⚠︎注意⚠︎
・キャラ崩壊あるかも
・誤字脱字あるかも
・自己解釈
・やおい
・今回ちょっとだけヴァン×らだお
⚠︎今回の世界線⚠︎
・らだお警察
・ナツメ警察
・成瀬はカニ()
『らだお、出勤しまーす。』
朝の5時。今日もロスサントスは平和だな、と思いながら無線で出勤報告をする。
おはよー!
ラだおさんおはよー!
無線でたくさんの警察職員から反応を受ける。うん。今日も元気だな。
『らだお、パトロール行ってきまーす。』
犯罪は中々起きず、暇だなと思い、パトロールをする事にした。
「はぁ〜ぁ、ひまぁっ!俺でもいいから誰かの身に何かおこってー。」
今日はやけに犯罪が起きない。
珍しいな、と小声で言った。
数分後、らだおはレギオン横で暇つぶしをしていると何やら怪しい車が停まった。
「?。誰っすかー?」
らだおはスタスタと車の所に駆け寄る。
…車からは何も聞こえない。不思議に思ったらだおは運転席の方に寄る。
バンッ
「…えっ。えっ?!なになになになに?!?!」
急に後部座席のドアが開き、誰かから手首を掴まれ車の中に引きずり込まれてしまった。それと同時にヘルメットを外され床にカランッと落ちた。
誰かから勢いよく倒され、手首を上になるように抑えられた。しーっと口の上に指を乗せられ、静かにしてください、と小声で言った。
急に何が起きたか分からず、放心状態になる。しかし、すぐ我に返ってその誰かに話しかける。
「…どういうことっすか?ヴァンさん」
「 …声だけで私だと分かるのですか。」
その誰かはヴァンダーマーだった。略してヴァンさん。ヴァンさんはらだおに手錠を掛けて、片手で抑えるようにした。その後もう片方の手でポケットから手のひらサイズの瓶を取り出した。
「…何ですか、それ。」
「まぁ、飲んだら分かりますよ。多分。」
「え、多分??」
もしや、と思う。
「今ですね、ギャングで薬の実験で勝負しているのですよー^^どっちが早く作れるか^^ 」
だから今日は犯罪が少なかったのか、とらだおは冷静に考える。しょうもないことで競い合ってるんだなと思う。
「俺は実験台ってことっすか。」
「勘のいい方は嫌いじゃないですね。」
「部下達に飲ませればいいじゃないですか。」
「私の部下達には傷つけたくないんでね。」
らだおは、俺にはいいのかよ、とツッコミたくなったがやめた。
ヴァンさんはらだおの手首を掴んでいた手に痛くなるほど力をいれた。
「で、らだおさん。飲んでもらえますよね?^^」
「媚薬とかだったらマジでキレますよ?」
「全然違います。」
真顔で返答されてらだおはちょっと気まずくなった。まぁどちらにせよ答えはNOだ。ギャングが作った薬はろくでもない。
「誰がそんなもの飲むんですか。警察ですよ。俺。切符切りますよ。」
「…まぁ、貴方がどう答えようと、私には関係ないですけど。」
そう言うと、手のひらサイズの瓶を無理やりらだおの口に入れた。そう、瓶丸ごと。
「ングッ!!!んぅーッ!!!」
「あ、勢いあまって瓶まで入れてしまいました^^」
今の状況を考えて欲しい。らだおは手錠を掛けられ口から瓶を取ることができない。しかもヴァンさんに手を抑えられて身動きができない。らだおは必死に瓶を取ろうとする。
「飲みました〜?」
らだおは少し涙目になり必死にコクコクと頷く。それを見たヴァンさんは、らだおの口から瓶を取り出した。
らだおの口と取り出した瓶の間に銀色の糸が繋がれていたが、数秒後その糸は切れた。
「ゲホッ、ッ、ウッ…ッ」
涙目になり上目遣いでヴァンさんの方を見る。ヴァンさんは少しヴッとなった。
「あ、えっーと、ですね、…効果が出たら教えてくださーい。じゃ^^」
らだおはヴァンさんから手錠を外され、外に出された。で、そのまま逃走された。
レギオンに残されたらだおは腰が抜けて地面にペタン、とつく。
「…死ぬかと思った…」
