この作品はいかがでしたか?
3
この作品はいかがでしたか?
3
コメント
3件
れい…すい、?()
はぁ…なんて暑い日だ……この暑さなら熱中症になりかねんぞ…
と、私「灯野 麗翠(ひの れいすい)」はそんな意味の無いことを考えながら、いつも通る道を歩いていた。
「くぁ…」
昨日は夜更かししたせいか、欠伸が出た。
「…れいまさか…もう眠いの!?」
私のことを「れい」と呼んでくるこの娘は「月影 氷雨(つきかげ ひさめ)」だ。妙にテンションが高い。
「1限目が始まってないのに、もう眠気に襲われる麗翠さん…流石です」
この可愛らしい少女は「乙羽 りりす(おとわ りりす)」。日常の出来事を、自分のスマホに収めている。恐らく彼女にとって、スマホ=命なのだろう。
私が【灯月乙柏(4)】のチャットグループを覗くと、最後は「☂ひさ☂」の、『ヒッツー、たまには学校来てくんね〜?』で止まっていた。ちなみに既読3。
「ヒッツー」とは私のもう1人の親友「柏葉 筆(かしよう ひつ)」のことだ。筆を校内で見る生徒は数少ない。いや、筆はその以前に学校へ来ていない。いわゆる「不登校」というやつだ。
学校に来ないならせめて、バイトでもしてればいいのに。まったくだ。
【灯月乙柏(4)】
ふで@おハチ隊🐝「ねぇ〜聞いて!!?」
ふで@おハチ隊🐝「てか聞け!!」
ふで@おハチ隊🐝「僕が好きなゲームの推しの誕生日(限定)でさぁ!!」
ふで@おハチ隊🐝「3万課金したのに出なかったんだけどぉ!!?」
麗翠🔥🧊「も〜なんだよ通知うるさいなぁ」
りりす🍬🍫「そんなことで通知貯めないでください…」
☂ひさ☂「でも〜3万課金して出ないのはかな〜りやばいね〜wwwww」
☂ひさ☂「てかそんなことより、異世界転生してみたくない!?」
麗翠🔥🧊「確かにそれはあるかも」
ふで@おハチ隊🐝「僕は推しの居る世界に行きたい」
麗翠🔥🧊「アンタの願望は聞いてないんだ…」
りりす🍬🍫「りりが異世界転生したら…妖精になりたいです!!」
☂ひさ☂「妖精〜!?夢あんね〜!!」
☂ひさ☂「うちはどこぞの国の王女様みたいに、氷の女王になりたいねー!」
麗翠🔥🧊「まさか明日、本当に異世界転生してたりして!!」
この時の私達は…「麗翠🔥🧊」の発言が実行されるとは……思ってもなかった──
_後書き_
いや〜、どうでしたか?!
なんの報告もなしにいきなり小説書きました((
気を取り直して、えー…素直にどう思ったか、是非コメントに書き込んでくれると嬉しい限りです〜!!次回作が楽しみですね!!(←今日中か明日に投稿するであろう人)
_あだ名_
麗水…れい
氷雨…ひさ
りりす…りーす
筆…ヒッツー
_アカウント名_
麗水…麗翠🔥🧊
氷雨…☂ひさ☂
りりす…りりす🍬🍫
筆…ふで@おハチ隊🐝