第二話です。
場地は対談を終え、千冬と少年を連れて千冬の車へ乗った。少年は大人しくして虚ろ目をしていた。その綺麗な蜂蜜のような目が汚れて見えるほどに虚ろだった。服は脱がされた後に雑に着させたんだろう。
「場地さん、その子どうするんですか?児童相談所でも連れて行くんですか?」
千冬は場地が少年を何で連れてったかは勝手に少年を救いだす為だと思っていた。
「いや、一虎は俺が引き取るぞ」
「は?」
場地の発言に千冬は思わず口ついてしまった。
「ぁ゙?」
「あ、すいません。でもその子は一虎くんではないですよ」
「何言ってんだ?コイツはちっこいけど一虎だぜ?な?一虎」
場地は少年に一虎かどうか聞くとコクと頷く。名前は一虎らしい。
「やっぱ一虎だろ」
「名前が同じでも4んだ人間は生き返る事はありませんよ」
千冬は場地に現実を伝えるが聞く耳を持たない。
「知らねぇけど、お前が何と言おうがコイツは一虎なんだ」
場地は一虎を抱き寄せる。そしておもむろに少年の太ももあたりを服の上から触る。少年は場地に触られ体をビクつかせる。場地は少し興奮したがこれ以上、少年を自分以外の誰かがいる空間で過ごさせたくないので千冬に少し急いでもらった。
「場地さん着きましたよ」
一軒家の前で車を停め場地と少年は降りた。
「ありがとな、千冬」
「いえ、場地さんが壊れなければ俺は充分です」
「安心しろ。東卍がなくならない限り俺は一番隊はやめねぇよ」
場地はそう言い少年を連れて家の中へ入っていった。千冬はその背中を心配そうに見つめた。
「一虎、風呂入るか」
場地は少年の服を脱がそうとする。
「!?」
少年はいきなりの事で場地のてを振り払ってしまった。
「一虎、嫌だったか?」
「…ぇ、ぁの…自分で脱げ、ます…。だから、殴らないで…」
少年はほそぼそとした声で場地から目を逸らしながら言う。
「殴りはしねーよ、それより…」
場地は少年を抱き寄せ匂いを嗅ぐ。
「一虎から知らねぇ奴の匂いするけど、あの店の奴に何かされたか?」
場地は少年が何かされた事に気づき問い詰める。
「…と、その…おじさんに服脱がされてお腹殴られて…よくわからないのいれられて…」
少年は話すのが辛くなって半泣き状態になる。
「 一虎、安心しろ。俺は殴らないからな」
場地は泣いてる少年の頭を優しく撫でる。
「ほんと…?」
「おう!」
場地は少年に優しく微笑みかける。
「じゃあ服脱いでくれるか?風呂入るには服脱ぐ必要あるからな」
「う、うん」
少年と場地は服を脱ぎ風呂へと入る。
「結構、痣が出来てるな…」
場地は少年の腹部についてる傷に触れる。
「…ッ、!」
少年は少し痛そうな顔する。
「痛いよな」
場地はシャワーで少年の髪を濡らしまず髪から洗ってあげた。
次回、少しHかもです。
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