マスカイ 短編集
「カイトー!ただいまー!」
返事は返ってこない。いつものことなんだけどね 泣
でも物音はするから多分居る。
「カイトー?」
……うぅ 泣 なんで 泣
こうなったら最終手段に移ろうと思う。いつもはここで終わってドアを開けるのだが今日は違う。
「あれ…カイト居ないのかぁ…アイス買ってきたのに…」
「…アイス…?」
お、声がした。それと同時に足音が聞こえる。
ガチャとドアが開く。
「あ、カイトー!なんだ、居たんだぁ!」
「……アイスは」
「んー?あぁ、アイスねー、これ俺のだけだよ?」
「死ね」
「う、うそ、うそ!カイトの分もあるから怒らないで!!?」
「チッ、くそが」 ←カイトなりに小さく呟いたつもりだったがマスターには丸聞こえです
「ウッ…」
これがうちのカイト。口がすっごく悪いが俺の事好きなのは知ってるから可愛く思える。
「カイト、今日のご飯なにー?」
「魚」
「魚かぁー、いいね」
「マスター、先にお風呂入ってきて」
「ん、?なんで?」
「ご飯用意しとくから入ってきて欲しいの!」
「あぁー、!はい、はい。ごめんなさい!」
こんな感じで言葉が強くてもご飯用意してくれたりしてほんと可愛い。大好き。結婚して欲しい。
それに、それに、カイトの可愛さはここだけではない!
セックスの時の反応が超可愛いんだ!!
俺が乳首開発をしたせいで超敏感だしもうほんと可愛い!!
それに余計口が悪くなる!!なんて最高なんだ!
「ぁぁぁぁぁぁ」
お風呂で出来るだけ小さく叫んだ。
つもりだったがカイトには聞こえていたらしい。
「マスター!!お風呂は響くんです!!うるさいからお風呂で叫ぶな!!」
「は、はい……すみません……」
「チッ、ッたく……」
とりあえず、うちのカイトは可愛いんだ。
「カイトー!!出たよー!!」
「……だからなんですかー?」
「身体拭いて〜♡」
「嫌ですー自分でやれー」
「じゃあ、せめてドライヤーだけでも」
「無理って言ってますー、いい加減にしろー、こっちは忙しいんだよ」
「えー……」
「カイトー!今度こそ出たよー!」
「はーい、了解、了解、把握把握ー、」
「わぁー、美味しそー!」
「早くちゃっちゃと食べてください。」
「ねぇ、カイト。俺、明日休みだけどどっか行きたいとことかある?」
「明日の腰次第」
「腰……?」
「なに、腰って。」
「っ、…は、?」
俺は分かってる。君が今日セックスするって思っていることを!
「ね、カイトー?どゆことー?」
「っうぅぅぅ……///」
「カイトー?」
「……ッ、いつも、!やって、るから!!すると思っ、たんだよッ!!」
「んふふ、知ってるー笑」
「はぁぁぁぁ!!??」
「ごめん、ごめん笑」
「……で?」
「ん?」
「だぁぁぁぁぁ!!やるのか聞いてんだよ!!阿呆マスター!!」
「うん、もちろんするよ!」
「ッ、もちろんって……」
「可愛いね」
「っ……!!///」
「んふふ、ごちそーさまでしたー!」
「……」
今日は意地悪したくなっちゃった♡
可愛かったし良いんだけどね
コンコン
俺の部屋の扉をノックする音が聞こえた。
きっとカイトだ。
「マスター。カイトです」
「うん、どうぞー」
「……珍しいですね」
「ん?なにが?」
「曲作ってるなんて。」
「それ、どういう意味?」
「そのままの意味。」
「俺の事、舐めてるな?」
「はっ、当たり前でしょ。」
「じゃあ、じゃあ俺も言いますけど!!?やってる時ぴーぴー泣きながら喘いで「ますたー♡ますたー♡好きですっ」って言ってたの今でも覚えてるからな!!?」
「普段は暴言吐きまくりなのにびっくりー」
「うぅぅぅぅぅぅぅ……、!!///」
「ほらな、俺の方が強いんだ!」
「ま、そこが可愛いんだけど!」
そう言いながら俺はカイトをベッドに押し倒した。
「っ……///」
「ね、カイト。カイトって胸すっげぇ敏感だけど胸でイったことはないよな?」
「ちょっ、マジで言ってる…?」
「今日はたっぷり時間あるし、胸だけでイってみよー!」
「そんな無茶なッ!!」
「大丈夫、大丈夫♡カイトならいける、いける♡」
「っふぁッ!!??///あ゙ッ!ん゙ッ!、ひっ、!あ゙♡」
「ッ、くそっ、♡くそくそくそっ、!しねっ、しねしねしねしねッ、!///ゔぅ゙ッ♡」
「今日も口がご立派なようで笑」
「ん゙ッ〜!はっ、♡あッ、んぅ…、!///」
「カイト、気持ちい?」
「ッ、るせっ、♡だま、れぇッ、!♡」
「っ、ん、♡ふー、っあ、!」
カイトは息を吹いた後に大体イく。
ということは、もうすぐイくな。
「ッ、あ゙ッ、!!ゔッ、いっ、♡いっちゃッ///」
「えー、カイトマジで胸でイくのー?♡いいよ♡」
「ッあ゙ぁ゙ッ〜〜〜〜♡」
カイトは身体を大きく反らして盛大にイった。
「はっ、はっ、はっー、あ」
「やっば、カイトエロいね。」
「だま、れ……」
カイトの口を塞ぐようにキスをした。
「っ、ん、ふぅ、んぅ……」
カイトは口を薄く開け、俺の舌を誘った。
多分、息苦しかっただけだろうな 泣
「ッん、ぅ、ふっ、♡」
「カイト、じゃ解すよ」
「っ、や、あ……」
あれ、なんか湿ってる気がする。
おかしい、おかしいぞ。いつもは20分は解してるぞ!
