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皆さんこんばんは!
前回の続きを書いていきます!
スタート!
放課後
地獄の一日が終わった。
みんなを避けながら過ごす一日は神経を使う。
疲れた、
けど、時間はそんなこと気にしていない。
HRが終わり、クラスが淋しくなる。
淋しくなった教室に光が戻ったのはすぐだった
教室にみんなが集まり好きなとこに座る。
奨「じゃあミーティング始めるよ」
奨くんがそう声をかけ、再び教室が静かになり
いつも通りのミーティングが進んでく。
私には関係ない話を聞くのは疲れる。
眠くなってきたタイミングで 今後の部活の話が終わる。
やっと私の番だ。
奨「〇〇、話せる?」
〇〇「うん、」
みんなの視線が集まる。
いつもなら気にならなかったのに 今日はみんなの視線が痛く感じる。
〇〇「部活辞めたい。」
みんなの顔を見ずにそうつぶやく。
目を合わせると私の気持ちが 悟られそうで怖かった。
瑠姫「は、?」
奨「待って、〇〇」
「状況が理解出来ないんだけど」
豆「奨さんも知らなかったんすか?」
〇〇「誰も知らないよ」
「誰にも相談せずに決めたから、」
汐恩「なんでっすか?」
景瑚「そうだよ、理由は?」
「俺たちの面倒みるの疲れたなら 迷惑かけないようにするから、」
〇〇「違うよ、笑」
「お母さんがね、勉強に集中しろって」
「ほら、私たちも受験生じゃん?」
「マネージャーってみんなと違って推薦とか ないし勉強しないと結構やばくてね笑」
純喜「勉強なら、俺が教えたる」
「だから、やめんとってや、」
〇〇「ダメだよ、」
「純喜も受験生でしょ?」
「それに、純喜教えるの下手だもん」
嘘だよ、純喜
だから、悲しそうな顔しないでよ
〇〇「もう、みんなそんな顔しないで笑」
「大丈夫だよ、次の人も見つかってるしさ」
拓実「なんでそんな自分勝手なん?」
ずっと黙ってた拓実が口を開いた。
〇〇「自分勝手って、」
「みんなのこと思って 新しいマネ探したんだけど」
拓実「そんなこと頼んでへんし」
「俺ら言ったこと忘れたん?」
「〇〇さんがいるから マネ入れなかったんやで?」
〇〇「私だってそんなこと頼んでないし」
拓実「じゃあ今までの言葉はなんだったん?」
「一緒に甲子園行きたいって言ってやん」
「あれも、全部嘘だったん、?」
奨「拓実、ちょっと落ち着いて」
〇〇「嘘だよ、全部」
「甲子園行きたかったんじゃない」
「彼氏作るためだけにマネやってた」
〇〇「ごめんね、邪魔して」
「頑張ってね、^^」
それだけ言って部屋を出た。
拓実「ちょ、待てや!」
蓮「拓実、今はそっとしときな」
拓実「でも、!」
蓮「〇〇がそう思ってないことは 俺たちが一番知ってるでしょ?」
奨「とりあえず先生に聞いてみるから」
「今日は解散ね、〇〇に深堀しないこと」
瑠姫side
次の日もその次の日も〇〇と 関わることがないまま1週間がすぎてった。
奨くんが先生に聞いてくれたけど収穫はない。
新しいマネはと言うと、
モブ子「拓実くん♡!!」
拓実「なに、?」
もぶみ「蓮先輩〜♡」
蓮「どうしたと?」
見るからに拓実が嫌がってて少し笑った。
蓮くんも蓮くんで大人な対応すぎて面白い。笑
祥生「瑠姫さん何笑ってるんですか?笑」
瑠姫「いや、あの光景面白いなって」
そう言って拓実と蓮くんの方を指す。
祥生「拓実先輩嫌そうですね笑」
瑠姫「だよね笑」
祥生「〇〇さん戻ってこないかなー、」
祥生がそれだけ言ってどっか行く。
〇〇に戻ってきて欲しいのはみんな。
甲子園予選まであと2週間。
