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番外編 あの後……
🐝目線
ある日の深夜、病院から一通の電話が来た。
内容は
“📚が自殺した”
との事だった。
俺はずっと📚に“片想い”をしていた。
そしてある日LINEで📚に告白したんだ。
でも結果は
📚「🐝のことは大好きなんだけど、ごめん、付き合うことはできない。」
との事だった。
俺は結構衝撃を受けた。
でも自然と涙は出なかった。
俺は📚を諦めきれなかった。
だけど連絡をしようとすると手が震えて出来ない。
そして出来ないまま、📚は“死んだ”
どうやらベランダからの落下死のようだった。
俺は📚の死体がある病院に走った。
そして病院に着いた時。
看護師さんに案内され📚が横たわる部屋へと行った。
📚は落下死したとは思えない程綺麗だった。
手はお腹当たりで組まされ、まるで眠っている様だった。
俺は膝から崩れ落ちた。
つい先程までLINEをしていたのに、今目の前にいるのは少し冷たくなった📚だけ。
🐝「なぁッ…起きろよッ……」
声が震える。
涙が止まらない。
だって片想いしていた相手が、つい先程までLINEをしていた相手が、今目の前で死んで横たわっているのだから。
何故自殺をしたのか理由もわからない。
そんなに思い悩んでいた訳でもなさそうだった。
🐝「なぁッ、何で死んだんだよッ、さっきまでLINEしてただろッ、?」
📚「……」
もちろん返事なんて返ってくる訳がない。
もう彼は遠くへ行ってしまったのだから。
🐝「なぁッ‼︎返事しろよッッ、!!」
俺は📚の手を握った。
触ったらさっきより冷たかった。
🐝「なんか思い悩んでたなら言えよッッ‼︎俺達親友だろッッッッ‼︎」
沢山叫んだ。
思っていた事全部。
🐝「俺お前のことが好きだったッ、!!ずっとッ!フラれてもお前と付き合えるまで告白するつもりだったんだよッッッッ!!!!!」
叫んでも届かないはずなのにな、
…なんて思ってたら
📚「ごめんね」
🐝「📚ッ、?」
彼の声が聞こえた。
聞こえ慣れたあの優しい声。
彼の声が聞こえたと同時に目の前の窓を見た。
すると彼は窓の縁に座っていた。
🐝「ッ…何で、ッ、」
でも今までとは少し違った。
📚は
天使になっていた。
背中から白色の綺麗な翼が生え、頭の上に黄色の輪っかがあった。
そして何より、
📚「……ニコッ(涙/笑)」
夜明けに光る君の笑顔と涙が綺麗だった。
🐝「📚ッ…📚ッッ‼︎」
俺は無我夢中で📚を抱きしめた。
少し透けているが📚も俺を抱きしめ返してくれた。
俺は小さな子供のように泣きじゃくった。
📚の胸の中で。
📚「…全くもう、甘えん坊だね、🐝は、」
🐝「誰のせいだと思ってんだよ、」
📚「ごめんって。」
🐝「📚…何でお前、自殺したの、?」
📚「…実は、僕も、🐝と付き合いたいと思ってたんだけど、僕じゃ釣り合わないって思ったからさ、」
🐝「!…馬鹿ッッッッ!!!!!(頬/叩」
📚「!……」
🐝「そんな理由で死ぬなよ馬鹿ッ!俺はお前と付き合いたかったしお前以外と付き合うなんて死んでもしないと思ってたのにッ!」
📚「ごめんッ……」
🐝「何で死んじゃうんだよッ…」
📚「本当にごめん…」
ごめんと謝る君は笑っていた。
涙を流しながら優しく微笑んでた。
俺の頭を撫でながら。
まるで兄貴みたいだ。
📚「……🐝。」
🐝「何……?」
📚「僕もう行かなきゃッ…」
🐝「ぇ…ッ、?」
📚「…そろそろ帰るよ、空に、」
🐝「やだッ…行かないでッ……俺ッ…📚がいないとッ……」
📚「…ごめん。」
そう言って君は消えた。
🐝「📚ッッッッ‼︎」
俺は窓に向かって彼の名を叫んだ。
でも返事は帰ってこなかった。
🐝「ッ……いっその事、ここから飛び降りたら、📚の元へいける……」
そう言って俺は先程まで君がいた窓から
空へと宙を舞った
🐏目線
📚君の訃報を聞いてから🍌君を連れて📚君のいる病院へと向かっていた最中…
もう一度病院から電話が来た。
どうやら🐝君までもが病院の窓から自殺したらしい。
隣で話を聞いていた🍌君は驚いた顔をしていた。
🐏「そうか、🐝君、📚君の後を追ったんだ…📚君のことが好きだったから、」
🍌「ッ……」
🐏「……2人とも、あの世で幸せにね、」
🍌「さて、二人の元に行こっか、」
君がそう言った時、私たちは泣いた。
裏話
これで僕の望むの¿?は終わりです。
ここで少し裏話します。
本編であった📚君の最後の言葉
「月が綺麗だな、」
この言葉の意味は
「あなたを愛しています」
と言う意味です。
2度と叶わぬ恋ならば最後くらいは愛を伝えたいと思ってこの言葉を選択しました。
そして番外編の最後
🍌君が「さて、二人の元へ行こっか、」
は2つの意味があって
1つは「2人の“死体”がある病室にいこう」
と言う意味で
2つ目は「2人の後を追っておいら達もあの世へ行こう」
と言う意味になります。
これで僕の望むもの¿?は終わりなので
また次のお話達も見てくれると嬉しいです。
短い間でしたが見てくださった方々ありがとうございました。