱きしめられると少し荒くなった息が耳にかかる。
すぐに意図を察して、腰に回る手に自分の手を重ねると、満足そうに笑い声が聞こえてきた
「おれんち、きて」
そう言えば、するりと彼の手が腰から離れていき、代わりにきゅ、と手を握られる
こう言った誘いが来る時は、決まって朝まで抱き潰される。自分にとってそれはぽっかり空いてしまった心を埋めるものにもなり、少しの不安とストレスでもあり、大きな愛でもあり。
複雑な感情をまとめて混ぜ込んだその行為は、とにかく自分を幸福にしてくれる。
今日は気分が良かったので、その誘いに乗ることにした。
「ゆび、挿れるよ」
静かな夜、突然あいつの顔が頭に浮かんできて離れなくなった。
あいつの透き通った声が聞きたい。そう思ったのだ。
だから呼んだ。だから誘った。そう言えばぐち逸は少しばかり幸せそうにはにかんでくれる。
しかし俺には一つ悩みがある。
ぐち逸は行為中、声を意地でも出さない。
枕にぐううぅ、と顔を沈めて身体を跳ねさせるだけの、静かな行為。感じ取れるのは身体の動きだけなのだ。
今回も例外ではなく、相変わらず水音だけが響く静かな部屋で行為を続けていた。
「ッ゛♡、……ッ」
「…ぐちーつ」
我慢できずに指を入れたまま名前を呼ぶと、
枕の隙間から目線だけをこちらにやって言うことがあるから早くしてくれとでもいうような目で訴えてくる。
「あのさぁ、声、なんで抑えんの?」
「…?」
一度指を抜いてそう問いかけると、ぜえぜえと息を切らしながらぽかんとした間抜けな顔を抜かしていた
「………気持ち悪くないですか?」
「はぁ?そんなことないが??」
眉を八の字に曲げてしまい、完全に困り顔になる彼を無視して話を進めていく
「声出して、枕に顔埋めないで」
「嫌です、」
「なんで?」
「恥ずかしいから」
「………じゃあやんない」
「え?」
「興奮しないんだもん。やんない」
「…いや、ちょ、え、?」
ぐち逸はこうとなれば俺に並ぶくらいには思想を折らないのだ。誰から何を言われようとも全く折れない。
それならもう俺も素直に諦めるだけ。
しかしこれは最終手段というもので、やめる気なんて一切なかった。リスクが高い手段なこともあって、本当にここで終わることになったらどうしようと少しばかり不安になりながらも演技を続ける。
「終わりねもう。今日は来てくれてありがと。
遅いから泊めたげる。まあ泊まるのは今日で最後だろうけど」
下着を履いて終わりの合図を出して近くに置いてあった玩具や道具を全て手に取る。
はぁ、ここまで来てもとめないのかよ
少しばかり冷たい言い方をしてしまったかと不安になりながら、片付けを始めた
こりゃ失敗したな。俺まだぐち逸とヤりたいんだけど
萎えるわもう。完全に萎えた。もうどうにでもなれというような思いで部屋を出ようとしたその時。
くいっと弱い力で服を掴まれた気がした
ちらりと後ろを見ると、心底悲しそうに、まるで幼児のようにぽろぽろと涙を流して泣いているぐち逸がいた。
「……ぃや、…いやです、…」
「ぁ、ぇ、」
違う、まさか泣いてしまうとは思ってなくて急いで手に持っているものを全てほっぽって抱きしめてやる。
「ごめ、泣かせたかったわけじゃない」
えぐえぐと小さく肩を震わしてきゅうう、と服を握りしめてくる彼にますます罪悪感が湧いてくる
「も、もぅ終わりですか?嫌いですか?」
「嫌いじゃないよ、嫌いじゃない」
「…っこぇ、こえだしぁす、こぇ……」
「え?いやもういいよ無理しなくて」
「んぐ、っ…ごぇ、ごぇんなさ、っ」
「ああ違う、怒ってるんじゃなくて。本当に無理しないでって話。セックス中までぐち逸無理させたくないから」
ああクソ。俺の言い方の問題でどんどんこいつを不安にさせてる気がする。
つい早口になって一方的に話していると、ぐち逸が呼び止めてくる。
「……ん?」
「……わた、わたし、っ、…」
「うん、」
「れだぁさ、にも…ッきもちよく、なってほし、から、…」
「え?うん」
「こぇ、こえ、…っ」
「…俺のために?」
こくりとゆっくり頷くと、さらにぎゅううぅ、と抱きしめられる。
俺にも気持ちよくなってほしいから声を出す。
なんとも女々しいことを言うななんて思いながら、心の底から嬉しくなって、興奮する。
「…ほんっとおまえ……」
普段はそんなこと言わないくせに。大体俺から誘ってやっといちゃいちゃ出来るくらいなのにどうしたんだよ。可愛いやつめ
理性をなんとか維持しながらぐち逸をそのままゆっくり押し倒し、深いキスをする
泣いてしまっていたので少ししょっぱかったけれど、それよりも甘くて濃いキスだった。
「…さっきとかしたからもう入れてい?」
そう聞くとこくりと頷いてくれるので、嬉しくて笑顔が漏れるとぐちいつもそれをみて安心する。
