ー生まれ変わってもまた一緒にー
俺の恋人は警察官だ。愛想が良く誰からも好かれていて正義感が強く、困ってる人をほっとけない人だ。俺の恋人はくせっ毛で生まれつきの茶髪でつり目で右頬にほくろがある。それと比べ俺は白髪で左頬にほくろ、タレ目だ。正反対なふたりが付き合うだなんて。そんな恋人とはあまり会えていなかったが今日、お互い休暇を取れてデートに行くことになった。俺は待ち合わせ場所にいる恋人の所へ駆け足で向かった。恋人は俺に気づいた途端、笑顔になった。そんな恋人を持った俺は幸せ者だ。手を繋いで水族館に行ったり、カフェなどに入って美味しいものを一緒に食べた。なんて幸せな一日なんだろう。そう思いながら次に行く、広く子供が遊んでいて木に囲まれている公園に向かう予定だった。恋人のスマホが鳴った。恋人がスマホを手に取り、耳に当て電話の内容を聞いていたら急に真剣な顔になった。電話が終わり恋人は悲しそうな顔で俺に「ごめん、〇〇町でひき逃げがあったらしくて、俺も行かなきゃ行けないんだ。本当にごめん」そう言われた。彼が人助けをしてる姿はとても大好きなので「行ってこい!」と言った後、恋人はひき逃げ現場へと向かった。俺は1人になったのでとりあえず家に帰った。家に着いた頃にはもう夕方で疲れていたが一旦、散らかった部屋を片付けていたらスマホが鳴った。「はい、もしもし」 「〇〇さんでよろしいですか?」 「そうです何かありました?」 「██さんの部下の△△と申します。数時間前に〇〇町でひき逃げ事件があったのはご存知ですか?」 「はい、██が向かったとのことですが、」 「██先輩の事なのですが、」と恋人の部下の人が言った途端俺は何か嫌な感じがした。「██先輩は、ひき逃げ犯と思われる車を見つけ向かったのですが、それがバレた容疑者は車を発進させ、██先輩を轢き、その後パトカーが追跡し無事確保されたのですが、██先輩はかなりの重傷で今〇〇病院に運ばれています。」と言われた瞬間、焦りと困惑と怒りと悲しみが湧いていき電話を切って病院に向った。病院に着き部下の方が今は手術中だと伝えてくれた。俺は飲食もせず眠らず手術中のランプが消えるのを待っていた。数時間後ランプが消え、医者が出てきた。「██さんの知り合いですか?」と尋ねてきたので俺は「恋人です██はどうなったんですか!?」と大声を出した。医者は「申し訳ございません、全力を尽くしたのですが██さんは朝を迎えることは出来ないと考えられます。」と悲しい顔を見せ去っていった。俺はそれが信じられずにいた。██が死ぬだなんて、ありえない、俺があそこで止めて居たら、、██は死なずに居られたのかもしれない。ごめん██と何度も心の中で言い続けた。恋人がいる病室に行き、目が覚めるのを待った。ずっと待った。時刻は深夜の3:46 このまま目を覚めずに逝ってしまうのかと不安に陥っていた。すると、██が目を覚ました。少ししか開けられない目で俺を見ていた。俺はそれが悲しく、嬉しかった。俺の恋人はあまり出せない声で「また一緒に居よう。」と言い、その目は閉じ、上下に動いていた線はただの平行な線になった。俺は自分が悔しく、好きな恋人を逝かせてしまったことが悲しく涙を流しながら朝を迎えた。そんな日から数ヶ月後、俺は恋人を忘れずに毎日を難しく生きている。友達や家族は俺の事を気にかけてくれていてそれに救われた。俺は恋人と行くはずだった公園に向かおうと電車を使い、足を使って向かっていた。イヤホンを片耳につけて恋人が好きだった音楽を流していた。赤い色が青色に変わったので渡っていると車がこちらにものすごい勢いで迫ってきた。俺は困惑して足を動かせず立っていた。その後ガシャーンという音が青空がよく見える街で響き渡った。俺は飲酒運転をしていた車に跳ねられ、白くぼやけた世界で最後に恋人の姿が見えた。「また一緒に。」恋人を最後に見れたあと俺は息を引き取った。
ねえ!見て〜!この犬ちゃんと猫ちゃん可愛いんだけど〜!しかもこの犬ちゃん右頬にホクロあるんだけど〜!!かわい〜!ねえ!見て見て!猫ちゃんは左頬にほくろなんだけど〜!おそろっちだね〜!かわい〜!写真撮らせて〜!
ありがとう〜!犬ちゃんたち〜!お幸せにね〜!
コメント
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どうでしたか?猫と犬、正反対な2匹でした