六日目
今日はね、ひたすら”カワイイ”について考えてたんだ。
朝起きて、まずクローゼット開けて、色とりどりの服やアクセ見て……それだけでちょっとだけ、息がしやすくなる。
前々から「生きたくない」「早く消えたい」って気持ちは、ずっと頭の奥にあって……
それが当たり前みたいに今でも隣にあるんだけど、
それでもまだこの世界に居続けてる理由、ちゃんとあったんだよね。
それが“カワイイもの”の存在。
誰かにとっては、カワイイってのはただの”飾り”でしかないのかもしれない。
でも、ボクにとっては生きる理由のひとつ。
胸の奥から息がこぼれそうなときでも、「これ、めちゃくちゃカワイイっ!」って思える瞬間だけは、ちゃんと笑える。
その感覚が、どれだけボクを支えてきたか……ボク以外の誰にも分からないと思う。
もちろん、その感情が、同時にボクを苦しめてもいるんだけどね。
学校では「キモい」とか「女装癖」とか、色んな言葉を投げられてきた。
”好きなものを好きって言うだけ”で笑われる。
“カワイイ”が好きな自分は間違ってるのかなって、思った。
”好きなものを好きって言う資格すらないのかな”って何度も何度も思った。
それでも、拒むことはできない。
”カワイイもの”が、ボクにとっては凄く、凄く大切な生き甲斐だから。
大嫌いな奴らよりも、“大好きなもの”の方がボクにとって大切だからっ!
だから、誰に何を言われようと、関係ない!
今日も、カワイイ物を身につけて!とびっきりオシャレして!
鏡に映ったボクは、ちゃんと笑ってたんだ……
その笑顔がちょっとぎこちなくても、ちゃんと笑ってた……!
ふふっ、すっごく楽しいや。
“カワイイ”があるだけで、この世界はほんの少しだけ優しく見える。
この笑顔がある限り、ボクはまだここに居られる。
ありがとう、“カワイイ”たち。
ボクが息をしていられる理由の”ひとつ”だ。
残り25日〜
コメント
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/ 瑞希ちゃんが生きる為になら 可愛いものでも何でも買って来ますッッ、