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サダベル率いるティード海賊団による東京侵攻から二日後

カイラや生き残った生徒たちは早期の卒業式を迎えた


翌日、AM11時 アルタイル城 王宮


玉座に姿勢よく居座るクライス王と、玉座の前に立つ4人の若者たち


サナ「これより新軍隊、デジャヴの入団式を始める、新たな騎士よ、前へ」


エリー「ハイ!今行きます!」

ギャバットと道着姿のポニーテールの女とクロスボウを背負ったぐるぐる眼鏡の男はクライスの前に歩き、跪いた


クライス「これより、大魔術学校で好成績を収め、武道家エリー・カット、狙撃手ハンドル・クラッパー、ギャバット・バーンは我が新軍隊の幹部に属すことをここに言い渡す」


エリー「押忍!」ハンドルは苦笑いをしてエリーを見つめた


エリーは主に打撃を得意とする女兵士で、近接戦で彼女に敵う生徒は誰一人としていない


ハンドルは臆病で温厚な性格だが、学園での成績や学力はそこまで良い方ではない、だが、両親が猟師だったこともあり、狙撃の腕はピカイチである


カイラ「こんなことしてる場合かよ…」

カイラはボソッと呟いた


1時間後

クライス「これより、王位継承の儀を執り行う」


ガチャリと大扉が開き、ガルル王子が登壇し、クライスの前で跪いた


クライス「王のマントをそなたに授ける」

クライスはガルルに自身の青いマントを手渡し、ガルルはそれを大切に預かった

こうして、アルタイル王国の新たなる王が誕生した


1時間後


クライス「早速だが、任務だ。我が国は魔国ジーンへ侵攻を正式に開始する。魔国の連中は気が狂っていて、エルフ人間構わず殺し、誘拐、拉致、拷問などを躊躇なく繰り返したドチクショウの支配する国だ。近国のハッタン王国、ボルケーノ王国にも被害の報告がある、これを野放しにはできない、君たち兵士にはこれを排除、敵勢力の無力化を頼みたい。」


カイラ「敵兵力はどんくらいだ」


クライス「奴らの国は貧困だ、兵力では我らが上だろう」


クライス「私はもう王ではない、”ただのクライス”だ。そんな私が君たちに命ずるなど気が引ける、だから、私も戦地に赴く」


エリー「ちょ、ちょっと待ってください!クライスが行かなくても!」


クライス「私は罪を重ねすぎた、人間に対しても、この世界のエルフたちに対しても、だからここでしっかり世界を救わないと、もう”あいつ”に顔向けできない」


カイラ「母さんのことだね…」


クライス「カイラ、この戦争が終われば、君に話しておかなければならないことがある」


カイラ「ええ、聞きますよ。でもまずは世界を救わなきゃ」


カイラ、クライス率いるアルタイル王国部隊は、魔国ジーンへと侵攻を始めた

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