⚠ ちゅーい ⚠
ら →→ ← ぺ ←← し
1部 しにぺん
pn side
最近、らっだぁの態度が凄く冷たい 。
それも、俺に全く興味が無いような態度で 、
分かりやすく表すと、お湯が氷になるレベル
とにかく冷たくて、素っ気ない 。
話していると、心の何処かが痛く、涙が出てきてしまいそうになる 。
それくらい、ダメージが大きい程、冷たかった 。
最近、仲を戻そうかと外に行こうと誘おうとするが、毎回毎回怖くて何も言えなくなってしまう 。
『 らっだ、? 』
「 何??なんか用?? 」
と、いつも通り素っ気ない反応が帰ってくる 。
その冷たい声と、冷たい反応を取られると、話したくなくなってきてしまう 。
『 …ごめん、やっぱなんでもない、 』
「 あっそ、なら話しかけて来ないで、 」
『 ぁ… っ、 うん…ごめ… っん、 』
もうらっだぁは、冷めてしまったのだろうか?
好きなのは俺だけなのだろうか?
もう、何も考えたくないなと思いながら、俺は自分の部屋に戻った 。
部屋に戻ると、俺はうずくまり、涙を流した 。
色々なことを考えた 。
出ていった方がいいのだろうか、別れることが正解なのだろうか、
縁を切るのが1番いいのか、そのままで居た方がいいのか、等
色々と考えていると、スマホから通知が鳴った 。
通知の相手は友人のしにがみからだった 。
《 ぺいんとさぁ〜ん!!!!! 》
文字からも伝わる元気っぷり、
しにがみと話していると、不思議と元気を貰えるような気がした 。
『 どーしたー!!!!! 』
俺もそれに対抗するように、元気に返す 。
《 昨日暇で暇で仕方がなくって、ぺいんとさんの家行っても良いですか!!! 》
今日のことを振り返り、特に何も無いことを確認し、
らっだぁとのことも誰か相談したく、 俺はしにがみを家に招いた 。
招いたのはいいが、らっだぁにはどう説明しよう 。
素っ気ないから、もしかしたら話すら聞いてくれない 。
嫌がらせてダメと阻止するかもしれない 。
色んな考えが出てきたが、行動したければ何も始まらないってことで 俺はらっだぁの元に行った 。
『 …ら、らっだぁ、? 』
「 何??? 」
恐る恐るらっだぁに声を掛ける 。
らっだぁは相変わらず冷たい声で返事は返って来る 。
凄く心が痛く 、 息が詰まる 。
『 あ、あのさ!家…というか、俺の部屋にさ、し、しにがみ招いても大丈夫…かな、? 』
リビングに上げるのは少し、何故か気が引ける 。
だから、俺の部屋に招いた 。
「 ……いいよ 。 」
何がダメだったのか分からないが、少し間が空く 。
そして、何故からっだぁは警戒しているような顔をしていた 。
ひとまず、許可は降りたことを安心し、俺は駆け足で自分の部屋に戻った 。
___ 数分後
インターホンが鳴り響く、
大きい足音を鳴らしながら、玄関へと向かう 。
『 しにがみ〜っ!!! 』
《 うおっ、ぺいんとさん!今日和!! 》
しにがみは、うるさと言いそうな顔で俺に元気よく挨拶をする 。
俺はしにがみの手を握りしめ、手を引っ張りながら自分の部屋へと足を運んだ 。
《 おー、意外に綺麗ですね… 》
部屋に入って早々第一声が失礼だな 。
そう思った俺は、しにがみの鼻を握り、左右に揺らした 。
その後のしにがみの顔がとっても面白く 、俺は思わずくすっと笑ってしまった 。
《 はぁ…んで、何します? 》
『 あ〜…、その前にさ、相談したいことがあってね、 』
しにがみは不思議そうに首を傾げる 。
少し心配したような表情で真剣に俺の話を聞いてくれた 。
話が終わる頃には、俺は大粒の雫を流している 。
上手に呼吸が出来ない 。
視界が見にくい 。
でもしにがみはそんな俺を優しく抱いてくれた 。
優しい声で優しい言葉を掛けてくれた 。
呼吸に集中していて、何を言っているのかはよくわからなかったけど、凄く嬉しかった 。
抱きついて、落ち着かされていると部屋のドアが開いた 。
「 …何してんの? 」
聞き覚えの声が聞こえる 。
やばい、誤解される、でも泣いているところは見られたくない 。
《 風流の事故ですよ、wすぐ離れますよ 。 》
しにがみが上手く流してくれた 。
何処まで優しいのだろうかと思いながら、しにがみの抱いている手を力強くした 。
「 …あっそ、なら、早く離れてよね 。 」
そう言い残し、らっだぁは部屋を出ていく 。
溜息を付き、力が抜けた俺をしにがみはそっと撫でてくれる 。
ありがとうとお礼の言葉を言うと、しにがみはそっと微笑んだ 。
《 取り敢えず、難しいことは気にせず、なにかしましょーよ!!! 》
しにがみは勢い良く立ち上がり優しい笑顔で問いかける 。
何しましょうかと言いながらぐるりと回った瞬間、しにがみは後ろにグラッと倒れた 。
このまま行けば、しにがみは机の角に頭をぶつけ、大怪我をしてしまう 。
俺は直ぐにしにがみの腕を前に引っ張り俺の方へ寄せる 。
その瞬間、俺は体制を崩し 、俺としにがみは共に倒れた 。
『 っへ…/// は???/// 』
《 え、あ、!?ごめんなさい…!?// 》
互いに顔はちょー真っ赤 、 それも当たり前だ 。
しにがみは俺を押し倒している体勢になってしまった 。 それも腕を抑え 、
まずいと思い、離すように指示をしようとした瞬間、ドアを開きながら、
