omr side
カーテンが風に揺れて、隙間から太陽の光が差し込む。朝日といっしょに夏特有の匂いが、僕を落ち着かせるように包み込む。
薄らとした視界を晴らすように目を擦っていると、今日は学校があるということを思い出した。
今の時刻は8:15。
この時点で遅刻はもう確定しているが、一応バスがあるかスマホで確認する。
………ない。
いっそのこと休もうか。とも考えたが、普段の出席日数が少なく、留年になる可能性があるのでやめた。
o「……急がなきゃ、」
とその時、
ピンポーン
と上調子な音が家中に響き渡る。
誰だろう。 こんな時間に。
思いつく人物は1人しかいない。
w「元貴おはよ。あれ、もしかして今起きた感じ?」
o「……おはよ」
なんで勝手に入ってきてんだ、と思いつつもちゃんと挨拶を交わす。
そういえば合鍵渡してたんだっけ
w「おーい、元貴?」
若井が僕の顔の目の前で手のひらを上下に振る。
それに驚いた僕は慌てて対応する。
o「ぇっ…あ、なに」
w「ボーッとしてたから。体調悪い?」
o「ううん、大丈夫。」
o「てか学校行かないの?時間とかやばいんじゃない?」
w「やばいのは元貴もだし!」
w「一緒なら怒られても怖くないしねっ」ニッ
歯茎を覗かせて、にかっと笑う姿は輝いていて眩しく、まるで太陽のよう。
若井のおかげで、少しだけだけど学校に行く気力が出てきた。
o「すぐ準備するから部屋から出てってくれない?」
w「ううん。部屋の中で待ってる」
o「え?いや、でも」
w「大丈夫大丈夫!俺のことは空気のようなものだと思って!」
o「わ…わかった…」
着替えるところを見られるのはいくら男同士でも、なんだか恥ずかしい。しかも2人きりだから尚更。
そんなことを言っている時間があったら準備しろと自分に言い聞かせ、パジャマの袖に指をかける。
生地が肩からするりと滑り落ち、上半身が露わになる。と突然、後ろから物凄い視線を感じた。
気になり、そっと後ろを向くと、若井が僕のベッドに座りながらこちらを凝視していた。
僕は恥ずかしくなり、バッと前を向く。
心臓の鼓動がうるさい。
部屋の中はシーンと静まり返っており、
下手したら若井にこの鳴り止まない心臓の鼓動が聞こえるかもしれない。
いや、もしくはもう既に聞こえているのかもしれない。
そんなことを考えていると、ギシッ…とベッドが軋む音が聞こえた。
どうやら、こちらに向かって歩いてきているようだ。理由が分からなく、慌てふためいていると、
ぎゅっ
o「ッぇ………?」
後ろから暖かく、大きい何かに包まれた。
o「ぇ、ちょ、なに」
w「……」
その“暖かくて大きい何か”は、若井だった。
若井が僕を抱きしめていたのだ。
o「っ…?、??」
w「………」グリグリ
ぐりぐりと僕の首に顔を埋めてくる。
髪の毛が首に触れてくすぐったい。
o「ん…ふ、ちょ、くすぐったいって…。あと早く離れて…」
w「やだ」
o「はぁ、?」
なんなんだ この5歳児は。
と呆れつつも、僕はその行動を受け止めていた。
w「…どうしよう、元貴」
o「…?なに、どーしたの?」
w「おれ…」
w「元貴のこと好きかも、」
o「ぇっ、…?」
たったこの一言で、思考が固まる。
若井が、僕のこと、好き?
え?えぇぇ??