それまでには絶対連れ戻したい。
〇〇side
みんなに嘘をついて1週間。
朝練がある日は遅めに行き、 朝練がない日は早めに行く。
みんなを避ける日々にも慣れた。
今日は朝練がない日だから、早めに家を出る。
長い道を1人で歩くのも慣れた。
淋しい教室で音楽を聴くのにも慣れた。
でも今日は違った。
〇〇「なんでいるの、?」
瑠姫「やっぱ来た」
そう言って笑う瑠姫の顔に懐かしさを感じる。
瑠姫「〇〇連れ戻しに来た。」
〇〇「拓実に言われたの?笑」
「もしそうならさ、言っといてよ」
「戻んないよ、新しいマネと仲良くしなって」
瑠姫と目を合わさずそう言う。
瑠姫「〇〇。」
真剣な声で呼ばれびっくりする。
瑠姫「俺が〇〇に戻って欲しい。」
「それじゃダメなの?」
「〇〇が戻ってくる理由。」
〇〇「言ったじゃん、勉強忙しいって」
瑠姫「じゃあ、なんで避けるの?」
「なんで、悲しそうな顔すんの?」
言ってしまいたい。
全部言って楽になりたい。
みんながいる、元の生活に戻りたい。
楽しかった日に戻りたい。
〇〇「…助けて、」
そう言った瞬間ドアが開いた。
まるで、この言葉を待っていたかのように。
モブ子「あ!いたいた〜♡」
もぶみ「〇〇さんのこと〜、 一生懸命探してたんですよ〜?♡」
瑠姫「2人、〇〇と知り合いなの?」
モブ子「〇〇さんが私たちを マネにしてくれたんです〜♡」
もぶみ「先生が〇〇さんのこと 探してたんで行きましょ〜♡」
もしさっきの言葉が聞かれてたなら、 今行かないとみんなが危ない。
そう思い、私は2人について行くことにした。
〇〇side
何回も連れてこられた体育館倉庫。
何回も傷ついた場所。
モブ子「お前さー、ほんとにウザイんだけど」
何回も言われた言葉。
そう言われて、今日も殴られる。
ヒーローなんて現れない。
抗うことなんてできない。
いつも通り、傷ついて終わるだけ。
そう思ってたのに。
瑠姫「ねぇ、何してんの?」
今日は、いつもと違った。
瑠姫「ねぇ、聞いてんの?」
「何してんのって言ってんだけど」
いつもより怖い瑠姫の声に体を小さくする。
モブ子「いや、、これは」
もぶみ「遊んでただけですよ〜、^^」
瑠姫「は?」
「どう見ても、〇〇嫌そうじゃん」
モブ子「ねぇ、〇〇さん!」
「遊んでただけだよねー、?圧)」
瑠姫に助けを求めたら、きっと助けてくれる。
でも、もしみんなに傷がついたら?
もしそうなったら、きっと後悔する。
みんなの甲子園行くっていう夢は 私の夢でもある。
みんなの夢を叶えたい。
でも、またみんなと笑い合いたい。
だから、
〇〇「助けて、瑠姫( ; ; )」
瑠姫「やっと言ってくれた。^^」
瑠姫の笑顔に安心し、 私はそこで意識を手放した。
瑠姫side
〇〇が朝練の日は遅く行き、 朝練がない日は早く行く。
つまり、俺らと合わないために 時間をずらしている。
このことに気づいたのは 俺じゃなくて純喜だった。
純喜「俺わかったわ」
瑠姫「何が?」
純喜「〇〇、俺らと時間ずらして 登校してるんちゃう?」
瑠姫「確かに、ありえるかも」
純喜「やろ!?」
「やっぱ俺天才かもな」
瑠姫「でもさもしそうなら、どうする?」
純喜「瑠姫が助けてあげれば?」
瑠姫「なんで俺なの、純喜が行けば」
純喜「好きなんやろ?〇〇のこと」
瑠姫「気づいてたんだ、」
純喜「まぁねー、笑」
瑠姫「でも、恋愛禁止だから」
純喜「別に付き合えとは言ってへんし」
「好きな子のこと助けないんでどーするん?」
純喜に言われ、教室で〇〇を待つ事にした。
少しして、教室のドアが開いた。
