俺の人生はあまりいいものではなかった
親に捨てられ、俺の妖術で関わった人を不幸にするそれに加えて周りの神から避けられる
それでも俺は必死に生きていた
いや、死ねかったと言うべきだろうか
死にたいのに死ぬ勇気がなくて
意気地無しで
どうせもなくって
それでも、こんな俺にも太陽みたいな笑顔で笑いかけてくれるやつが会わられた
そいつはセーラー好きで、変態で疫病神より疫病神な男そして優しい過ぎるお人好し
そんな奴が俺を見つけてくれた
俺を見てくれた
俺は好きになった
好きになって、大好きになって止められなくなった
あいつに会うだけで鼓動が早まるのがわかった
あいつが笑ってると心の冷めきった所が暖かくなるのが分かった
けど、あいつは先生で俺は生徒
どうしても叶わない
叶うわけがない
こんなに好きなのに
月は太陽なしには輝けない
僕の人生はあまりいいものではなかった
家族にも恵まれ、生徒にも恵まれただけど圧倒的に不幸体質でそれに加え妖怪を皆んなを払ってしまう忌々しき退魔の力
そのせいで皆んなに避けられるは陰口叩かれるは
僕は死にたかった
死にたくってどうにならなくってどうしたらいいのか分からなくなってそんな時に現れたが佐野君だった
自分だってしんどくって辛いはずなのにそんなことも分かっているのに
なのに僕に手を差し出してくれた
分かっているのにどうしても好きって言う気持ちが止められなくって佐野君が居ないと僕は生きて行けなくってどうしようもなくって
もう嫌になって全て投げたしなくなって
けどまだ生きたくって
自分が分からなくなって
好きなのに分からなくなった
太陽は月なしには生きていけない
佐野『好きだ』
告白された
嬉しかったこんな僕の事を好きになってくれしかもそれが好きな人だったから
心の中がギュってなっただけど、だけど
僕は生徒で佐野君は生徒越えられない壁
だから僕は
嘘をついた
晴明『僕は佐野君の事嫌い』
とその時彼は酷い顔した
そして走っていってしまった
僕は誰もいないところにきた
そんな顔させるつもりはなかった
いやさせるつもりがなくってもさせてしまったのだ
好きなのに、僕に噛み付いて離さない
離れたいのに
いや離してないは自分なのか
もう何が何だか分からなくなってきた
もう、佐野君の事好きじゃなくなったのかな僕
そう思うと何故か涙か出てきた
そうか好きなんだ僕まだ、佐野君事が
好きで、好きでたまらなく好きで
だけど、もう
佐野『晴明!』
来て欲しくない人が来てしまった
佐野『なんで泣いてるんだ』
晴明『泣いてなんか、』
佐野『そんなに嫌だったか?俺の……告白…』
晴明『ちが、』
佐野『けど俺、晴明が嫌いでも諦めないから絶対』
晴明『好き』
しまったやってしまった
彼の真っ直ぐな瞳でつい本音が出てしまったあぁもう手遅れだ
晴明『僕も佐野君が好き』
佐野『だったら!』
晴明『けどっ!僕は先生で佐野君は生徒。越えられない壁がある』
佐野『じゃ卒業したらお前を迎えに行くだから、その時は俺と付き合ってくれ』
晴明『人見知りだよ?僕』
佐野『知ってる』
晴明『セーラーが大好きな変態だよ?』
佐野『分かってる』
晴明『不幸体質で退魔の力を持っててそれで((
佐野『それでも俺はお前が好きだから』
佐野『それで返事は』
晴明『もちろん』
“はいよろしくお願いします”
[完]
コメント
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めっちゃ感動しました😭 晴明くんが嫌いって言ってどうなるのかと思ったけどハッピーエンドになって良かった😌💭