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それは異世歴190年3月1日に起きた異世界の秩序が出来る為の大切な地下と空の大戦争だった
地帝国軍約五万を率いるは葵それに対し天空神殿軍約五千を率いるは大妖怪四季とぱっと見圧倒的戦力差がありすぐ終わるだろうと思われていたが天空神殿軍は言わば妖怪を集めた軍だったつまり生身の人間が圧倒出来る事はなく…
地下帝国軍少佐「付いて来い」
地下帝国軍は夜襲をする事にし少数の突撃隊「300人」でカラス天狗軍1500体の族長俊を討伐しようとしていた
地下帝国軍少佐「全員止まれ…ここからは余り音を立てるなよ」
地下帝国兵「右側より敵影その数…十人」
地下帝国軍少佐「五十人で対処せよ」
地下帝国軍は二百五十と五十で別れたがそんなことはほぼ無意味だった理由は簡単だ約二十人が飛ばされたからだ
俊「暴風刃」
地下帝国軍の周囲に竜巻が発生したこの竜巻には鋭く平たい刃物が無数に飛んでいて到底防げる物ではなかった…一人では
地下帝国軍少佐「甲亀陣営」
少佐がそれを言った瞬間に地下帝国軍は一塊になりその周りを鋼鉄の盾が覆いその盾の間から沢山の鋭い刃が突き出していた…しかししかしこんな防御はすぐ打ち砕かれることをまだ誰も知らなかった…
俊「暴風縮矢」
この能力一つで地下帝国軍の甲亀陣営は半壊し地下帝国軍三百人は全滅した
カラス天狗軍精鋭部隊「お見事です俊様」
俊「…防御兵を増やし防御を固くし侵入者を無くせ」
カラス天狗軍精鋭部隊「御意」
その後地下帝国軍からの夜襲はなかった
次の日の朝地下帝国軍大佐円が率いる約一万の兵と天空神殿軍獣系妖怪族長玉が率いる約九百体が睨み合っていた
玉「九尾君出来れば西側の防御して来て」
九尾「いいですけど…尻尾もふもふしながら言うことですか?玉さん」
玉「いいじゃんもふもふなんだから触らせてくれたって」
九尾「…玉さんここ戦場ですからね…それに玉さんの方がふわふわな尻尾あるじゃないですか」
玉「…自分のってなんか嫌じゃん」
九尾は尻尾を触ってくる玉の手を振りほどきテントの外に出た
玉「九尾もう少し触らせてよ」
九尾は呆れた表情で
九尾「帰って来たら触らせてあげますよ…兵士たち出るぞ」
と言い右側の高野に向けて出陣した
玉「行ってらっしゃい…怪我しないでね」
一方帝国軍側は
円「合分中佐右軍の指揮を頼む」
合分「承知した」
そして合分は早々に兵を揃え右側に出陣した
右側の戦場状況帝国軍中佐合分率いる三千対天空神殿軍獣系妖怪族副将九尾率いる二百
まず動き出したのは合分だった合分は少佐一名に千三百人を渡し右側を託すその後合分は残りの千七百を率い左側に動いた
九尾軍側近兵「急報敵動きあり、敵は二つに部隊を分裂しました」
九尾「氷狐右側の敵を叩いてきてくれないか」
氷狐「五十体ほど頂ければ行けます」
九尾「なら頼んだぞ」
氷狐「承知しました」
そして九尾軍副将氷狐は早くも五十体率いて戦場に出た
九尾「生きて帰って来い」
右側戦場部隊の戦況合分大佐部隊の少佐率いる千三百人対九尾軍副将氷狐率いる五十体
少佐「獣共に帝国の恐ろしさを見せてやれ…第一部隊突撃」
その合図と共に帝国軍三百が突撃を開始した
氷狐「皆いつもどうり行こう」
そして氷狐軍は三百人と対戦を開始した
少佐「両側に第二部隊と第三者部隊移動せよ」
一方乱戦中の戦場内では
氷狐「氷柱矢雨」
そう氷狐が唱えると空から沢山の鋭い氷柱が降り注ぎ帝国軍を半壊まで追い込んだ
帝国軍軍曹「怯むな戦え」
だが帝国軍は半壊した状態でもなんとか氷狐軍を留めていた…そして
第二部隊「敵の横腹を食いに行くぞ」
第二部隊はこの合図の後に氷狐軍の横の部隊に衝突した