〇〇「なんでいるの、?」
瑠姫「やっぱ来た」
少しびっくりしている〇〇の顔を見て、 改めて好きだなと感じた。
瑠姫「〇〇連れ戻しに来た。」
〇〇「拓実に言われたの?笑」
「もしそうならさ、言っといてよ」
「戻んないよ、新しいマネと仲良くしなって」
そう早口に言った〇〇は寂しそうだった。
瑠姫「〇〇。」
いつもより真剣な声で呼ぶ。
瑠姫「俺が〇〇に戻って欲しい。」
「それじゃダメなの?」
「〇〇が戻ってくる理由。」
〇〇「言ったじゃん、勉強忙しいって」
瑠姫「じゃあなんで避けるの?」
「なんで、悲しそうな顔すんの?」
助けたい。
君がいたあの頃に戻りたい。
君とまた、笑い合いたい。
〇〇「…助けて、」
〇〇がそう言った瞬間、ドアが開いた。
まるで、その言葉を待っていたかのように。
モブ子「あ!いたいた〜♡ 」
もぶみ「〇〇さんのこと〜、 一生懸命探してたんですよ〜?♡ 」
2人が現れた瞬間、〇〇の表情が 曇ったのを俺は見逃さなかった。
瑠姫「2人、〇〇と知り合い?」
モブ子「〇〇さんが私たちを マネにしてくれたんです〜♡」
もぶみ「先生が〇〇さんのこと 探してたんで行きましょ〜♡」
〇〇が一瞬こっちを見て教室を出ていく。
〇〇が言った”助けて”という言葉が離れない。
もし勘違いなら笑えばいい。
でも、もし勘違いじゃないなら 今〇〇を助けられるのは俺だけだ。
そう思い、教室を飛び出した。
瑠姫side
学校の至る所を走り回った。
ほぼ全ての教室が見終わり、 最後に残ったのは体育館倉庫だった。
もしここに居なかったら諦めよう。
そう心に誓い、ドアを開ける。
瑠姫「ねぇ、何してんの?」
体育館倉庫の中には〇〇と
新マネの2人がいた。
瑠姫「ねぇ、聞いてんの?」
「何してんのって言ってんだけど」
いつもなら出さない声にびっくりしたのか、 〇〇の体が小さくなったのがわかった。
モブ子「いや、、これは」
もぶみ「遊んでただけですよ〜、^^」
瑠姫「は?」
「どう見ても、〇〇嫌そうじゃん 」
モブ子「ねぇ、〇〇さん!」
「遊んでただけだよねー、?圧)」
もし、〇〇が戻って来たら伝えたい。
俺には〇〇が必要だよ。
俺らには〇〇が必要だよって。
好きって言えなくてもいい。
ただ一緒に笑っていたいだけ。
だから、お願い。
助けさせて。
〇〇「助けて、瑠姫( ; ; )」
瑠姫「やっと言ってくれた^^」
俺がそう言った瞬間、〇〇が目を閉じた。
安心して寝ただけだと分かったのは、〇〇から規則正しい寝息が聞こえたからだった。
〇〇が寝たのをいいことに、 言いたいことを全て言うことにした。
瑠姫「ねぇ、なんでこんなことしたの?」
モブ子「なんでって、羨ましかったからよ」
瑠姫「へー、以外に頭いいんだ」
もぶみ「そうよ!」
「瑠姫くんに褒めてもらえて嬉しい♡」
瑠姫「別に褒めてないよ?」
もぶみ「え?」
瑠姫「真っ向勝負じゃ〇〇に勝てないって 思ったからこのやり方にしたんでしょ?」
「まぁ、そうだよねー笑」
「性格も、顔も〇〇の方が何倍もいいもんね」
「こうゆうやり方しかできないから 誰も振り向いてくれないんじゃない?」
「まぁ、真っ向勝負してきても 俺が好きなのは〇〇だけど、」
言いたいこと全部言って2人の顔を見る。
モブ子「こんなやつのどこがいいのよ!」
瑠姫「マネージャーってさみんなが 思っている以上に大変なんだよ?」
「朝早くに来て、色々準備したり」
「夜遅くまで練習に付き合ってくれたりさ」
瑠姫「でも1番はね、」
「〇〇がいるだけで部活の雰囲気がいい。」
「〇〇がいると今日も頑張ろって思える。」
