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青×桃(女)注意!
わたしはいつも誰かにあこがれていた。
家族に、友達に、先輩に…。彼らとわたしは何が違うのか、そう考え、変わろうとしても何も変わらない、そんな自分が…
桃「いってきまーす」
わたしには大切な友達が居て、そのためにも
わたしがわたしのままで居続けるためにも、毎日苦しくもがいているのだ。
青「お、ないこおはー」
桃「まろ!おはよ」
青「ほんまないこは元気やなぁ」
桃「…そう………w?」
青「せやせや、なんていうか…犬みたいな感じ」
桃「なにそれ…w」
青「んじゃ、また帰りでな」
桃「…うん、」
まろはにこりと笑って、わたしのもとを去っていった。
M「あーw…あいつきたわーww」
M「えーまじぃ?」
教室はいつも通りだった。
わたしの机に群がる一軍女子たちと遠くから気まずそうにこちらをきょろきょろとみている生徒複数人。
わたしにとっては、なんてことない日常の風景だったから、わたしは一軍たちの間をかき分け、足を引っかけられても、そのまま、机の方に進んだ。
”ゴミ” ”なんできてんの” ”カス” ”パパ活ビッチ女”
そう書かれた机の天板。
桃「はぁ…」
(めんどうだから、別の方法にしてほしいんだけど)
なんて思いながら、朝のホームルームを待った。
M「ねえ、乾」
桃「…はい」
M「放課後、三階空き教室に来てよ」
桃「、今日は予定があって」
M「何?」
桃「…、わかりました」
こういうのは、逆にむやみに返さない方がいいのだ。
M「おーいw、遅いんだけどー」
M「まぁじで、使えないよねww」
桃「…」
早く終わらないか、そのことだけで頭がいっぱいだった。
その時までは。
がつんっ
桃「っ、」
ぶつけられたのはただの黒板消し。チョークの粉が制服につき、夜空を表しているかのようになる。
痛くない。全然痛くないのだけれど…、何か…もやもやした何かが、胸の中に残った。
M「つまんな」
M「あ、これは?」
M「お!いいじゃんそれ」
目の前に出されたもの…それは、
カッター
だった。
next→♡20
追記 最近忙しいので♡つけさせてもらいました。遅くなる可能性大ですが、何卒…。
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