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「はぁ、はぁ……っ」
「たくさん出しましたね、理人さん……。人に見られながらイった気分はどうですか?」
瀬名は自身の指にべったりと付着した白濁を、陶酔と冷酷が入り混じった瞳で見つめながら、余韻に震える理人へ追い打ちをかけるように問いかけた。 媚薬で狂わされた感覚、そして最悪のギャラリーの前で絶頂を晒された屈辱。
「……っ、最悪だよ、馬鹿……っ」
「最高に悦かった、の間違いでしょう?」
耳元でククッ、と喉を鳴らして囁かれ、理人の頬はこれ以上ないほど赤く染まった。否定したくても、いつも以上に締め付け、無様に鳴いてしまった事実は、この身体が何よりも雄弁に物語っている。
目の前では、自由を奪われた一臣が、今にも食らいつかんばかりの形相で瀬名を睨みつけていた。
「クソ! おい、外せよこれ! もう十分だろ、なぁ!」
「だーめ。ていうか、僕、まだ全然満足してないから」
「へ? あっ、ちょっ、おいっ! 嘘だろ……っ!?」
瀬名の冷ややかな宣言と共に、理人は繋がったままの状態で強引に四つん這いにさせられた。鼻先に一臣の股間が迫り、理人は慌ててデスクに両手を突いて身体を支える。
「あっ、あっっ……ふざけんな瀬名、動くな……馬鹿、ぁあっ!」
必死に首を振って拒絶を訴えるが、瀬名が聞き入れるはずもなかった。背後から容赦のない、それでいて狂おしいほどに激しい律動が再開される。
一度果てたばかりの身体は、粘膜のひと擦りさえも過剰な刺激として拾い上げ、理人の口からは堪えきれない嬌声が吐息と共に漏れ出した。
「や、ぁっ、ああっ! くそ、馬鹿……ぁあっ!」
「クソッ、こんなのマジで堪んねぇって! なぁ、瀬名、もういいだろ! 勘弁してくれよ!」
切羽詰まった、泣き出しそうな声を上げる一臣の抗議を、瀬名は無言で切り捨てた。ただ理人の腰を強く掴み、より深く、より重く、その最奥を突き立てていく。
激しい抽挿に膝がガクガクと震え、理人の視界が火花を散らす。
「なぁ、俺が悪かった……謝るから……マジで……こんな冗談キツすぎるって!」
「んー、そうだな。……どうします、理人さん?」
「んっ、ふぁ……どうって……聞くな、ぁあっ!」
答えられるはずがない。分かっていて弄ぶ瀬名の性格の悪さに、理人は絶望に近い愛しさを感じていた。瀬名が未だに激しく怒っていることは、打ち付けられる肉体の衝撃からひしひしと伝わってくる。 身体はマグマのように熱いのに、背後から注がれる視線は、凍りつくほどに冷たい。
「ああ、そうだ……咥えてあげたらどうです? 好きでしょう、理人さん。しゃぶるの」
「……ふざけんな! 誰が……っ!」
「いいから、やりなよ」
有無を言わせぬ硬い声。冷ややかな命令に急かされるようにして、理人は躊躇いがちに一臣のズボンに手をかけた。
「お、おい……っ」
一臣のそれは、限界まで張り詰め、先端から透明な密を滲ませていた。理人はゴクリと唾を呑み込み、ゆっくりと唇を近づける。その瞬間、一臣の腰がビクリと跳ねた。
逃げ場のない快楽の渦の中、理人は一臣の熱を口に含んだ。
特有の苦味と匂いに眉を潜めながらも、瀬名の突き上げに翻弄されつつ、懸命に舌を這わせる。
「……ッ」
亀頭を深く含み、裏筋を丹念に舐め上げる。陰嚢を指先で愛撫しながら、鈴口を突くように舌を動かすと、一臣の口から重い吐息が漏れた。
「は……く、すげぇ……なんだこれ、やべぇ、絡みついてきて腰が抜けそう……」
「ハハッ、理人さん。咥えながら突き上げられて興奮してるんですか? 凄く締まってる……ほんっと、淫乱だ」
背後から響く冷徹な声。理人の胸に、ふと鋭い痛みが走った。
(……呆れられてしまったんだろうか)
この歪な行為が終われば、瀬名との関係も本当に終わってしまうのではないか。そう考えた瞬間、視界が涙で歪んだ。
こんな形ではなく、ちゃんと話し合いたかった。もっとお互いを理解し合いたかった。けれど、そんな願いさえ、もう手遅れなのかもしれない。
「理人さん、集中してくださいよ。ほら……」
物思いを遮るように、瀬名の指が理人の乳首を強く摘まみ上げた。
「ん、ん……ふ……ぁっ、ぅっ!」
弄られる快感に意識が引きずられ、喘ぎが勝手に溢れ出す。どんなに呪っても、身体は正直に悦びを拾い続けてしまう。
「くそ、その顔マジで……反則だろ……っエロすぎっ」
「っ、ん、んむぁっ、は……っ」
一臣が理人の喉奥を突くように腰を揺らし、瀬名が背後から理人の最奥を蹂躙する。 逃げ場のない同時多発的な刺激に、理人の意識は急速に白濁していった。息苦しさに首を振っても、与えられる快感が強すぎて、脳が熱に溶かされていく。
「ん、せな……俺も……ぁっ、ああっ無理、……っ!」
「あ、ちょっ、理人さん!?」
瀬名たちの叫び声が遠くで響いたような気がしたが、理人の意識はそのまま、真っ白な闇の中へとぷつりと途絶えた。