テラーノベル
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こんにちは〜!結莉です!
投稿して3分くらいで100行ったんだけど…
え、指大丈夫そ?
でもありがと〜っ!!!
続き書いていきます!
注意事項は1話にて!
「ねぇ、なんで周りに合わせてばっかりなの?」
「自分の意見は?」
「なんで言われたことしかやらないの?」
「もっと自分から積極的に動いてよ」
「全然遊んでくれないよな」
「いつも勉強ばっかしてて飽きないのかな」
「個性がないよね」
「意思がないよね」
「なんて言うか…」
はぁっ…っはぁ…
…なんや…夢か…
「最悪や…なんで急にあの時の夢なんか…」
あ、こんにちは。
俺の名前はIfです。今のはなんやろ、10年くらい前の高校の時の夢です。
俺はIf。大人気実力派新人歌い手グループいれいすのメンバーです。
自分で大人気とか言ってんの虚しくね?
まぁ、とりあえずいれいすのメンバーです。
俺は今、沢山のリスナーさんや優しいメンバーに愛されて幸せです。
昔は親にも愛されてへんかったから。
正確には、愛されてはいたんやと思う。
けど、その愛が異常やった。
俺が普通やと思ってた事は普通やなかった
それに気づいたのは高校に入ってからやった
俺は幼少期から沢山習い事をしとった。
ピアノや塾、そろばんに水泳、他にも英会話やバスケ。
とにかく沢山の習い事を毎日毎日休む間もなくやっていた。
塾やそろばん、英会話はまだ将来自分のためになるし、俺も楽しかったから良かった。
やけど、楽器や運動系は俺は得意やなかった。
やから、最初は楽しかったけど段々苦痛になってきて、時々サボることもあった。
勿論、ママ…お母さんに電話が行った。
当時まだ小さかった俺はサボったらどうなるかなんて知らなくて、公園でサボっていたら鬼の形相をしたお母さんが来たのにはすごくびっくりしたのを覚えとる。
強引に手を引かれて帰った家で何をされたかも全て。
家に着いたお母さんは俺を掴んでいた手を離し、大きなため息を付きながらリビングのソファに乱雑にバックを投げ捨てた。
その後、俺に向き直り無言で、真顔で俺に近づいて来たと思ったら、俺の左頬には衝撃が走った。
俺は一瞬何が起こったか分からへんかった
やけど、お母さんの振り下ろされたままになった手を見て、俺は直ぐにぶたれたのだと理解した。
理解した俺はあまりの痛さに子供みたいに泣きじゃくった。まぁ、当時5歳くらいやし、子供やったんやけど
お母さんは怒鳴りながら何かを言っていたが、泣きじゃくってる俺にはそんなの何も聞こえへんかった。
それからやった。お母さんが俺に執着し、分刻みのスケジュールを用意し俺を完璧(異常)に管理し、全ての習い事の送迎をするようになったのは。
当時5歳くらいやった俺には既に物心もついていた。やけど、その物心を全て壊された。
物心はついとっても、悪いことをしたら怒られ、いいことをしたら褒められる位のことは分かっても、具体的なことはよく分かっとらんかった。
やから、サボるのが悪いことやって、その時の俺は分からへんかった。
周りのお友達も休んでる子おって、休んだ理由聞いたら『旅行に行ってた』とか『行きたくなくてお休みした!』って言われることが多々あった。
当時の俺はそれがサボることだって分からへんかったし、自分がしたこともサボりだって分からへんかった。
俺が初めてピアノを、習い事をサボったその日、お父さんとお母さん、そして俺の3人で夜話し合いが行われた。
お父さんに「なんでピアノサボっt…お休みしたんや?何か理由があるんか?」
って聞かれた。
俺は正直に「行きたくなかったから…お友達も、前にお休みしてて、なんでお休みしたのか聞いたら行きたくなくて、ママに行きたくない!お休みする!って言ったらお休みさせて貰えたって…だからまろもお休みしたくて…でもママに言ったらママ悲しくなるかなって思って…言えなくt…」
「そんなくだらない理由で休まないで!行きたくなかったから…?ふざけないで!どこに出しても恥ずかしくないように育ててきたつもりだったのに…どこで間違えちゃったのかしら…」
俺がお父さんに少しずつ話しているとお母さんが俺を遮りそう言った。
そう話すお母さんの目には涙が溜まっていた。
「ママ…ごめっ…なさっ…まろ…もうお休みしないから…」
泣いてそう言う俺にお母さんは
「なんであんたが泣くのよ…泣きたいのは私の方よ…お買い物に行った時なんて言われたか知ってる?『猫宮さん家のIfくん、今日ピアノ教室サボったみたいよ』『毎日休む間もなく色々習い事してるみたいだし…』『遊び盛りの子供にそんなに習い事させるなんて…』『奥様はちゃんとIfくんの事見てあげてるのかしら』『旦那さんはこのこと知ってるのかしら』って…白い目で見られたのよ!?あんたのせいで私が惨めな思いしたじゃないのよ!」
そう言った。
まだ小さかった俺には何を言っているか分からなかった。
それでも、俺が悪いということだけはわかった
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
泣きながら謝る俺にお母さんはイライラし、怒鳴り更に泣いて謝る俺。
「い”だぁ”ぁぁぁぁぁぁっ…!!」
どんどん泣き声が大きくなる俺に痺れを切らしたお母さんは俺の事をビンタし、ダイニングチェアから床に突き飛ばし、殴ろうとした。
「ええ加減にしろ!まだ小さい自分の息子に手を挙げるなんて何を考えてるんや!お前は少し頭を冷やせ!第一、Ifはまだ5歳や。行きたくない日だってあるやろ。無理に行かせようとせんでええやろ」
殴られる…そう思った瞬間、お父さんの大きな背中が俺の目間の前にあった。
俺を殴ろうとしたお母さんをお父さんがそう言い、制止していた。
そして直ぐに俺を抱き抱え、抱き締め、俺が泣き止み寝るまでずっとそばにいてくれた。
「まろ、ママにもしまた痛いことされたらすぐパパに言うんやで?ママとはもう痛いことしないって約束したから大丈夫やと思うけど、もししたらパパはまろを守るためにママとお別れするから。やから、痛いことされたり、まろが嫌やなって思ったことがあったらすぐ教えるんやで?パパとお約束できる?」
次の日、朝起きたらお父さんにそう言われた。
まだ小さかった俺でも分かるように説明してくれた。
要は、「もう手を挙げないと約束した。次手を挙げたら離婚する」という事だ。
「、?わかった!まろ、パパとお約束する!」
そう言い、俺は理解しているのかしていないのかハッキリしてない状態でお父さんと約束をした。
えーっと、今回はここまでで!
なんかめっちゃ長くなっちゃった💦
次のお話はいいね150で描きます!
よろしくお願いします!
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