あれから数時間が経った。身体に異変はなかった。
らだおは、失敗作で間違いないだろうと思い、安心する。
そしてそのまま本署に向かった。
あれからまた数時間。いつも通りナツメや成瀬などと一緒に話している時、異変が起きた。
「ッ…!!!いった…!」
「らだおくん?!どうしたの?!」
「らだお先輩?!」
まさか、と思う。
らだおは急にひどい頭痛に襲われた。その場にしゃがみ込み、頭を抱える。
「〜〜ッ!!!」
「ちょっ、らだおくん?!大丈夫?!」
「救急隊呼びましょう!!」
成瀬は急いで救急隊の無線に入り、今の状況を説明した。
少し経った後、らだおは静かになった。
「…」
「ら、らだおくん…?」
「…」
ナツメは心配そうにらだおの背中に優しく手を置く。らだおは急に立ち上がり、不思議そうに辺りを見回した。
そして、言った。
「…あれ?ここどこだ?」
皆が、え?という顔をした。
「え、えぇーっと、らだおくん。どうしたの?」
「らだおくん?誰ですかそれ。」
大変な事になった。救急隊に診てもらったが、記憶喪失ではなさそう…?と言っていた。見るからに記憶喪失だが、あえて言わなかった。
「えっと、僕、ハクナツメ。らだおくん…じゃなくて、君はなんて言うの。」
「俺っすか。俺はらっだぁです。医者です。」
「医者?!?!」
成瀬が大声で反応する。
聞いたことのない名前で、しかも医者。混乱が混乱を呼ぶ(?)
ナツメはらだお、もといらっだぁに警察のらだおの事を話した。
「はぇー、だから俺警察みたいな格好してるんすね。」
らだおは納得したように言った。思ったより話が通じて安心した。
本人曰く、院長で、ヘリが上手いだとか。ヘリが上手いという事は警察のらだおと変わらないなと思う。
さてどうする、と警察同士でアイコンタクトをした。
「包帯つけて、次はピンセット。次は…」
「らだおくん。もう警察と馴染んでる。」
あの後話し合いをして、とりあいず警察体験するかという結果になり、今に至る。
「まぁ、でも…」
ナツメはため息混じりに言った。
「ヘリ◎銃撃戦✖︎。昔のらだおくんみたいで懐かしいなぁ。」
あれから一週間が経った。らだおくんは家がないから本署にずっと居た。
朝、いつも通りナツメが本署に来た。
本署のベンチにらだおが座っているのを見て、ナツメはらだおに話しかけた。
「ら〜だおくんっ!じゃなくてらっだぁくん!おっはよ〜。」
「…」
「あれ?らっだぁくーん?」
「スーッ…」
らだおは無言でナツメの目を見る。そして、
「あ〝あぁ゛あぁあッ!!!!ほんっとーにすみませぇぇぇえんッ!!!!!」
急に鼓膜が破れるほど大きな声を出しながら、ナツメに向かって土下座した。
「え?!ちょっ、らだおくん?!?!」
「俺っ、なんか医者とかなんたら言って…あぁあッ!!!」
どうやら、全て思い出したらしい。
この後らだおは警察全員に謝りに回った。
「らだおさーん。効果ありましたか〜?」
「うわ、でた。」
「うわってなんでしょうか?^^」
レギオン横に行くとヴァンさんがいた。らだおは酷い目に遭いましたよ、と言う。
「ヴァンさん。ちなみにだけど、あの薬って…」
「あぁ、あれはですね、100年前の記憶が戻る薬ですよ。」
「100年前だぁ?!」
100年前は医者だったんだ、とらだおは思う。
「実験台ありがとうございます^^」
「もう作んないでくださーい。」
「あ、そういえばらだおさんに聞きたいことが…」
「はい?」
「さっきレギオンで会った瞬間切符切りましたよね?」
「…やべ。」
一方餡ブレラ…
「俺が先にらだおくんに薬飲ませたかったぁぁあっ!」
「俺もらだおきゅんに媚薬飲ませたかったぁぁあっ!!!」
「それは違うだろ。」
ハンクが言った発言にウェスカーが軽くツッコんだ。
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