テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
注意事項
地雷さんや苦手な方はそっと閉じてください
この作品はご本人様と何一つ関係ありません
コメントをする際には批判ではなくアドバイスをしてください。
それでは楽しんでいってください!
葛葉さん視点。
ふわっと香る甘い香りで目が覚める。これ叶のカーディガンじゃん。だから香りしたんだな。いい香り、俺の好きなやつ。横を見るとすやすやと寝ている叶が居た。わざわざかけてくれたんだ。そう思うと普通に嬉しいし心がぽかぽかする。
『ありがとね。』
ちゅーされた、好きだと言われた。まだまだ俺には難しいし恥ずかしい事いっぱいあったけど俺は叶が好き。隣にいるのは居心地が良くて安心する。恋愛的なのか友達としてなのかは分からないけど叶が好きな事ははっきりと言い切れる。だって叶はたった1人の親友だから。
「早く起きろよなぁ。食べ損ねたお弁当一緒に食べよ?」
時計を見ると時間は2時。2〜3時間ほど寝てたらしい。授業に出てないから先生達が探してるかな。いや探してないか。つんつんとほっぺを突くとぷにっとプリンみたいだった。
「ふふっ、もちもちじゃん笑。」
ふと校庭の方からから聞こえてきた大声に耳を澄ます。これはガク先生の声だ。下を見るとリレーの練習みたい。先生もやらされてるんだ笑。風になびく小麦色の髪が綺麗。
「かっこいいな。」
『それ、誰のこと言ってる?』
「あっ!叶、おはよ。」
ボサボサになった髪の毛の叶。あまりにもガク先生と真逆だから面白くて笑っちゃった。
それなのに叶が暗い顔になって隣に来た。フェンスが2人分の重さでカタカタと揺れる。
『ねぇ、葛葉?さっきはごめん。』
「謝らなくて良いよ。あれが叶の素直な気持ちなんでしょ?」
『…うん。僕は葛葉が好き。』
「そっか、、、。俺は叶が好きだよ。でもこの気持ちが恋愛的なのか友達としてなのかまだ分かんない。だからもう少し待ってて?」
目を見開いた叶がすぐに優しく微笑んで頷いてくれた。やっぱり叶には笑顔が似合うな。
『じゃあ分かるまでアピールするね。』
「うん。でもとりあえずお弁当食べよう?」
『そうだね、僕もお腹空いちゃったよ!』
冷たく冷えた床に隣同士で座る。いつもの場所でいつもの2人。でもいつもより少し近い距離で笑い合っていた。
叶さん視点。
部屋の机にノートを広げる。僕が付けてる毎日の日記。葛葉との今日の思い出を綴る。そしてパラパラとページをめくると葛葉との昔の思い出とかテープで貼り付けてある四葉を見つけた。
『こんな事もあったなぁ。』
遊園地に修学旅行、初恋の話もヤンチャして怒られた日も全てに葛葉がいる。僕の心を優しく包みこんでくれる。思い出の中でも僕を守ってくれてる。そんな気がする。僕は葛葉が好き、大好き。それを今日は改めて感じた。優しい話し方で僕の気持ちを大切にしてくれた。普通なら泣いたり怒るのに葛葉はそれをしなかった。でもそういう所に惚れたんだ。偏見も差別もなくて真っすぐで素直で綺麗な心。
『葛葉、大好きだよ。』
ベットの中でロトを抱きしめる。思いっきって行動して良かった。僕の気持ちも葛葉の気持ちも知ることが出来た。前より少し近くなった心の距離が幸せで嬉しくて、穏やかに夢の中へと落ちていった。
『あわよくば夢でも葛葉に会えますように』
はい!
ここまで読んでくれてありがとうございます
進展してきましたね✨️
以上きい。でした(*‘ω‘ *)
コメント
5件
/ 2人に早く付き合って欲しい そしてずっとてぇてぇしててくれ いや、2人が付き合ったら私尊タヒしちゃうかも… まぁ尊タヒならいっか!