葛葉「んな…いなくなるなんてあんのかよ?!」
叶「知らんよ 急に居なくなったんだもん!!」
____数分前____
「いやー 良かった ドライバー見つかって!」
「そうですね〜、でも急に連れてかれた時はびっくりしましたよ。」
「社長こういうの見つけるの上手そうだなっていう勘で…」
「まぁそこは嬉しいですけど…。」
叶さんはそんな事を話しながら、上機嫌で廊下を歩いていた。すると彼の足の速度は緩やかに遅くなっていく。よく見ると 叶は少し眉を顰めていて、何か考えているみたいだ。
叶「社長はあの換気扇の中なんだと ____ 」
彼が問い掛けようと振り返れば、そこにハヤトさんの姿はなかった。叶さんの言動が氷のように固まった。ハヤトさんが1人で勝手に行動するなんて有り得ない。行動するとしても一言はかけるはず。… なんて考えているのか。数秒後彼は動き出して、ドライバーを見つけた武器庫から 今までの道のりを焦りつつも 辿り直していた。だけど見つからなかったみたい。また、皆が待ってる死体現場へと 走っていった。
____
甲斐田「とっ…取り敢えず社長探しましょ!良いっすか!?」
葛葉「当たり前だろ! 探すに決まってる!」
葉加瀬「私も…!!」
夜見「…私は此処に残るよ。」
葛葉「何でェ?!」
皆が不安そうに声をあげる中、彼女だけが落ち着いた声でそう言った。疑問が咄嗟に大声で出た。
夜見「証拠隠滅されたらやばいじゃん、」
淡々とした声で並べられた言葉。数秒皆が固まった後、同時に 「成程、」 と納得するように頷いた。
葉加瀬「このメンツじゃ辛いから私も残ろう…、」
不破「じゃあ自分社長の部屋行ってきます」
甲斐田「じゃあ僕はアニキについて行きます…!!」
不破「来んなハルは」 甲斐田「何でぇ?!」
不破「もう嘘だよ騙され過ぎ。行くぞ」 甲斐田「アニキぃ…」
弦月「じゃあ僕らは色んな所回ってみよっか。」
長尾「おけーい」
葛葉「じゃあ俺は人に聞いてくるかー。」
叶「んじゃついてこっと。」
という事で、また別行動が始まった。社長は無事だろうか。まさか2人亡くなるなんて事はないよな、それは流石に時間空かなきゃ俺でもメンタルやられるぞ。皆が部屋を後にして行く所を見ながらそんな不安を抱いていると、叶は笑顔で言った。
叶「きっと無事だよ、大丈夫。行こ?」
葛葉「…そうだよな、わかった。」
今日の証拠、アリバイ
11時40分 別行動開始。
コメント
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この話めちゃくちゃ好きなので投稿してくれて嬉しいです!!