テラーノベル
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星螺💫
31,095
211
ぺん
36
終わり、それは何れ誰しもが必ず通らなければ行けない道である
どれ程足掻き続けていても、終わりから逃れることは無いだろう
夢を、見たんだ。
辺り一面に映る景色はあまりにも非現実的で、気味の悪いサイレンが鳴り響いていた
そんな、一見地獄のように見える街中に佇んでいると脳内に騒音が鳴り響く
夢とは思えないほどの音量で、思わず耳をふさいでしまった
思わず周りを見渡す、何もないはずなのに
背後から、何かが迫ってくるような感覚に襲われる
振り返ってはいけないと本能が叫んでいる、なのに振り返ってしまった
キキーッ!!!
目を覚ます。
先程まで見ていた夢はなんだったのだろう。そんな事を考えるよりも先に、辺り一面に広がる景色が気になってしょうがなかった。
──────────────────────。
草原の中で寝転んでいたようだ。
歩いている道中で寝てしまったのだろうか。否、先程まで自室にあるベッドに寝ていたはず……
上手く動かない思考をフル回転しながら、現状を理解しようとする。
なぜ、
辺りは瓦礫の山や廃墟ばかりなのだろうか。
人がなぜ見当たらないのだろうか。
なぜ自分だけここにいるのだろうか。
なぜ、
なぜ、
なぜ、
「 あ、起きたか 」
後ろから声がし、驚きながらも慌てて背後を振り向く。
「 おはようさん。世界、滅んだで。 」
赤いマフラーを付けた、黒髪の白い天使が、そう告げたのだった。
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新作です。
『時に忘れられた貴方へ』
2026/08/22 連載開始
『 人は2度死ぬ。それは命が絶たれた時。
──────そして誰かに忘れられた時。 』
コメント
1件
終わりから逃れられないって言葉が最初に来て、あの非現実的な夢のシーン…すごく引き込まれました。特に「キキーッ!!」の衝撃音、夢の中なのに聞こえてきそうで。目覚めた後の廃墟と、天使が「世界、滅んだで」って軽く言うギャップが怖くてでも気になって、続きがすごく読みたいです。赤いマフラーが印象的でした🌷