下着を脱いで勃ちきったモノをゆっくりあてがうと、ぅ、と小さく声をあげて耐えていた
「ん……ッ゛……っ」
「ぐちーつ、声我慢しないの」
「ごぇ、…ッくせ、で、ッ…うぁ、っ」
「クセになっちゃってんの?」
「んッ………っ」
反射的に手で口を抑えてしまうようで、どうしたもんかと思いながらも中を進んで行く
「ぐちーつ、ちゅーしよ」
最後まで入り切ったところで息を浅く荒く繰り返す彼をひと撫でする。
こくりと頷いたのを確認し、ぐち逸に口付けをし、舌で口を開けろと主張すれば、すぐに口が開いて彼の舌と絡め合う。
「ふ、ん、……」
ぐち逸がキスに集中しとろんとしたところを狙い、口を離してすかさず指を突っ込んだ
「うが、…ぅ、」
顔いっぱいにはてなマークを浮かべる彼を無視しながら、にっこりと笑ってぐち逸に話しかける
「口、抑えられないでしょ」
そう言うと不安そうにしながら俺の突っ込んでいる方の手を握ってきた
「大丈夫、慣れたら取るよ」
ぐち逸が頷いたのを確認し、ゆーーっくり、ゆっくり動き出す。彼の気持ちいい所を的確に擦り付けながら突けば、ビクッと腰を震わした。
「あぐっ、う、ッ♡ぅう゛っ、♡」
「…そ、じょーず、っ」
「ぅ゛んっ、♡♡♡はぁっ、あ♡」
「はは、えんろ…っ」
生理的な涙を流して水音と共に彼の声が部屋に響き渡る。
脳みそがぐち逸の声で犯され、ぼぅっとしてくる。かわいい、かわいい、その4文字だけが頭の中を埋め尽くして、いつの間にか声を出させるのに夢中になっていた
「ん゛ぁッ♡♡ぁーーッ゛♡ぅあっ、あっ♡」
「かぁいいねぇっ♡、ぐちーつ、♡」
「ぅ゛んっ♡ふ、♡あ゛ぇ、ッぅ♡」
腰を振れば可愛い声が下から聞こえてくる。
それが永遠に続く興奮材料となり、今までで1番気持ちよくて楽しかった
「うっ〜〜〜ッ゛♡♡♡ぁ、あっ、゛!♡」
一際大きく跳ねたと思えば、白濁が垂れてぐち逸の腹を流れる。
「イった?」
一度動きを止めてそう問いかけると、きゅ、と俺の手を握りしめる力が強くなった。
絶頂する時は言って欲しい。
前々から思っていた事なのだが、前はそもそも喋ることも拒絶されたので頼むことができなかった。
しかし今なら従ってくれるかもしれない。
少しの期待を込めてぐち逸に問いかける
「ぐちーつ、イくときは言ってくんない?」
「ぁえ、」
「ほら、中も結構動くからさ、タイミング知っときたいんだよね」
「……」
「ダメ?」
「……わかりぁした、」
「ん、ありがとねえ」
思っていたよりもあっさり承諾してくれて、それが嬉しくて頭を撫でてやる。
猫のように目を細めて気持ちよさそうにしているぐち逸に動く合図をすれば、またきゅ、と口に突っ込んでいる指を握られる
どうやら彼が不安になったり我慢をする時には俺の手を握るようにしているらしく、なんとも可愛らしい姿に背徳感が背中をゾクゾクさせた。
「動くよ」
そう言って先程のようにゆっくり動き始めれば、一度絶頂して敏感になったその体はすぐに腰を振り始める。
「んぁっ、♡あっ、ぁう゛…ぅぅ……♡」
「ぐちーつ、好きだよ」
「ぇんっ、?んっ、ふ、♡」
彼に愛を伝えれば、分かりやすく嬉しそうにする。それが可愛くて可愛くて、動きを少し早めれば腕をさらにぎゅ、と握られた
「あ゛んうっ♡あっ、ひ、ひ、♡」
「かわいい、かぁいいね、」
「ぁ、あっ、!♡♡いき、いきぁすっ、ぃ、いく、♡いぐ、っいぎゅ、ッ゛…ぅ゛ッ♡」
身体が弓のようにのけ反って硬直したかと思えばびゅく、と音が出そうな程大量に射精する。
再度ベッドに体を落として息を整えようと必死に呼吸をする彼。
口に咥えさせたままの指をいやらしく動かせば、涎を垂らして苦しそうに喘ぎはじめる
「んっふ、♡かぁいい♡」
「ぁえ、ぅ、ッ♡んぐ、んっ」
流石に呼吸するのがしんどそうだったので指を離してやれば、俺のことをぼーーーっと見つめながらひゅ、ひゅ、と空気を吸い込み始めた。
「ぐちーつ、声出せて偉いね、イくとき言えて偉いねぇ」
「ん、ふ、…っ♡えら、?」
「そう、エライ。ちょーかあいいよ」
「ふ、ふ、♡えだあさ、♡♡」
「ん?」
手を伸ばしてきたかと思えば、それを首元に回してぐち逸の方に引っ張られる。
突然のことで姿勢を崩しそうになっていると、ぎゅ、と抱きしめられてすんすんと匂いを嗅がれた
「なぁに、甘えんぼ」
「えだーさ……♡すき、すきぇす、」
「……は?……あーー………はは…
お前どおしたの今日ほんとに……」
「すき、すき、…♡♡」
「…ふふ、……すきだねぇ」
ぷちりと何かが切れた音がした後、次の日ぐち逸がいつのまにか動けなくなって今たのはまた別の話。
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