あの子が傘を差したら救われるくらい世の中単純で
手を差し伸べられても疑いしか感じられなくて
手を差し伸べても疑われて
街灯が眩しくてまぶたを閉じた
ああ
単純な世の中で疲れたまま私は夜に飲み込まれて
数多の星が世界を光らせて
あなたが傘を差したら救われるくらいの日々を思い出す
結局何もできないままで
結局何もしてあげられなくて
嘘ばかりついて
ペテン師の皮を被って
嫌な事思い出して心が締め付けられて
愛してるなんて嘘はいいから
ほっといてよ
火が付いたように街が光って
月は沈んで
太陽が顔を出す
届くわけ無いのに
窓越しから手を伸ばして
あの海に浮かぶ顔は
消えて
私の背中とあなたの背中を合わせてしまって