メイン:書記長
※可哀想な描写等ございます
※バリバリのタヒネタ有
※完全に病み系
※流血、嘔吐表現注意
※実在する団体・個人、出来事等との関係は一切ございません
なんでも行ける方向け
念のワンクの後本編↓
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「 … 」
ジャラ……と鎖の音がこの場所に鳴り響く
飯や殴られること以外誰も来る筈ないこの場所でずーっと独りでボーっとし続ける
俺を助けてくれる人なんて何処にも居ない、だって
自分の手で殺してしまったから。
✕年前
「 …tn、氏…? 」
「 … 」
総統室、
そこでずっと座り続けていた昔からの友であり我らが総統
そして彼奴の目の前にいる俺の手には愛用し続けてきた金剛石で出来ている綺麗な水色の剣
単刀直入に言わせてもらう、
俺はこの国を裏切った。
前日、俺等はI国と戦争をしていた。
誰もが勝つと予想していたであろうこの戦争で、俺は裏切った。
I国に引き抜かれて、自分は……此処から先は言わなくても分かるだろう
逃さない、と俺の周りを囲むように武器を向けるかつての仲間たち
一人ひとりの顔を見渡していると、怒りという感情が宿ったこちらを睨むように見つめる目、なんでだと言わんばかりの困惑した表情、裏切り者を殺さなきゃいけないのを嫌がるような涙を堪える目
「 目の前には殺さなきゃいけない相手が居るっていうのに全員嫌な顔してて笑えるわ、w 」
煽るように嘲笑う俺
本当はこんなことはしたくない、のは嘘なのか真なのかさっぱり分からなくなってきた
でも、かつての仲間達の悲しげな表情を見ていると自分の勇気が全て無駄になるような感じがした。だからこう言って自分に怒りと殺意を向けるようにした。
それで、彼らに後悔がないように、自分が後悔しないように。
彼らには生きて欲しかった、まだ自分も彼らと楽しく馬鹿騒ぎしたかった。でもそんな希望なんて何処にもなかった
銃声が鳴り響いた。
そこからは何も覚えていない
気がついた時点で、脳は理解してしまった
俺はこの手で全員殺してしまっていたことを。
自分の身体は傷だらけで、でもその傷が目立たないぐらい仲間の返り血がついてた
自分の周りには、
深緑色
白
水色
青色
深紫色
黄色
桃色
黄緑色
薄水色
茶色
藤紫色
橙色
青緑色
そして目の前には黒色が。
「 ……ごめんなさい、ごめッ、なさい…ッ 」
謝罪しても返事は帰ってこない
皆、ぐったりと自分の近くで横になって眠っている
自分は手も汚れて、身体もボロボロでただ膝をついて座り、虚空を見つめていた
ころした、じぶんが
たいせつな、まもりたいものを
「 ゲボッ、オェ…ッ、はッ……ヴ、ッ…ゲホッ…ハァ……ハァッ…オ゙ェ゙…ヒュッ、 」
そう考えるだけで胃の中から何かが逆流して、嘔吐してしまった
昨日から何も食べていないからか、胃酸しか出てこない
呼吸もしづらくて、苦しい
自業自得なのに、いざこうやって大事なものが失くなると…と考えたら生きていることが苦しくなる
何も辛いことはないのに、呼吸がしづらくなっているせいか涙が自然と出てくる
綺麗でもなくて、汚くもない自分の涙
自分には悲しむ権利すらないのに止まることもない
そして、
そのまま意識が遠のく
目を覚ましたらジャラ…と音がなった
「 ……ぁ゛、、? 」
あの時意識がなくなってからずっと寝ていたのか分からないが、喉が乾いていた
医務室の見慣れた白い天井でもない、灰色で真っ暗な空間
壁についている鉄格子で出来た窓らしきものが寝転んでいるままの自分の視界に少し映る
そこから微かに太陽の光が漏れていた
そこから思い出した
自分は、大罪を犯してしまったと。
元々は、皆に殺されるよう俺だけが犠牲になることを計画していた
そしたら皆は生きていける、戦力も少ししか欠けるだけでまだ彼らの好きなことをやり続けることが出来る
…自分も生きたいって思ったけど、国のためなら、彼らのためなら捨てることも出来る
でも、そんなの無駄だって最初から分かってた
分かってたけど、分かってたけど頑張って考え続けた
考え続けて考え続けて、あの日がやってきた
現在の我々国はI国の属国みたいな感じになったらしく、幹部が居ない中生き残った兵士達と忙しかった時によく手伝ってくれていた軍曹が、代わり?を見つけるまであの国をなんとか動かしている状況らしい
俺は、あの後I国の兵士に見つかって治療が終わった後、牢屋へぶち込まれた
…元々我々国は滅ぼすつもりだったらしい、俺は所謂操り人形みたいな立場やった。
そんな愚かな自分が、この手で皆を殺してしまった。
自分が計画していたことが無理ならば、全員死んだほうがマシかもしれないって思った自分は愚かだった
なんで、生きてしまったのだろうか
自分が生きてしまったことを後悔し続けた
何度も自決しようと試みた、何度も何度もこんな人生を生きたいと思わなかった
でも全部失敗で終わって、諦めた
無理やり生かされて、ストレス発散用で殴られ続けて、毒を無理やり飲まされたりと実験台にもなって
興味もないただの道具なら捨てて欲しかった、もう要らないっていうことならば
今頃彼奴等は俺のことを恨んでいるのだろうか、何故か分かんない全部
─────そんな生活が始まって18年経った
今日もただ虚空を見つめる