「 言い忘れたんだけど 、 」
と言いながら入室する彼の姿が見えた 。
本当に終わった、嫌われてしまった、
彼は目を疑ったような顔をしていた 。
鋭い目付きで此方を睨んでいた 。
愈々別れるのかと覚悟を決めた俺は、目をぎゅっとつぶった 。
「 …早く離れなよ 。 」
《 え、あ、すいません 。 》
しにがみはそう言うと咄嗟に離れる 。
こられから何を言われるのだろう、何をされるのだろうと考えると凄く怖かった 。
彼は部屋のドアを開け、しにがみの方を向き、出入り口を指さした 。
「 …帰って 」
怒ったような声で言うと、しにがみは咄嗟に部屋を出て、此方を振り向いた 。
しにがみは心配そうな顔をしていたが、直ぐにドアを閉められてしまった 。
びくびくと震えていると、彼は俺の腕を握り、眉を寄せ、怒りながら俺に問い詰めた 。
「 …ねぇ、あれ何? 」
怖かった、口を開くのさえ、余計なことを言ったら怒鳴られちゃうんじゃないか、
別れを告げられちゃうんじゃないかって 。
どうすればいいのか分からず、俺は目をつぶり、怯えることしか出来なかった 。
「 ねぇ、なに、浮気??もう俺のこと、好きじゃないの???? 」
段々、俺の腕を握る彼の手は力を増してきた 。
痛い、折れてしまいそう、凄く怖い 、 涙が出てしまいそう 、
『 …もう好きじゃないのは、そっちだろ!!! 』
流石に反抗しなければまずいと思った俺は、咄嗟に出てきた言葉で反抗をしてしまった 。
彼は吃驚とした顔をしていた 。
『 最近ずっと、素っ気な反応ばっか取って!!! 』
「 は、ちょ、ぺいんと、 」
『 もういいよ!!!俺の事好きじゃないんだろ!!! ほら、早く別れようって言えよ!!! 』
気付くと、俺の目からは大量の涙が零れ落ちていた 。
きっと、顔を涙でぐちゃぐちゃなんだろう 。
やってしまったと後悔をしてきたら、彼は俺の腕から手を離し、そっと優しく抱き締めて来た 。
『 …最後まで、優しくすんなよ…、 』
遂に別れを告げられるんだ、もう一緒に居られないんだと俺は後悔をした 。
逃げ出しとけばよかった、あんなこと言わなければ良かったと後悔をする 。
「 ねぇ、ぺいんとは俺とことどう思ってる ? 」
『 …出会わなければ良かった 、 』
嘘だ、そんなこと全く思っていない 、
楽しかった、出会えて嬉しかった 。
「 …そっか、じゃあ、もう俺のこと嫌い? 」
『 … 』
なんて言えばいいのか分からなかった 。
らっだぁはもう俺の事好きじゃない、
あんなこと言っといて、好きだなんて、面倒臭い奴って思われ、完全に嫌われてしまう 。
だからと言って、嫌いとは言いたくない 。
今も大好き、愛してる、ずっと一緒にいたい 、
だから俺は、その質問に答えることは出来なかった 。
「 俺は好きだよ ? 凄い好き、例えぺいんとが俺のこと嫌いでも、俺はずっと愛し続けるよ 。 」
その言葉を聞いて、俺はらっだぁを強く抱きしめた 。
嬉しかった、まだ好きでいてくれた 。
まだずっと一緒に居てもいいんだ、 そう確信した 。
『 俺も大好き、めっちゃ愛してる、 』
涙を流しながら言った、そのせいで上手く話しにくい 。
らっだぁは微笑みかけて何かを言った、
けど、呼吸するのに夢中で何を言ったのか分からなかった 。
「 …良かった、これからもずっと一緒に居てくれる? 」
心配そうな顔で問いかけてくる 。
『 うん、勿論、ずっと一緒、 』
俺は優しく微笑んだ 、
微笑んだあと、彼も真似をするかのように俺に微笑みかけた 。
そっと優しく、暖かい手で撫でてくれた 。
「 …でも、俺さっきの距離の近さ、案外嫉妬したんだよ ?? 」
そう言うと、彼は俺を押し倒してくる 。
『 …へ、??? 』
「 だから、お仕置ね … ♡ 」
そう言うと、彼は俺の服の下に手を入れてくる 。
これは俺が悪かったと思い、俺は彼に身を捧げだ 。
おまけ
rd side ( 後日 )
スマホの上にあるスマホがバイブを鳴らす 。
なんだと思い、俺はスマホを覗いた 。
そこには、昨日ぺいんとと誤解を生んだ紫色の彼からのメッセージだった 。
メッセージ内容を見ると、たったの1文だけだった 。
《 次ぺいんとさんを泣かせたり、悲しませるようなことしたら、僕がぺいんとさんのこと貰うので 。 》
俺は素っ気ない反応をした後、スマホを閉じて、すぐ隣に居る彼を見た 。
彼はそれに気付いたのか、此方を見て、微笑んだ 。
とても可愛く、とても美しい、そう思いながら俺も微笑み返した 。
ぺいんとは誰にも渡しはしない 。
しにがみくんにも、日常組にも、誰にも 、
だってぺいんとは、
俺だけのものだから … ♡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤンデレっていいっすよね!!!!!
ね?いいよね!!!!!
ってことで、リクエストありがとうございました!!
これでよかったのかわかんないけど…
投稿も遅れちゃって申し訳ない、
コメント
2件
初コメです、!あのもし良ければ監禁系リクエストしていいですか!?私の頭ではいい考えが浮かばないのですが、rdさんがpnさんに色々お仕置するって言うのだけお願いします!無理だったら全然いいです💦
最 & 高✨