若井が僕に思いを寄せてたなんて、
嘘だよね。さすがに。
o「っ、もー…冗談はやめてよね、笑」
w「冗談じゃないよ」
o「ッ…!/」
そんな顔で見つめないでよ
僕だって、
o「………ぃ、よ」
w「ん?ごめん聞こえなかった。」
o「//…だから、いいよって。」
w「…え。」
o「なにその反応…/嬉しくないわけ?」
w「ぇ、ぇ、嘘でしょ。」
w「あれっ?いいよって付き合うって意味だよね?断る方の意味じゃないよね??」
o「笑笑、うん笑」
w「えどっち!?」
wki side
元貴が俺の突然の告白をOKしてくれた。
当然だけど、ものすごく嬉しい。
ライブでやるジャンプよりも高く飛び上がれそう。
結構前から元貴のことを意識していた。
元貴が何かしら行動すると、それを目で追ってしまっている自分がいたり、
さっきだって、
元貴の真っ白で綺麗な肌と、真っ赤に染めた耳を見て、ふいに「可愛い」と思ってしまった。
_その瞬間、自覚した。
俺は元貴のことが好きなんだ、と。
気づいた時にはもう元貴に抱きついていた。
元貴の首から自分が大好きな匂いがする。
甘い香りで、少しだけ男の人の匂いもして、とても落ち着く匂い。
w「もとき、もとき、 」
o「なによ…」
w「大好き」
o「っ⁉︎、〜……//」
o「ねぇ、急にやめてくんない!?//」
w「なんで。愛を伝えるのは良いことでしょ」
o「っ、そうだけど、!/」
o「……照れちゃうから…/」
w「え。」
w「むり可愛い」
o「うるせえっ/」
omr side
若井の脛をげしげしと蹴って、恥ずかしさを紛らわしていると、若井が僕の手を握ってきた。
しかも恋人繋ぎで。
指と心を絡ませ、甘い雰囲気が部屋に充満する。
朝のはずなのに部屋の中は薄暗い。
その状況にいやに意識してしまい、手を強く握る。若井はそれに気が付き、ぎゅっと強く、握り返してきた。
w「………えっち、する?」
o「っ、…は。」
あまりにも急すぎる。
その……ナカ…も掃除していないし、そもそも解されてもいない。
いきなり挿入はきついだろう。
w「あ、そっか。準備してないね」
o「う、うん…ごめん」
w「ううん、謝んないで。……じゃあ、素股ってやつ、やってみる?」
o「すまた、?」
咄嗟に知らない用語を言われて戸惑ってしまう。
素股ってなんだろう。
このムードだし、多分ぇっち……なやつだと思うけど、
w「じゃあ仰向けで寝転んで」
o「うん…」ゴロンッ
とりあえず、若井の指示に従っていよう。
w「ズボン脱がすよー」
o「へッ…?ゃ、あ」
突然なことに驚いたが、あっという間に生まれたての姿にされてしまった。
でも最初から上半身すっぽんぽんだったし、そんなに変わらないか…、??
w「……♡綺麗な身体、」ツーッ
o「…ッゃ、」
若井がそう吐き捨てて、僕のお腹を人差し指でなぞる。
くすぐったくて、情けない声を出してしまった。
w「…笑 かわいい」チュッ
o「んッ…⁈、んん”っ、ふ、ぅ//」
僕のファーストキス。若井に盗られちゃった。
………でも、なんか嬉しい。
それになんだか頭がフラフラしてきた。
酸素が足りないのだろうか。上手く頭を回転することができない。
でも、若井のことだけは考えられる。
若井、若井って。
w「ん、もとき、?」
o「ん…ぅ…………?♡//」ポケ~
w「〜ッッ…笑//」
w「ちょい、なんて顔してんのお兄さん…/ 」
o「………?そんなかおってどんなかお…」
w「ん?若井だいすきーって顔。」
o「!?ぅ、ぅそ…顔に出てた…?///」
w「え。思ってたの?」
o「ぇ?や、若井が言ったんじゃん、」
w「いや俺、冗談で言ったつもりだったんだけど。」
o「……へ、」
w「んもうッ…可愛すぎだって笑」
o「っ、うるさいッ。ほら、その…すまた?ってやつ、やんないの…?」
w「あ。やりたいんだ」
o「…まぁ、」
w「…♡そっか、じゃあ早くやらないとね」
若井が言うには、挿れなくても気持ちよくなれる方法だとか。
…せっくす……と似たものらしい。
w「元貴、足閉じて?」
o「こ、こう…?」
w「そうそう。」
w「んで、元貴の内ももの間に俺のを挟むの」
o「へぇ…」
ずりゅっ
o「んあッは…♡♡ぁ”〜っ、…」ビュッ
w「っふ、…ふ、」
o「こすれぅ”ッぁんっ、♡”」
w「ど、?きもちー?」
o「きもち”ぃッッ…ぁ♡またイくッ……♡♡/」
ずりずりっ
o「んぃ”ッッッ♡♡」
w「んっ…もときッ…イくっ、♡」ドプッ
o「わぷッッ……⁉︎」
w「ん、はぁ……………ぁ。ごめん」
o「〜ッもう…/」
o「………」ペロッ
w「っ、!?」
o「これが若井の味…」
w「随分と可愛いことしてくれんじゃん、♡」
w「また勃っちゃったからさ、二回目、しよ?」
o「えっ」
o「はぁ”ッ…はぁ、♡」
o「も、ッむり…」パタッ
w「んふ。おやすみ元貴」チュッ
w「あ。」
w「学校忘れてた」
ちゃんちゃん。っていうオチをやりたかったんですけどなんだかイマイチですね😭😭
えちシーン少なすぎて……😡💨💨
コメント
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神ですね、はい。こんな上手に書けない…