…20分は言いすぎたかもしれないけど。
まさか……浮気ッ!!??
いやいや、そんなはずは……
あー、でも……
VOCALOIDはマスターの好みで身長や性格がカスタマイズ出来る。
まあ、俺の性癖は不良みたいな感じ、でも身長が低くて…ってなわけだけど。
俺の偏見でしかないが、
不良=問題児=浮気
になるんだよ。
不良が嫌いって訳ではないし、人様に迷惑かけない分には全然良いと思うんだよ。
でも、世間の偏見だと不良ってこんな感じじゃない?
まって、今更すっごく不安になってきた。
どうしよう、助けて。
汗だくなんだけど……
「…っ、マスター?何してるんですか。」
「……っ、かいとぉ……」
「ちょ、!?な、なんで、泣いてッ、」
「だって、だってぇ……泣」
「……はぁ……」
「この……」
「え?」
「この馬鹿阿呆間抜けマスター!!」
「えぇ!?」
「なんで、俺が浮気なんかすんだよ!!」
「え、…でもぉ…」
「でもじゃないから!」
「その…VOCALOIDっていうのは、!っ、マスターが好きになるようにプログラムされてんの!///」
「そ、そうなんだ……」
それは初耳だけど……すぅ、ちょっと待って。
じゃあ、カイトは別に俺のこと好きじゃないけどそういうプログラムがされてるからしょうがなく……ってコト!!?
「…今マスター、プログラムされてるからマスターとやってるとか思ったでしょ。」
「え、!?な、なんで……」
「何年一緒だと思ってるんですか!!そういうプログラムがされてるのは確かですけど…」
「俺はそれ以上にマスターの事好きですし、プログラムなんかの愛と一緒にしないで欲しいです!///」
「……」
「な、なんか言ってくださいよ……///」
「っ、……かいとぉぉぉぉぉぉ!!!」
「うわっ、ちょっ、引っ付くなぁっ!」
「セックスで引っ付いてるから一緒だよっ」
「ごめんねぇ!浮気なんか疑って、!そうだよな、カイトが浮気なんかしないよな、!」
「分かったならいいです。じゃ、早速挿れ…」
「ちょっと待って。」
「っ、はい、?」
「では、カイトに問おう。」
「何故解れている。」
「っ、それは……///」
「い、言えないってことは浮気なんだ!うわぁぁぁ泣」
「っうぅぅぅ、!わかった、言うから!ご近所迷惑です、!」
「その、…最近してなかったから、///自慰して、て…//////」
俺の口角が天井を突き刺した感覚がした。
「な、なに、ニヤニヤしてるんですか、……」
「いやぁ?別にぃ?」
「も、もうっ、分かったんですから、早く挿れてっ、!」
あ、そこは恥ずかしくないんだ。
なぁんでそこだけ正直なんだかねぇ。
ま、
「そこが可愛いんだけどッ!」
「っあぁああぁああッ!!?///あ、んぁっ!んんッ!♡く”ぁ”ッ♡」
「まずだーッ、!ま゙すたッ、♡」
「っお、!?♡あっ、あぅッ!?ぐっ、つぅ、!♡あぁッ!!?」
「カイト前立腺好きだったよな♡」
「カイト、まだまだいけるでしょ、!」
俺はもっと奥を突いた。
「っがぁッ!?///くそッ、!しねッ、!しんじゃッ、!むりぃッ、!♡」
「っあ!?はーっ、ふっ、ふー、んぅっ、!♡」
「カイト、そろそろイきそ?♡俺も♡」
「一緒にイこ?」
「っあぁぁぁぁぁぁ、!?〜〜〜〜〜〜〜♡」
「ね、カイト、明日どこ行く?」
「明日の腰次第。」
「腰……?」
「さっきの繰り返すなっ!!」
「……カイト。」
「…なに?」
「好きだよ。世界一好き。愛してる。」
「っ、!///」
「カイトは?」
「っ、」
「ボクも好きですよっ、///」
「好き。だけ?」
「っう、///」
「あ、愛してますっ、!これでいいですか、!///」
「うん、満足♪」
END
最後まで閲覧いただきありがとうございます
連載するかどうかは分かりません。
ほんとに気分であげてるので投稿するにしてもかなり後になるかなーと思います。笑
軽めにキャラ紹介⤵
〜マスター〜
名 西園寺 朝日 (さいおんじ あさひ)
生年月日 2001年 8月17日
身長 178cm
普通のサラリーマン
陽キャ、間違いなく陽キャ。
オタクに優しいタイプ。の陽キャ。
〜KAITO〜
朝日のKAITO
朝日の性癖で身長は低めに設定されている。
(162cmぐらい)
KAITOは低めの身長に納得していない。
不良気質。
普段は「ボク」一人称だが焦ったり本気になったりすると「俺」になる。
ざくっとこんな感じですかね。
上記ではマスターの性癖と記していますが西園寺くんもKAITOも私の性癖です。
ヤンキー受けは美味しい。
では、またこの場で会える日まで〜
𝓯𝓲𝓷
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