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コメント
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あ~~~もう、良すぎる……!「僕なんて」って縮こまってた類が、司の大声で呼ばれて、差し伸べられた手を取って立ち上がるの、胸熱だったわ。えむの「きらきらなのにズーングルグル」って擬音語で言い当てるところ、好き。司が「俺たちじゃ思いつかなかった」って類のアイデアを認めたシーンで、ちゃんと居場所ができた感じがしてグッときた。続き読みたい!
#暁山瑞希
ねる
460
475
黒 瀬 ↻
102
おもち
31
次の日、類は少しの淡い期待をしながら、下校していた。
類(なんか…増えてる……)
昨日と同じ場所に司と、加えて緑髪とピンク髪の女の子2人が一緒に立っていた。類は思わず、物陰で足を止めた。
類(僕…この中で出てって良いのかな…?いや、今日は僕を待ってるとも限らないし…)
グルグルと思考の海に浸っていると、溌剌な声が聞こえてくる。
えむ「ねぇねぇ司くん!紹介したい人ってどんな人なのー?」
司「どんな人、か…。まあ、第一印象は倒れてる奴だからなあ。」
寧々「それは聞いたわよ」
あまりの話題に、類はそのまま物陰でしゃがみ込む。
司「類はな!」
司はそこで一度押し黙る。そして、辺りをキョロキョロと見渡す。寧々に嫌そうな目で見られたのは言うまでもない。
司「…類が居ないから言うが……」
司が小声で言うので、類は益々聞き耳を立てる。
えむ「なになにー?」
司「正直助け起こした時に真っ先に思ったのは“顔が良い”だったな…」
寧々が吹き出した。えむは楽しみーわんだほーい!である。
司「後はそうだな。…とびきり優しいな。それも、自分を犠牲にするくらいに。」
司は真面目な顔をしてそう言う(※最初から真面目ではありました)。
寧々「で、その類って人まだ来ないけど、ホントにここ通るの?てか、連絡は?」
司「それが…連絡先の交換をしていなくてな…」
寧々「はぁ?!」
類(僕を待ってるのは分かったけど…あの2人な例のワンダーランズ×ショウタイムのキャストなのも分かったけど…)
類(こんなの出ていける訳無いじゃないか…!)
すぅ、と司が息を吸った。類は何をするんだろう?と首を傾げたが、寧々とえむは即座に耳を塞いだ。
司「るううぅぅういいぃぃいいい!!!!!!!」
類「ぅわっ…」
あまりの大声に類は尻もちをついてしまう。それを、目敏く寧々が見つけた。
寧々「類って…君?」
類「ぅ、え、ぁ…」
上から覗き込んだ寧々に、類は先程のダメージも多大にあると言うこともあって、まともな返事ができなかった。
えむ「類くん?!ホントだ!司くんの言う通り、お顔きれーだねっ!!」
司「こらえむ!やめんか!」
寧々「てか司。アンタのせいで私まで類さんの第一印象倒れてる人になったんだけど?」
司「う…。類すまん…、連絡先を持っていなくてな…大丈夫か?」
類「ぁ、ああ…」
ワンダーランズ×ショウタイムの3人の勢いに押されつつも、類は司が差し出した手を取って、漸く立ち上がった。
その時偶々、類はえむと目があった。
えむ「類くんって…」
類はこれ以上何を言われるのかと、生唾を飲んだ。
えむ「きらきら〜!なのにズーングルグル〜って感じだね?」
類「!」
寧々「いや分からないし…」
司「だれか通訳は居ないのか…?」
えむが類の本性を見抜いたと同時に、類も気が付いた。
類(この子は、ただ単に擬音語を使ってるだけじゃなくて…ちゃんと自分でしっくり来るモノを使っているんだ…。それに加えて、意外と他人を見抜く観察眼もある…)
寧々がそれはそうと、と声を上げる。
寧々「こんな道端で話すのもアレだし…どこか行かない?ここからだと…ほら、司の家とか近いし。」
司「あ、寧々…それは…っ!」
寧々「なんなのよ?今日家駄目なの?」
そんなやり取りを見て、類は一歩前へ出た。
類「司くんが良ければ…行きたいな」
司「類…!」
─司の部屋─
類は最初、司たち3人がショーの話をしているのを黙って聞いていた。この場に居られるだけで贅沢だとすら思っていた。
司「これはどうだ?類?」
なのに、司たちがそうやって意見を求めるから、類の顔も綻んだ。
類「そのシーンは、昨日貰った台本に書いてあると思うよ」
そんな事を言いながら台本を取り出したのは良いものの、直ぐに
類(初心者の僕の案なんて見せても良いのかな…?こんなのに割く時間なんて無いと思われて居ないかな…。…めい、わくかな…。)
グルグルと思い詰めてしまう。でも、そんな類の手を、司が掬い取って握った。
司「凄いぞ類!俺たちじゃ思い付かなかったものばかりだ!!」
そう言われて初めて、居場所というものを、類は感じることができた。