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ボクの命のカウントダウン記録DAY30〜

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ボクの命のカウントダウン記録DAY30〜

6 - 残り25日- 生きるひとつの意味、もう一つは

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2025年09月29日

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六日目

今日はね、ひたすら”カワイイ”について考えてたんだ。

朝起きて、まずクローゼット開けて、色とりどりの服やアクセ見て……それだけでちょっとだけ、息がしやすくなる。

前々から「生きたくない」「早く消えたい」って気持ちは、ずっと頭の奥にあって……

それが当たり前みたいに今でも隣にあるんだけど、

それでもまだこの世界に居続けてる理由、ちゃんとあったんだよね。

それが“カワイイもの”の存在。

誰かにとっては、カワイイってのはただの”飾り”でしかないのかもしれない。

でも、ボクにとっては生きる理由のひとつ。

胸の奥から息がこぼれそうなときでも、「これ、めちゃくちゃカワイイっ!」って思える瞬間だけは、ちゃんと笑える。

その感覚が、どれだけボクを支えてきたか……ボク以外の誰にも分からないと思う。

もちろん、その感情が、同時にボクを苦しめてもいるんだけどね。

学校では「キモい」とか「女装癖」とか、色んな言葉を投げられてきた。

”好きなものを好きって言うだけ”で笑われる。

“カワイイ”が好きな自分は間違ってるのかなって、思った。

”好きなものを好きって言う資格すらないのかな”って何度も何度も思った。

それでも、拒むことはできない。

”カワイイもの”が、ボクにとっては凄く、凄く大切な生き甲斐だから。

大嫌いな奴らよりも、“大好きなもの”の方がボクにとって大切だからっ!

だから、誰に何を言われようと、関係ない!

今日も、カワイイ物を身につけて!とびっきりオシャレして!

鏡に映ったボクは、ちゃんと笑ってたんだ……

その笑顔がちょっとぎこちなくても、ちゃんと笑ってた……!

ふふっ、すっごく楽しいや。

“カワイイ”があるだけで、この世界はほんの少しだけ優しく見える。

この笑顔がある限り、ボクはまだここに居られる。

ありがとう、“カワイイ”たち。

ボクが息をしていられる理由の”ひとつ”だ。


残り25日〜

ボクの命のカウントダウン記録DAY30〜

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/ 瑞希ちゃんが生きる為になら 可愛いものでも何でも買って来ますッッ、

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