唯一この牢屋に置かれている真っ白なベッドの上で、灰色の汚れた天井を眺めながら一日を過ごす
食欲なんてない、でも無理やり食べさせてくるからもういい
いつか地獄に堕ちないかなと考えながらずーっと楽しく過ごしてきたあの日々の光景を夢見る
そんな時、
ガチャって扉が開いて、そこから人が入ってきて
俺を拘束し続ける枷を外す。ジャラって鎖同士がぶつかる音がする
「 おい、出ろ 」
聞き慣れた声がここの牢屋中に響き渡る
聞いたことあるような声で、多分生き残った自国の兵士かなって考えた
それなら殴られても問題ないし、実験台にする理由もあるだろう
「 … 」
声を自由に出す方法も忘れた、頷くこともせずただ言われた通り動く
18年の間こうやって呼ばれたことも無かったのにと不思議に思った
兵士らしき人物の後ろをずーっとついていって気がついたら外に出ていた
久しぶりに太陽を見た、眩しすぎて目が痛い
外は案外牢屋の中より寒くて風邪をひくかもしれなかった、まぁ今の自分に関係はないが
そんなことより、なぜ今更自分を外に出すのか分からなかった
こんな大罪を犯した愚か者を釈放してもこの国が損するだけだと思った、どうせまた裏切る可能性もあるだろうから
…自分はもう裏切りとか興味はないが
「 遅くなってすまなかった 」
聞き覚えのある声、でもよく思い出せない
だって今までまともに頭を動かそうとする気がなかったから、全部どうでも良かった
…でも、何か思い出さなきゃいけない気がした
自分の目の前に立っている男の顔が気になる、でも頭をあげることが出来ず足元を見るしか無かった
心のどっかの自分が、何か知らない希望を抱くなって言っている気がして
「 …顔を上げてくれないか、? 」
「 … 」
顔を上げてくれ、そう言われたけど俺は首を横に振った
誰にも合わす顔なんてない、自分の顔なんて見るだけで反吐が出るだろうから
そう一人で思っていたら急に顔を無理やりその男の方へ向けられた
「 ……ぇ、?なん、で… 」
今まで声を出さなかった、出す方法なんて分からなかったけど自然と出た
喉は乾いて喋りづらいけども
でも、目の前にいる人物に俺は吃驚した
…周りの方に目を向けても見覚えのある顔ばっかりで、なん、で……
「 ただいま、今まで辛い中頑張ったな 」
「 tn氏 」
目の前の青年とその周りにいる青年達の姿を見て、何故か自然と涙が出た
ごめんなさい。そして
ありがとう、
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どうも、主です。
無計画でノリと勢いで書いてました
解説すると、
宣戦布告する前、一ヶ月前ぐらいですね。そのぐらいから書記長さん宛の手紙でI国の総統が「裏切らなければその国に核を発射する」みたいな脅しをされていました。
でも大人しく従うのもムカつくので裏切ったという感じにしてどうにか他の皆を逃がす方法はないかと考えていました。
ですがいくら作戦を考えても全部バレてしまうのではないかということが多く、実行が出来ずそのまま宣戦布告してしまいました。
そんな時、そろそろ56せと言われ、仲間を56したくないのに核を発射されると国民にまで被害が出ると思い、仕方なく全員でタヒのうと考えていました。
ですがタヒぬことは出来ませんでしたという。ね、悲しい(?)
ちなみに他の仲間を56したのは書記長さんですが、総統だけは自分の銃を自身のこめかみに当て、そのまま自決…という。
書記長さんは自分のことを仲間に56して欲しかったのですがやはり裏切り者でも長く共に過ごしてきた仲間だったのか、全員56すのに躊躇がありました。とあるチワワさんと天の声さんは問答無用でしたが(遠い目)
その後我々国は属国みたいな感じになって、軍曹さんと生き残っていた兵士達でなんとか保ててました。
書記長さんは意識がないまま、分かりやすく言うと暴走状態みたいな感じですかね?
それでI国の兵士が敵国の医務室まで連れて行って治療したものの、一度そこで目を覚ましているんですが、I国諸共道連れにしてやろうと考えたのか、大暴れして結局反逆罪として牢屋へ…
意味分からん設定みたいな感じになってますがすんません()
そんでそのままサンドバッグ代わりになったり奴隷のようにこき使われてましたね
ちなみに最後に出ていた人物は総統さんと他の仲間達(外交官さんとか復讐鬼さんや(ry))ですね。
いやタヒんでないの?!と思うと思いますがちゃんとタヒんでます。
彼らは転生して生まれ変わったーみたいな感じで、全員前世の記憶もあります。
ちなむと全員集まったのが10歳の時で、その時に全員記憶が戻ったーみたいな感じです。
まぁ前世の記憶もあるので16ぐらいで我々国にいる軍曹とかと会って話してー?みたいな感じで転生したと理解してもらったのか18歳で総統とか幹部になってます。実質化け物ですね(遠い目)
それで書記長さんが何故裏切ったのかーとか調べていたら色々情報とか入手して、まだ生きているんだと知ってI国へ潜入してました。それで助け出したーみたいな感じです。
後日談はありません、どうなったのかは皆さん次第です。
まじでぐっだぐだすぎてどっかで書き直します。
ほんまに自分でもどうなってるのかわかんないっす(?)
とりまここまで4600文字超えてるんで終わりますわ。
最後まで見て頂きありがとうございます、また次回お会いしましょう