氷狐「戦況を整える…愛嬌、濠楽待避経路を確保して」
愛嬌、濠楽「了解」
そして愛嬌と濠楽はなんとか後方の兵士を討伐し待避経路を確保したと思えたが…
第三部隊「狩るぞ」
まだ突撃していなかった第三部隊が待避経路を覆うように突撃しそこにいた愛嬌と濠楽はなんとか乱戦に持ち込むが討ち死にしてしまう
氷狐軍兵士「氷狐様待避経路が塞がれました」
氷狐「…皆合図と共に逃げて」
氷狐軍兵士「何をご冗談を共に逃げましょう」
氷狐「氷壁」
そう氷狐が唱えると氷の壁が何層にも出来氷狐軍の待避経路を確保した
氷狐軍兵士「…見事です…氷狐様共に逃げ…」
氷狐「早く行って」
氷狐軍兵士「…なぜですかこの壁さえあれば逃げられますよ」
氷狐「この壁は私が常に妖力を流さないといけないから…皆逃げて」
氷狐軍兵士「…なら我らも共に残ります…最後の瞬間まで共に」
氷狐「吹雪」
氷狐がそう唱えると物凄い強風が氷狐軍兵士に吹きそして氷狐軍兵士は飛ばされ最後に兵士達が見たのは妖力が尽き今にも倒れそうな氷狐様だった
氷狐軍兵士「…氷狐様」
氷狐「皆元気でね」
帝国軍第一第二第三部隊「氷狐撃ち取った」
そして帝国軍中佐対九尾軍副将氷狐の大戦は妖怪軍は二十体と最小限の死者数で帝国軍は千人とほぼ崩壊状態で幕を閉じた
左側の戦場で乱戦が始まるより少し前左側は帝国軍中佐合分率いる千七百人対獣系妖怪族軍副将九尾率いる百五十体が両者圧を出しながら布陣していた
合分「騎馬隊百を出せ」
合分側近兵「承知しました…合図の旗を出せ」
一方九尾軍はその動きを見て
九尾「雷狐隊五十で迎え撃て」
雷狐「承知した」
両者少数の兵が合図となり右側の戦場は戦を開始した
雷狐「ここに十体残れ」
そう言った後残す兵以外の四十体を連れ敵騎馬隊百に突撃した
雷狐「雷幻狐」
そう雷狐が唱えると電気を纏った狐が敵の騎馬隊前衛に襲いかかった
騎馬隊隊長「前衛の兵士及び後方を徐々に後退させろ」
そして前衛が激戦を起こしている時に合分が本陣から千率いて消えていた、しかし遠くにいる九尾はそれを感知出来なかった
雷尾「全兵止まれ」
それを言った理由は簡単だ徐々に後退していた騎馬隊の後方には本陣の守備隊六百が迎え撃つ体制に入っていたからだ
守備隊隊長「弓隊のこのこやって来獣共を歓迎してやれ」
弓隊隊長「承知…全軍撃て」
雷尾「雷網」
雷狐が唱えると空中に電気を纏った網が出て来て全ての矢を燃やした
雷狐「一回引き後方の十体がいる場所まで引くぞ」
守備隊隊長「騎馬隊戦慣れしてない獣共に現実を見せてやれ」
そう守備隊隊長が言うと盾兵の間が開きそこから騎馬隊二百が雷狐隊を覆うように出てきた
雷狐「…お前らここが俺らの死地なら最後くらい暴れよう…いや暴れてくれるか親友よ」
雷狐側近兵「…最後の瞬間までお供しますよ」
雷狐「幻獣化」
雷狐がそう唱えた瞬間だった
?「大炎竜」
そうどこかから聞こえると雷狐隊を覆っていた騎馬隊の一部に物凄い炎が渦巻き包囲網の一部にあながち空いた
九尾「…俺より先に死のうとするな雷尾…九尾隊及び雷狐隊退却だ」
守備隊隊長「逃がすか」
九尾「幻炎」
そう九尾が唱えるとところどころに倒れていた雷狐隊の兵から炎が出てその炎が九尾に集まったその集まった炎はなんとも言えないほど幻想的で美しかった
九尾「虹炎矢」
九尾が放った矢は敵兵を無視し守備隊隊長を貫いた
守備隊隊長「…なにが,おき…た」
守備隊「隊長!!」
その混乱の最中に九尾隊及び雷狐隊は本陣を目指して退却していたがその足は本陣を見たときに止まった
合分「…狩るぞ」
そう中佐率いる敵兵千が元九尾隊本陣に陣をとっていたからだつまり今九尾隊は挟み撃ちになっていたさらに九尾隊は絶望した
少佐「中佐殿を援護するぞ」
それは右側の氷狐と戦闘していた敵の少佐だった
