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そう……言えば……俺の名前……。
なんだっけ……
そう思ってから、6年が経過したある日。人間が訪ねてきた。ガキ……見た感じ10代そこらの……。いつも通り殺意が湧くと思っていた……、だが……こいつには殺意が湧かなかった。それどころか興味が出てしまった。そうだ、こいつをぶっ56せば。俺は、また人間の心が取り戻せるんじゃないか……?
そう思い、ガキを家にあげた。
「ガキ、名前は」
そう問いかけると、びっくりした表情で固まっている。どうしたのだと思い、ガキの肩を叩く。するとガキは潰れてしまった。流石に4んだか……とわざとでは無いが喜んでいると。そうして、雑巾でも持ってきて地面の血を拭こうと台所へ行くと……
「痛いですね」
と声がした。ガキの声だ……まさかと思い後ろを振り返ると頭を掻きながら手を復元していた。普通の人間にできる芸当ではない。どういうことだ……。
「お前、何もんだ」
と警戒心強めで俺は言った。そしてガキは俺を指さし
「あなたの甥です」
……なんといった?甥?そもそも俺に兄弟など……。まさか、最初に56したあの男が……。あの男にガキがいたとは……。
「おじさん、ここに住まわせてください!」
……、こいつにはちゃんと教えなくては行けない。
「殺人鬼は、一般人を56すのが役目なんだよ。つまりガキ……てめぇは殺される側だ。んなやつ隣に置いといて足でまといにはなられたくない。」
ガキはこちらへ向かってきた56そうと思ったが体が思うように動かない。いつもなら近づいてきた相手は滅多刺しにしているのに。 ガキは俺の前で止まり
「な〜んだ、怖くないじゃん」
と言い、ニコニコ笑っていた。