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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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#SixTONES
「….久しぶり」
奈海がそういった後も。
部屋には、しばらく誰の声もしなかった。
「….え?」
最初に声を出したのは慎太郎だった。
「奈海….?」
「うん!」
「え、待って待って待って」
慎太郎が立ち上がる。
「水野奈海?」
「そうだよ?(笑)」
「いや、分かってるけど!」
その言葉に、少しずつ6人も現実に戻ってきた。
「嘘だろ….」
樹が奈海を見つめる。
「マジで奈海?」
「マジで奈海です」
「….久しぶり」
北斗が、信じられないような顔で呟いた。
「久しぶり、北斗」
その瞬間。
6人の表情が一気に崩れた。
「いや、久しぶりって…..AHAHAHA!!」
ジェシーが笑いながら奈海を見る
「何年ぶり?」
「高校卒業してからだから….」
「4年ぐらい?」
「そんなに経ったんだね」
奈海は少し笑った。
「え、ちょっと待って」
大我が奈海をじっとみる。
「奈海、ほんとに変わんないね」
「え、嘘(笑)」
「いや、変わったよ」
樹が言う。
「めちゃくちゃ大人になった」
「そりゃ私も22歳だからね(笑)」
「いや、そういうことじゃなくて」
樹が笑う
そのやり取りを聞いて、高地も思わず笑った。
「なんか….すごいな」
「何が?」
「こうやってまた7人で話してるの」
その言葉に、全員が少しだけ静かになる。
また7人。
高校を卒業したあの日。
「卒業しても、7人」
「俺達、7人だから」
でも。それから一度も、7人で集まることはなかった。
「….奈海」
慎太郎が言う。
「ん?」
「俺らのこと、知ってた?」
奈海は少し笑った。
「SixTONESのこと?」
「うん」
「最近、テレビで見たよ」
「最近?」
「….最初はSixTONESってなまえだけ聞いてもわかんなかったんだよね」
「まあ、そりゃそうだろ(笑)」
「でもテレビつけたら、6人出てきて」
奈海は6人を見る。
「びっくりした」
「私、風通にテレビの前で、え?ってなったよね(笑)」
「それはそう(笑)」
6人が笑う。
「でも」
奈海は少しだけ表情を柔らかくした。
「みんな、元気そうでよかった」
その一言に、6人はまた少し黙った。
「奈海も元気そうじゃん」
北斗が言う。
「うん。元気元気」
「今まで何してたの?」
高地が聞く。
「いろいろだよ」
「雑(笑)」
樹がすぐに突っ込む。
「最初は普通の会社で働いてて、そのあとマネージャーの仕事に興味持って」
奈海は少し照れたように笑った。
「気づいたら、今ここにいる」
「で、俺らのマネージャー?」
「そういうこと」
「すごい偶然だな」
大我が呟く。
「ね」
奈海も頷く
「まさか、担当がみんなだとは思わなかった。」
「奈海も知らなかったの?」
慎太郎が聞く。
「知らなかったよ」
「私も昨日まで、担当するのが誰なのか聞いてなかったから」
「じゃあ本当に偶然?」
「うん」
「….すご」
ジェシーが笑う。
「運命じゃん!!」
「大げさ(笑)」
奈海が笑う。
でも。
「….でもさ」
慎太郎が奈海を見る。
「ちょっと嬉しい」
「え?」
「また会えて」
その言葉に、奈海は少し驚いた。
慎太郎は照れたように笑う。
「卒業してから、ずっと会ってなかったじゃん」
「….うん」
「だから」
慎太郎が小さく笑った。
「また会えてよかった」
奈海も、少しだけ目を細めた。
「….私も」
「またあえて、良かった」
その言葉を聞いた瞬間。
樹が、ふっと笑った。
「じゃあさ」
「ん?」
「せっかくだし」
樹は6人を見渡す。
「今日、久しぶりに7人で飯行かね?」
「えっ、行きたい!」
奈海が思わず声を上げる。
「即答(笑)」
北斗が笑う。
「だって久しぶりじゃん!!」
「俺も行きたい!」
慎太郎が言う。
「決まりだな」
高地も頷く。
「じゃあ仕事終わりに」
大我が言った。
奈海は6人を見渡す。
「….7人で?」
「当たり前だろ」
樹が笑った。
「俺らの、7人だから」
その言葉の中に。
奈海の頭の中に、あの日の景色が浮かんだ。
卒業式。
サイゼリア。
卒業アルバム。
駅。
そして
『俺ら、7人だから」
あの人同じ言葉。
奈海は少しだけ笑った。
「….うん」
「じゃあ、今日は7人で」
4年ぶりに。
7人の時間が、もう一度動き始めた。
そして奈海は、まだ知らなかった。
この再会が、ただの「幼なじみとの再会」では終わらないことを。
6人との関係が、これから少しずつーー
変わっていくことを。
コメント
3件
〈寺島あおいです〉 「久しぶり」というシンプルな一言から始まる再会シーン、すごく胸が熱くなりました。4年ぶりなのに、お互いを認識するまでの「え?」「奈海?」という言葉の重なりがリアルで。特に「運命じゃん!!」って言うジェシーのノリと、それに「大げさ(笑)」と返す奈海の距離感が絶妙だなと。そして「俺らの、7人だから」という樹の台詞が、卒業式の記憶と呼応してグッときました。この再会がただの偶然じゃない予感、続きがすごく気になります。