九尾「…今すぐ氷狐の場所に伝達兵を走らせろ」
今九尾の心はグチャグチャだった理由は簡単だ何百年と共にした大親友を自分が相手を軽見していて氷狐は死んだと思ったからだそしてそれは雷狐も同じだったいや雷狐の方が辛いかもしれない何だって氷狐は雷狐にとって最愛の人だったからだ…そして雷狐は暴走してしまった
雷狐「雷撃豪雨」
そう唱えると同時に雷狐は敵にひとりで稲妻のような速度で突っ込んだ
九尾「待て雷狐」
雷狐「雷電移動」
そう唱えると雷狐は少佐の頭上いた
少佐「…なるほど貴様も戦士だな」
少佐は直感的に感じた彼は隊長を守る為に仲間を守る為に自分の犠牲など惜しまないということを
雷狐「放電崩」
そう唱えると雷狐の身体から物凄い電撃が発生したそれを見ながら少佐は側近兵の頭を撫でた
少佐「あばよ戦友諸君…いやあの世で会おう」
側近兵「…なら酒持ってれば良かったですね」
そして轟音と共に雷狐と少佐率いる三百は跡形もなく消えた
その様子を九尾はただ呆然と見ていたそして九尾は徐々に怒りと悲しみがこみ上げてきた
九尾「全軍雷狐と氷狐の敵を撃つぞ」
合分「迎え撃つぞ」
九尾「すまない玉…約束守れそうにない「小声」」
そして左側の戦場は最終的守備隊隊長を失った守備隊が合流し乱戦となり双方の隊長がぶつかり合い合分の槍が九尾を貫き九尾は大炎暴風を発動し自爆をしたそして中佐合分軍対九尾軍の戦闘は両者全滅で幕を閉じた
そして本題の地下帝国軍大佐円軍その数七千対獣系妖怪族族長玉率いる七百がお互い小山を本陣として陣をくんでいたこの時はまだ双方右側の戦況を知らなかった…まず動いたのは地下帝国軍大佐の円だった
円「一千はここに残り六千私に付いて来い…葵様に勝利を捧げるぞ」
円軍兵士一同「御意」
そして円率いる六千が本陣の小山から扇形の陣形で玉の本陣目掛けて突撃を開始した
玉「みんな…私たちも行こ」
玉軍兵士「言われなくとも」
そして円軍と玉軍は接触した
玉「猫灯」
円「大円双」
両者の隊長が放った攻撃はお互いを打ち消しあった…だが円は戦闘の経験が豊富だった
円「全軍私に続け」
このかけ声で円の軍は指揮が物凄く上がっていたそして徐々に玉の軍は押されていた
玉「みんな…大丈夫きっと勝てるよ…「癒猫手」
そして玉の兵士は回復しなんとか持ちこたえていただがこの戦況をひっくり返す軍が来た
?「桜吹雪」
その声がした瞬間周囲には沢山の花弁が飛びそれに触れた獣系妖怪は回復し帝国軍は傷を負っていた
?「余り私の友達を虐めないでね」
円「なんで貴様がいる…敵軍総大将四季」
四季「…親友が虐められてたら助けるのが普通でしょ」
円「なるほど親友か…だがここは戦場だ私は貴様の首を撃ち取るまで…「乱」
そう円が唱えると周囲に沢山の槍が出て来て四季目掛けて絶え間なく飛んでいった
四季「新芽の喜び」
円が出した攻撃は全て土にされてしまった
四季「四季合草」
そして一本の冷たく暖かく柔らかい草が円目掛けて飛び円を消した…いや正確には円を徐々に崩壊させた
円「…死ぬってのに案外落ち着くなこの技は」
円「葵さようなら…あの世で待ってるね「小声」
そして最後に円は優しい表情をしながら消滅した
円軍兵士「円様…我らも今そちらに向かいます」
悲しみにくれ諦めて死のうとした時兵士のひとりが円の服から出てる一枚の紙に気ずいたそしてそれを広げて読んだその後誰もがもっていた武器を下ろし泣いた
親愛なる戦友諸君へ
これを読んでると言うことは私は死んだのだな…なら話は早いこれから言う三つの約束を聞いてくれ
一つ目、私の後を追うものは誰独りとして許さない
二つ目、死ぬ気で幸せになりなさい
三つ目、…葵様を頼んだよ
あの世の私より
そして円軍の生存者は退却し帝国軍大佐円対獣系妖怪族軍族長玉の戦争は集結した