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待ちに待った花見の日。早めに場所取りした方がいいんじゃないかと、せんせーの提案で集合は8:30。
…いや早いな
集合場所は家からそう遠くないので急がなくても大丈夫だろうと思いながら集合場所へ向かう。
服装は、ずっと着てみようとクローゼットで眠っていたワンピース。体温調節しやすいようにカーディガンを羽織っている。みんなどんな服装で来るのか少しばかり楽しみである。
「思ったより早く着いたな…」
集合場所へ着いたは良かったものの集合時間より少し早く着いたのかメンバーは居ない。 暇なので近くにあったベンチに座り、ぼーっと行き交う人々を眺めたりする。
…休日だから人が多いなぁ
…あの桜綺麗だなぁ
なんて思いながら皆の到着を待っていると、
「そんなとこでなぁにしてんの?まちこちゃん?」
「ぅえっ…?」
頭上から影が伸びる。思わず見上げると…目と鼻の先にせんせーの顔があった。
「……っび」
「び?」
「びっくりさせんな馬鹿!!!もっと普通に話しかけてよ!!!」
「いやぁね?wあまりにもぼーっとしてたからびっくりさせたろうかなって」
「私の心臓が止まっちゃうでしょうが!!!!はぁあ……もう本当にびっくりしたぁ…」
笑いながらそう言うせんせーに対して変な声が出た恥ずかしさのあまり女性らしかぬ言葉が口から出る私。気の所為かほんの少し顔も熱い。 なんならこの体勢も少しばかり恥ずかしい。私は見上げるのを辞め、身体をせんせーの方に向ける。
…まぁ、せんせーらしいっちゃせんせーらしいけどさ、もっと普通に話しかけてもいいでしょ
「………」
…私の言葉が原因だろうか、先程からせんせーが目を見開いて固まってる。そんな変なこと言った?私
「せんせ?どうしたの?」
「……あ、あぁ、いや、なんでもない…そういや、他の奴らは?」
「私が来るの早かったからまだ来てないよ。てか隣座りなよ、立ってるのしんどいだろうし」
「じゃあ遠慮なく」
そう言いせんせーは私の隣に座る。
…何か話題ないかな…ないな