瑠姫「この話聞いても、〇〇に勝てる?」
モブ子「いや〜、(^^;」
瑠姫「勝てないよね?圧)」
もぶみ「勝てないです!(^_^;)」
瑠姫「じゃあさ、〇〇起きたら ちゃんと謝りなよ」
もぶみ「許してくれるんですか!?」
瑠姫「許す許さないは〇〇が決めること」
「まぁ、先生には報告するけど」
モブ子「ですよね〜、」
その後、先生に報告し〇〇の事を 保健室に運んだ。
純喜side
瑠姫から「急いで保健室来て」って 言われて急いで来たのに
保健室には寝てる〇〇と勉強してる瑠姫がいた
純喜「俺、結構急いで来たんやけど」
「そんな急用だったん?」
瑠姫「うん」
瑠姫はそれだけ言ってまた勉強を始めた。
純喜「いやいや、”うん”じゃないで」
「何があったん?」
瑠姫「〇〇起きたら話すからちょっと見てて」
純喜「え!ちょっ、瑠姫どこ行くん!?」
俺の声は届かず、瑠姫はどこか行ってしまった
・
・
・
静かな保健室に〇〇の寝息だけが響く。
そんな保健室が賑やかになったのは瑠姫が いなくなってから10分後のことだった。
奨「あ、純喜いたんだ」
純喜「奨くん、どうかしたん?」
奨「瑠姫が保健室行ってってさ」
「もうすぐみんな来るはずだよ」
純喜「多分、〇〇関係で話があるらしいけど」
「当の本人はぐっすり笑」
奨「ほんとだ笑」
そんな話をしてるとほんとに全員集まった。
瑠姫「ごめんね、急に集めて」
拓実「〇〇さん関係っすよね?」
瑠姫「まぁ、そうだね」
〇〇「ん、」
「なんで、みんないるの、?」
瑠姫「〇〇、おはよ」
〇〇「瑠姫、おはよう」
「ありがとね」
瑠姫「うん、そのことでさみんなに 話したいんだけど 」
瑠姫がそう言った瞬間〇〇の顔が曇った。
瑠姫「ごめん、思い出したくないよね」
「でもさ、俺は〇〇に戻ってきて欲しいから」
「みんなそう思ってるから、」
〇〇「話す、」
〇〇はそう言ったあと、今まで あったことを話し始めた。
新マネにいじめられてたこと。
新マネのせいでマネを辞める羽目になったこと
〇〇「純喜に酷いこと言ったよね、」
「ごめん」
純喜「いや、俺は別に」
瑠姫「嘘つき、めっちゃ落ち込んでたじゃん」
純喜「ちょっ、瑠姫うるさいって」
〇〇「笑笑」
「相変わらず仲良いね笑」
瑠姫「やっと笑った。」
〇〇「え、?」
祥生「〇〇さんずっと酷い顔してましたよ笑」
〇〇「酷い顔って何よ笑」
景瑚「〇〇先輩。」
〇〇「ん、?」
蓮「戻っておいで」
景瑚「ちょっ、いい所取んないでください!」
蓮「当たった?笑」
景瑚「当たってるけど!笑」
奨「俺ら3年はさ、次で負ければもう終わり」
「もう、そんな長くは無いけどさ」
「最後まで、〇〇と居たいって思ってる。」
〇〇「奨くん、」
拓実「俺らだってそうっすよ」
「な?」
碧海「そうっすよ」
汐恩「まぁ、マネいないと困るんで」
〇〇「みんな、」
瑠姫「1人で抱えさせてごめん。」
「〇〇戻って来てくれて良かった、」
〇〇「瑠姫、」
翔也「あー、瑠姫先輩〇〇さん泣かしたー」
瑠姫「泣かせてないし笑」
〇〇「みんなありがと、」
「大好き!」
みんな「俺らも、大好き/大好きっすよ」
迎えた甲子園予選。
準決勝で負け、ベスト4という結果になった。
私はというと、
〇〇「待って、もう1回言って、」
瑠姫「好き、〇〇のことが」
〇〇「ほんとに、?」
瑠姫「ほんと笑」
「返事は?」
〇〇「お願いします、笑」
ずっとずっと好きだった人と付き合った。
〇〇「瑠姫、」
瑠姫「ん?」
〇〇「大好きだよ!」
瑠姫「俺も大好き。」
久々の短編集更新!
君のためにの♡が目標数行ってないので ♡お願いします!!