テラーノベル
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マホロアは負けた。
マルク
「負けちゃったかー。
まあたった一回の勝負だし、
負けとかどーでも良いけど」
マホロアが被っていた王冠が砕ける。
もったいねーとか思っていた。
そんな時だった。
マルク
「マホロア……?
おい!マホロアっ!
くそ、ローア!ローア反応しろ!
マホロア、マホロアが!」
マホロアが異空間に
呑まれてしまった。
カービィ
『ま、マホロア!』
デデデ
『ど、どうなってる!?
空間が…!』
見れば5人が戦っていた空間も
消え去りかけている。
マルク
「あ〜っ!もう!
ローアが反応しねえなら
オレが迎えに行く!」
魔法陣をささっと羽で描く。
完成した頃には
オレはローアから消えていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
???にて。
歪みに歪み切った異空間へと出た。
マルク
「マホロア〜〜っ!!!!返事しろ!」
どれだけ走り回っても
見つからない。
返事が聞こえない。
魔力が見えない。
さっきまで戦っていたのだ。
ああそうだ。さっきまで……
だから
魔力切れを起こしていても、
倒れていても、
意識がなくたって
有り得る話だ。
論で考えてる暇があれば
探せ。探し出せ。
〜〜〜〜
マホロアが消えた位置から推測するに
この辺りが妥当だろう。
移動した可能性もある。
探して探して探して
見つけ出せ。
マルク
「い……いた…………
マホロアぁ!」
不思議な木のような元で
マホロアが倒れていた。
マルク
「は、はぁ……
心配、させやがって……」
反応がない。
疲れて寝てしまっただろうか?
マルク
「マホロア……
迎えに、きたぞ………」
それとも、
さっきの戦いで疲れてしまったか?
マルク
「マホ、ロア……
………気絶?」
まあ、マホロア一人くらいなら
テレポートで連れ出せるだろう。
『今思えば、
そんなの甘い考えだった。』
マホロアの体に触れた。
触れた。
触れたはずだった。
───冷たい。
マルク
「は……?」
「マホ、ロア……?」
冷たい。
冷たすぎる。
人の体だよな………?
マルク
「おいっ、マホロア!
起きろよ!!」
「迎えにきたぞ!オレが!
この天才魔法使いマルク様が!」
冷たい。
反応がない。
起きない。
動いていない。
息をしてない。
心臓が動いていない。
回復魔法がもう効かない。
死んだ。
戦って……まだ30分も、
経ってないはずなのに。
亡くなった。
少し目を離しただけだったのに。
もう会えない。
死者など何度も見てきた。
知り合いだっていた。
嘘で仲良くなった偽物の友人を
殺したことだってあった。
でも、マホロアはなんだ?
知り合いでも友人でも、
家族でもない。
だからと言って
知り合い以下ではない。
マホロアはどういう存在?
オレにとって。
友人じゃない。
家族じゃない。
娘とか、そーいうわけでもない。
まだオレは信じていない。
今言葉にできない死者がいる。
それに悲しんで悲しんで、
悲しんで悲しんで悲しんで悲しんで、
泣いている。
泣いてる暇があったら家へ帰って、
魔術の本で調べたり、
夢の泉に連れてったり、
マホロアを取り戻す方法を
しらみ潰しに試せば良いのに。
動けない。
どうして。
どうしてマホロアが死ぬ必要があった?
なんで。どうして。
なんで殺した。
カービィの攻撃は強いって
身をもって知っていたではないか。
これじゃ見殺しと同じではないか。
オレはマホロアを殺した。
嗚呼。守れなくってごめん
守ってやるなんて言ってたのに
肝心な時に守れなくてごめん
まだ17だったのに殺してごめん。
オレなんかを尊敬させてごめん。
コメント
4件
うぅ・・・感動的ですな・・・