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秘密の恋

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秘密の恋

1 - 1. 秘密

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2024年05月25日

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💜「翔太早く!!」


💙「もう…どうせ時間ずらして行くのに一緒に出る必要ある?」


💜「みんなの前だとくっつけないもん」


💜「今だけでもイチャイチャしたい!!」


💙「え…」


💙(かわいすぎ。イチャイチャしたいって…一緒に出るだけなのにイチャイチャ? 笑)


💜「え…ってなに」


💜「もしかしてかわいいとか思ったんでしょ〜?」


💜「翔太もかわいい♡」


💙「どこがだよ」


💜「嫉妬深いところ!!!」


💜「それ以外は全部かっこいい」


💙「…ッ、なんでもかんでも口に出すなよ」


💜「翔太は言ってくれないじゃん。言わないと伝わらないよ??」


💙「……」


💜「ねぇ、俺は〜?」


💙「…かわいいよ」


💜「えッ、…///」


💙「なんで照れてんだよ 笑」


💜「だってほんとに言ってくれると思わなかった……。」


💙「てか時間やばい」


💙「早く行こ」


💜「はぁい」




俺は渡辺翔太。


見てもらった通り、同じグループのメンバーの深澤辰哉と1年前から付き合ってる。


でも、他のメンバーにはこのことを話していない。話してはいけない。


なぜって…仕事で他のメンバーに迷惑をかけるかもしれないし、そもそも俺達が所属している事務所は恋愛禁止。


その上同じ事務所のメンバー同士が交際していると社長に知られたら終わりだ。


一緒に住んでいることもどこかの誰かにバレて記事にされたらと考えると…。


男同士で交際、それに加え恋愛禁止の事務所なのに恋愛をしていることが世に知られたら俺達だけじゃなくグループにも影響される。


メンバーはみんな真面目だし、恋愛の話なんてもちろんするわけが無いからどう思われるかが 怖い。


でも…バレた時にこんな責任を負ってしまうことなんかわかってるのに、やっぱり自分の心には逆らえない。


辰哉も同じ。


俺達はこれからも隠し通していくつもりだ。




💙「じゃあ、ちょっと時間開けてから来てね」


💜「は〜い」


💜「後でね」


💙「うん、後でね」




今日は雑誌の撮影だ。




💙「おはよ〜」


💚「あ、翔太おはよ」


🩷「翔太おそ!!あとふっかだけだよ〜ん」


💙「まじ??」


「みなさんもう揃いましたか?」


💛「1人だけ来てないです」


「では時間早いですが読者おすすめコンビから撮影していきますね!」


「まず岩本さんと深澤さんからお願いします」


🖤「いわふか!!?」


💛「あッ、すみません…まだ深澤来てなくて」


💙(照と辰哉か…)


💙(誰か俺と辰哉選んでくんないかな 笑)


💙(まあ照と辰哉のコンビには勝てないけど…。)


「失礼しました」


「では渡辺さんと目黒さんお願いします」


💙「え、俺らじゃん 笑」


🖤「しょっぴーと俺ってあんまりなくないすか?」


💙「だよな、なんでだろ」


「こちらでお願いします」



——-❁ ❁ ❁——-



💜「おはよぉ」


🤍「ふっかさんおそっ!!」


❤️「 撮影始まってるよ」


💜「えッ嘘!!」


💜「時間まだじゃん!!」


❤️「少し早く始まったんだよ」


💜「俺悪くないじゃん」


💜「…あれ、なべは?」


💛「目黒と撮影行ったよ」


💜「…そうなんだ」


💜(なんでめめ…?)


💛「読者おすすめコンビの撮影らしい」


💛「俺とふっかも入ってた!!」


💜「お、まじ?」


💛「うん」


💜「やったあ 笑」


💚「強火いわふか担がいないね 笑」


💜「何それ 笑」


💜「…康二何見てるの〜?」


🧡「テレビ見てるで!!」


💜「テレビ見るのめずらし 笑」


🧡「ニュース見てんねん」


🧡「同性婚の話とか…」


💜「…同性婚?」


🧡「おん」


🧡「まだ同性婚認められてないんやな」




そんな話をしていると、みんな集まってきた。




❤️「難しいね…」


💚「俺らは恋愛あんまりしないからね〜。」


💜 「…みんなは同性婚とかどう思うの?」


🤍「やっぱり恋愛に性別なんて関係ないよ」




みんなその意見を聞いて頷いた。




💜(…嬉しい)


💜(でも…言えない)


💜(それとこれとは別なんだよね、みんな…。)


💜「そうだよね」


「あッ、みなさん揃いましたね」


「では読者おすすめコンビは後回しで全体の表紙から撮っていきます」




そして表紙を撮り終わった後、インタビューに入った。




「この箱の中から紙を取って読んでください」


🧡「俺がひくわ!!」


🧡「……んーと?」


🧡「『メンバーの中で結婚するなら』やって!!」


🖤「まじかよ」


🩷「むずッ!! 笑」




それを聞いた瞬間、翔太の方をチラッと見てみた。

すると目が合い、 翔太は俺にニコッと微笑んだ。




💜(かっこよ…。)




俺は自分でも顔が熱くなっていくことに気付いた。




💛「ふっか顔赤ッ!! 笑」


❤️「ほんとだ 笑」


💜「もぉ〜〜ッ」


🧡「牛がおるで」


💜「牛じゃねーよ 笑」


💚「じゃあ…答える?」


🧡「せやな」


💚「じゃあ佐久間から順番に言おっか」




🩷「ーーー」


❤️「ーーー」


💛「ーーー」


💜「なべ」


🖤「ーーー」


🧡「ーーー」


🤍「ーーー」


💚「ーーー」


💙「…ふっか」





🧡「えッ!!」


💚「翔太とふっか両想いじゃん 笑」


💜「笑」


❤️「意外だね」


💙「…そう?」



——-❁ ❁ ❁——-

撮影・インタビュー後


💜「…なべ、自販機行こ」


💙「いいけどふっかの奢りね」


💜「なんでだよ笑 まあいいけど」


🧡「あれ、ふっかさんとしょっぴーは?」


🩷「下の自販機に飲み物買いに行ってるよ〜」


🧡「そうなんや」




💙「辰哉なんであんなに顔赤かったの? 笑」


💜「だって翔太があんな顔してくるから…!!」


💙「あんな顔って…?」


💜「~~~もういいッ///」


💙「あれ、また照れてる? 笑」


💜「照れてないッ」


💜「あ…そういえば」


💙「?」


💜「翔太が撮影してる時、みんなで同性婚の話してた」


💙「えッ、みんななんて言ってたの?」


💜「恋愛に性別は関係ないって…」


💙「…そっか」


💙「なんか嬉しいね」


💜「うん…」


💜「でも、だからって言っちゃダメなんだけどね 笑」


💙「絶対言うなよ」


💙「……同性婚早く認められてほしいね」


💜「早く翔太と結婚したい」


💙「直球だな 笑」


💙「……俺も、辰哉と結婚し…」


🧡「…ふっかさん達何してるん?」


💜「うわッ!!」


💜「びっっくりした」


💙「おい…静かに来るの辞めろよ」


🧡「あは 笑」


🧡「俺も飲み物買いに来ました」


💜「おー、」


💙「じゃあ俺ら戻っとくわ」


🧡「はーい」



🧡「…辰哉と結婚……?」



——-❁ ❁ ❁——-

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