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明るい人ならばここで(今日も賑やかだな!)なんて思うのだろう。
でも少なからず今の尚央にはそう思えない。
重い足を引きずりながら学校へ向かう。
「おはようございます…」
「お前!今何時だと思ってるんだ!!」
(まぁこうなるよね…)
内心そう思いながら頭を下げる。
「はぁ…いい。席につけ。」
こくりと頷いて席についた。先生は嫌な顔をしていた。
でもそんなこと
今の尚央にとってはどうでもいい。
━━ 全部がどうでもいいんだ。━━
「なぁ…尚央…大丈夫?」
小さな声で囁くように話す。
隣の席の蛍(ほたる)。仲良しで俺の友達だ。
「あ〜…バス寝過ごしちゃって」
すると蛍は必死に堪えるように笑った
「っw ッッッッw っww ぷっwww」
「そんな笑うか…?」
「だっっっwwww だっwwwww」
「はあ…」
「だwwwwwwwww」
ダメだこりゃと呆れるように窓の外を見る。
雨は少し落ち着いていた。