この作品はいかがでしたか?
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ーー千冬「俺がッ、あの人を突き放したんだッ、泣」
「嫌われたんだッ、もういい、もういい!!泣」
立ち上がって必死に逃げようとする俺を必死にドラケンくんと三ツ谷くんが押さえつけて、
マイキーくんは正面で見つめ、
ーーマイキー「大丈夫。嫌われてないから。」
「1番大事に思ってるよ。」
「この件で1番心配して、1番必死に探してたのは」
「嫌うはずないだろ?」
そう微笑み俺の頭をわしゃわしゃと撫で始めた。
その言葉で一気に足が崩れ落ちた。
ーー千冬「ッッ〜!!泣」
「わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ、、泣」
「あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁぁ、、うぅっ、え゛ぁ゛ぁぁ、」
大泣する俺を横のふたりは俺の背中を撫で、必死に慰めてくれていた。
そのおかげもあったのか、震える体は自然となくなっていった。
ーーマイキー「不安だったんだよな、」
「怖かったんだよな。」
「大丈夫。もう怖くないよ。」
「場地はお前のことを大切に思ってる。」
「場地と何を話し方分からないけど、」
「優しさもあってそれを言ったんじゃないかな、」
ーー千冬「ぅっ、グスッ、、ヒグッ、、泣」
ーーマイキー「何か、言われたんじゃない、?」
「傷つく言葉とかを。」
ーー千冬「………グスッ、、、…めんどくさいって、泣」
ーーマイキー「!!」
「ふはっw、千冬。場地のめんどくさいは反対言葉なんだよ?」
ーー千冬「へ、?泣」
ーーマイキー「だから、頑張るって意味なんだよ。」
「あいつ、頑張るって言うのがなんかしらねーけど恥ずかしいらしくてさ!w」
「それで、めんどくせぇって言うんだよね。」
「それに、めんどくさいってあいつ本当に思ってる事じゃない。」
「照れ隠しだよw」
ーー千冬「……グスッ、、、ほんと、、ですか、?泣」
ーーマイキー「本人に聞けばいいんじゃないかな?」
「ねぇ。場地とたけみっち。」
「盗み聞きなんて悪趣味だぞ。」
ーー場地「バレてたのかよ。」
ーー武道「まさか俺まで。」
ドアの後ろから出てきて、場地さんとたけみっちは驚いていた。
ーーマイキー「んで、」
「どーなんだよ?場地。」
ーー場地「…マイキーのいってた通り。」
「しつこいって意味でも使うけど、」
「さっきのめんどくせぇは頑張るって意味、」
「勘違いさせるようなことして悪かった。」
ーー千冬「うぅっ、、ごめんなさい、、泣」
「ヒグッ、、うっ、グスッ、、、泣」
ーーマイキー「口癖ってことだよ。」
ーー武道「とんでもない口癖ですね、」
ーー場地「うるせぇよ!武道!!」
ーー千冬「、!!泣」
携帯を取りだしLINEを見ると、いつもの事だ。
呼び出しを受けた。そうだ、今日まだ言ってなかった、
行かなくちゃ、、行かなくちゃな、、
ーー千冬「……行かなくちゃ、、泣」
もう怖くない。みんなのおかげで安心出来た。
自信が少しもてた。それだけでだいぶ違う。
良かった。あぁ、、、怖いな、、、離れたくないな、
そう考えながら立ち上がるとみんなは俺に視線を向け
「どこ行くんだ?」
と聴き始めた。勘が鋭い。
ーー千冬「少し、用があって、、泣」
「へへっ、、行かなくちゃ、泣」
行かなければここに攻めてくる。ここにせめてこれば、また次、どんなことされるか分からない。
ーー場地「千冬。どこ行くんだ。
「問に答えて貰う限り行かせられねぇ。」
ーーマイキー「場地の言う通り。」
「俺らもここを通させることは出来ない。」
そういい、彼らは立ち上がり、ドアを塞いだ。
そんなことしたって無駄なのに。
俺は微笑みながらベランダに向かい下へ降りた。
ーーみんな「そんなのありかよ!?」
「まじ!?」「大丈夫なのか!?
「この時間帯羽は生えねぇはずなのに!!」
俺は走り、また、学校の倉庫へ向かった。
1回でも行くのを辞めれば、家まで攻め込む。
そう脅された。家にまでこられたら俺はこれ以上失うものを増やしてしまう
携帯が何度も振動する。みんな俺に電話してるんだ。
ごめん。ごめんなさい。
みんなを裏切ることになる。分かってます。
それでも行かせてください。
場地さんと、仲間と、家族を守るためなんです。
皆さんは人質なんですよ、言えるわけない。
アイツらは色んな手を使って脅しに来る。痛めつけてくる。
大丈夫。もう怖くない。皆さんがいるから。
大丈夫。大丈夫。大丈夫だから、頼むから走って。
マイキーくんに見つかれば直ぐに捕まってしまう。
いや、今の俺は弱ってる。そのため、きっと誰にでも捕まってしまうだろう。
震える足を無視して、今すぐみんなのものに戻りたい俺を無視して、
人に頼らず、1人で片付ける俺の背中を押して、
ただ、学校へ走る。
コメント
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羽根無いのに大丈夫?!